今回、バイクが急にスローダウンするトラブルで思い出した。
高校生のとき、地元の県道をバイクで走っていた。
ゆるやかな上り坂（ってほどではないが）を走行中、エンジンの吹けが悪くなった。
ガス欠でもないし、坂を上り切ったらまた元に戻ったので、それ以上は気にしなかった。
翌日、学校で友人から「お前、昨日○○のあたり走ってただろ？」と言われた。
彼は親の運転するクルマで反対車線を走っていて、私とすれ違ったようだ。
「うしろに女の人と子供乗せてたけど、あれ誰だ？」と聞かれびっくり。
ちょうどエンジンが急に吹けなくなったあたりで、小さい子供と母親らしき女性がノーヘルで、私の腰にしがみついていたらしい。
その近所に住んでいる友人いわく、「去年あの場所で、近所の自転車の母子が、ダンプに轢かれて亡くなった」とのこと。
「スーパーまで買い物に行く途中だった」そうで、そういえば坂道を上り切ったところにスーパーがあった。
夜、高校生が自転車をこいでいると、不意に重くなることがあって、地元で供養もしたらしい。
帰省してそこを通るたび、必ずミラーで後ろを確認してしまう（って乗っていたら驚くけど）。
