ジャッキー

ファラオのオフィシャルサイトを見たら昨日の昼に公道上で起きたサポートカーの事故で、CP５以降のレースがキャンセルになった模様。
http://www.jvd.it/2009/index.php?lang=uk
単独か相手がいるのかわからないけど、ラリーのメディカルが総出で治療に当たっているので、重大事故らしい。
選手たちは全員、国道を移動したようだけど、イリトラックを見ると最終ゴールのカイロ（ギザ）に向かってビクトリーランが始まっていた。
数時間後には1位のシリルがピラミッド前のゴールに着いているのでは？（たぶん）

※１０月１０日PM６時３０分追加情報
サポートカーの事故は１人死亡、二人はヘリでカイロの病院へ運ばれた模様。
２輪はシリルデプレがゴール、優勝。

これは砂漠ではなく国道。砂漠の近くはバスでも埋まる。

日本チームのサポートカーも「洗たく板」のようにデコボコな国道でパンク....。

ファラオの顔といえばこの人、ジャッキー・イクス

元F1ドライバーでルマンは6回優勝と、「ルマンの帝王」の別名も。
ポルシェがこれだけ有名になったのも,ジャッキーのおかげといっても過言でない。
その証拠に毎年911カレラとカイエンが,彼にプレゼントされるそうで、
ファラオで彼が乗るオフィシャルカーは毎年新車の「カイエン」。
「去年のは？」って聞いたら、「奥さんが乗ってる」って。

私も１２年間９１１に乗っていたので、ジャッキーは「神様」
ファラオで初めて会ったときは本当に感激した。

はるか極東から参加する日本チームを、いつも温かく見守っていてくれて、いつでも会うと「大丈夫か」と近寄って、声をかけてくれる。
御年６４歳にしてラリー中はいつも、「ノリ」のきいたシャツとパンツにコロンの香りを漂わせて、優しい笑みを絶やさない、ダンディでジェントルなオヤジ。

パリダカにはポルシェで出ていたけど、さすがにカイエンでダートは無理とのことで、普段はディフェンダーを運転していた。
最終日カイロに向かう国道で、こちらが１３０ｋｍ/ｈで走ってる横を、ジャッキーのカイエンに「一瞬で」ブチ抜かれたときは本当にシビレた。