R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ショーファードリブン

渋滞のない連休明けに帰省する予定だったが、仕事が入ってしまったので2,3,4日と帰省。
2日日曜、朝6時前に首都高に乗ったが、ラジオの交通情報はすでに関越で、10キロほど渋滞が発生していると、アナウンスしている。
料金所を過ぎたあたりから東松山まで、40キロ以上の大渋滞。
このときばかりは普段自分がやっているバイクのすり抜けを、羨ましいより憎たらしく思えた。
 
バイクに乗るドライバーなら、猛スピードですり抜けてくるバイクに注意をするが、バイクに縁のないサンデードライバーには、近づくバイクのスピードがわからず、急に車線変更したり運転手交代のためドアを開けて、バイクとぶつかりそうになるのを何度か見かけた。
 
パリダカでは地元の子供たちが、「度胸だめし」でクルマの直前を横切って、毎回はねられている。
彼らが知っているドアもないボロボロのクルマと、レーシングカーのスピードの違いがわからないからと、地元のドクターに教わった。
たまの休日しかクルマに乗らない人には、猛スピードで近づくバイクの到達距離がわかっていない。
 
私も高速道路のすり抜けは、見ず知らずの元気のいいヤツを「切り込み隊長」にさせて、そのあとを走るようにしている。
中央車線寄りに走るクルマを、アクセルあおって威嚇するバイクをよく見かけるが、ドアミラー越しにこちらに気が付くようさりげなくアピールし、道をあけてくれたら片手をあげてあいさつする。
 
ヨーロッパなどでは当たり前の光景だが、バイクに手を挙げられるとなにか嬉しい。
こんなちょっとしたことの積み重ねが、クルマとバイク、お互い気持よく走れるようになるのではと思う。
 
子供がいるとバギーやらベビーバスなどなど荷物が増えるわ、出がけに泣き出してオムツを替えたりおっぱいをあげたりで、30分は余計にかかる。
さいわい娘はクルマに乗るとすぐ寝てくれるので助かるが、それでも安眠を妨げないよう、おかかえ運転手の気持ちでハンドルを握っている。
昔に比べて格段に安全運転だが、渋滞中、眠っている娘と妻をバックミラー越しに見るたび、穏やかな気持ちにさせてもらっていた。