R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

アンチヘブリンガン

イメージ 1

水道橋近くで知人のOさん一家がやっている西洋居酒屋「アンチヘブリンガン」に、久しぶりに家人と行った。
オーナーは銀座の超有名テーラーで営業をしていたが、趣味の料理は玄人はだし。
出張で海外へ行っては現地の美味しいものを食べて、帰国して同じものを作っては、家族に食べさせていたそうで、家族から「お父さんの作る美味しい料理を、私たちだけで食べるのはもったいない」と言われ、数年前に脱サラしてお店を始めてしまった。
イメージ 2


お店の内装も自分たちの手作り。無国籍な内装はかなりいい味を出している。

ヨーロッパ方面の料理がメインで、なかでもスペインやポルトガルなどの「南系」のメニューが多く、今日の「鶏レバーとパンのソテー」は絶品。

ワイン大好きな彼らが選んだ手ごろな価格のワインも良心的。
イメージ 3


独立した理由がもうひとつ。
彼は熱狂的な「FC東京サポーター」で、お店を土日休みにして週末は試合を追っかけて全国を旅している。

以前の職場は土日も仕事のことが多く、洋服が大好きな彼にこの仕事は天職だったが、サッカーの応援に行けないことが唯一の悩み。

店名の「アンチヘブリンガン」は彼が敬愛してやまない、小津安二郎監督の「東京物語」に出てくる、架空の薬の名前とか。

イメージ 4


開店してもう数年。駅からも繁華街からもちょっと離れたところだけど、彼と奥さんの気さくな人柄と、手作りだけど落ち着ける雰囲気のお店で、なかなか繁盛しているようだ。