R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

遅咲きの春

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バイクが売れないらしい。
ピーク時は年間300万台超だったのが、今年上半期で20万台、このペースだと年末で40万台、冬は売れないから実際はもっと少ないんだろう。
SR400やV-MAXも生産中止とか。

不況や駐輪場の不足、若者のバイク離れなど原因はいろいろあるだろうが、昔は「16でバイク→18でクルマ」が普通だったような。
高校に駐輪場もあったし(さすがに駐車場はないのでみんな学校の近所に借りてた)、颯爽とバイクに乗る先輩に憧れて、一所懸命バイトしてオンボロバイクを買う。それが少年が大人になるための「儀式」だった(かな)。
その後「3無い運動」で業界にとって一番のお得意様である高校生に免許を取らせなかったくせに、いまさら売れないからと、「若者よ、バイクに乗ろう」なんて普及活動をしても、4輪免許さえ取らなくなった今の若者には、興味もお金もないだろう。

それでも中高年ライダーは順調に増えているようだ。
高速のSAはおじさんライダーの溜まり場だし、レースもオーバー40が一番熱い。
40、50過ぎての遅咲きライダーもかなり増えている。
これは日本に限らず海外でも高齢化でおじさんライダーが花ざかり。
まぁ彼らは全員「老け顔」なので、実年齢は意外に若いかもしれないけど....。
(写真はスウェーデンのメタボ3兄弟、大酒呑みのうえに甘いものが大好き。
 どう見ても私より年上のはずなんだが....)

知人の松本充冶さんも、そんな遅咲きライダー向けにBOGT(ビッグオフガイドツーリング)を主宰している http://www.matsumotomichiharu.com/
毎回20台以上のビッグオフが集まるけれど、平均年齢も40代(たぶん)。
国際A級ヨシトモさんのライディングスクールもあって、みんな少年のように目をキラキラさせて
真剣に聞いている。
「バイクに乗って汗をかくのがこんなに気持ちいいなんて!」
数あるバイクの中でオフロードを選んだアナタ、正解です。