R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

F宅さん

先日の林道ツーリングに向かう途中の三芳SAで、KTM埼玉シティのお客さんに会った話しを、
社長のF宅さんにメールしたら、ペアのコーヒーカップを贈ってくれた。

来年子供が生まれる私に
「今のうちに夫婦でゆっくりティータイムでも」という気配りらしい。

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ミニチュアが埋まっている砂はファラオの砂丘で埋まったとき、ポケットに詰め込んできたもの。

F宅さんとは2002年参加した、ラリーレイドモンゴルのあとで知り合った。

モンゴルに出たマシンの引き取りで横浜港へ行った帰り、当時住んでいた自宅近くでKTMのオレンジの看板を発見。
その日がKTMリベルタのオープン日で、彼は店長だった。


「こんなところにKTMのショップが」

モンゴルのマシンが640ADVだったので、なにげなく立ち寄ったら、
初対面にも関わらずなぜかF宅さんと意気投合。モンゴルの話題で盛り上がった。

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CPにて

モンゴルで前転し、ハンドルとトップブリッジが曲がっていたので修理を頼んだら、
まだKTMジャパンが出来たばかりで体制が整っておらず、パーツも欠品で入荷は未定とのこと。

すぐ乗る予定もないのでそのまま預けたが、当時埼玉の蓮田から片道50キロの、長距離通勤をしていた彼から、通勤用に譲ってほしいと言われそのまま譲ることに。

曲がっていても走れないことはないので(私もモンゴルでこのまま2000キロくらい走っていた)、しばらく通勤に使っていたようだけど、彼が埼玉にお店を出すことになり、いつの間にか640のことは忘れていた。

数年後、モンド市川君のところに顔を出すと、見覚えのある640が停まってる。
見るとバイク仲間のT君で、誰かからこの640を買ったそう。

F宅さんが誰かに売ったのを、巡り巡ってT君が買ったようで、
「世界は狭いなぁ」と実感した。

04年のファラオラリーに出るマシンで悩んでいた私に、
「俺のバイク(625SXC)乗ってみたら?」
と勧めてくれたK山君も、今ではKTM埼玉のメカニックでF宅さんの頼れる相棒。

06年のファラオに行ったF宅さんは、初日のハイスピードダートで思い切りクラッシュ....。
鎖骨(だったかな?)を折って、いきなり病院送りのリタイア。

彼はコマ図もGPSも日本で一度もやったことがなく、ファラオがぶっつけ本番。

周囲の心配をよそに
「大丈夫♪、走ったらいやでも覚えるから」
って、案の定ちゃんと地図見ていなくて、道がクロスして砂を盛り上げたところで大ジャンプ...。
時速も百数十キロ出ていたとか。

落ちたところがフカフカの砂地だったので助かったけど、普通なら死んでる.....。

みんな初日は様子見でペースを抑えて走るのを勘違いして、
「何十台もぶち抜いて最高だった」って(アホですな)

ラリーが終わるまでホテルで、ドクター付き&飲み放題食べ放題のVIP待遇。

帰国の時もファーストクラスで成田から自宅まで救急車で送迎付き....。

当然、費用はすべてラリーの保険で賄われたそう。
ある意味、一番いい思いをしたのかも

去年リベンジするも3日目の砂丘で、後続車に追突されてまたクラッシュ....。

アバラを折ってあえなくリタイア。返り討ちとなった。

でも前回はキャンプまで辿り着かなかったのが、3日もビバークできたから今回の目標は達成ですって、

http://tanayama.exblog.jp/7567209/
「つらそうに笑うひと」がF宅さん♪
この痛み、やった人しかわからないね

懲りないオヤジは数年後、3度目のリベンジに向かうそう。
この憎めないキャラがみんなから愛される理由なんだろうな。
プレゼント、ありがとうございます