水道橋近くで知人のOさん一家がやっている西洋居酒屋「アンチヘブリンガン」に、久しぶりに家人と行った。
オーナーは銀座の超有名テーラーで営業をしていたが、趣味の料理は玄人はだし。
出張で海外へ行っては現地の美味しいものを食べて、帰国して同じものを作っては、家族に食べさせていたそうで、家族から「お父さんの作る美味しい料理を、私たちだけで食べるのはもったいない」と言われ、数年前に脱サラしてお店を始めてしまった。
お店の内装も自分たちの手作り。無国籍な内装はかなりいい味を出している。
ヨーロッパ方面の料理がメインで、なかでもスペインやポルトガルなどの「南系」のメニューが多く、今日の「鶏レバーとパンのソテー」は絶品。
ワイン大好きな彼らが選んだ手ごろな価格のワインも良心的。
独立した理由がもうひとつ。
彼は熱狂的な「FC東京サポーター」で、お店を土日休みにして週末は試合を追っかけて全国を旅している。
彼は熱狂的な「FC東京サポーター」で、お店を土日休みにして週末は試合を追っかけて全国を旅している。
以前の職場は土日も仕事のことが多く、洋服が大好きな彼にこの仕事は天職だったが、サッカーの応援に行けないことが唯一の悩み。
開店してもう数年。駅からも繁華街からもちょっと離れたところだけど、彼と奥さんの気さくな人柄と、手作りだけど落ち着ける雰囲気のお店で、なかなか繁盛しているようだ。