R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

いわきツーリング

今年もまた「いわきツーリング」開催のお知らせを、主催スタッフのOさんからいただいた。
 
 
今年で何度目の開催になるのか。
初めて参加したのはオフを始めたばかりで、DR250Rだったから1995年頃かな。
コマ図の見方も分からない私は山のなかで迷子になって、主催者の皆さんに多大なご迷惑をかけた.......。
 
それからはS師匠ら津田山ブラザーズと、XRやアフリカツインで自走して、以来毎年恒例のいわき通いが始まった。
 
TービュランスIさんや I町君らパリダカライダーも常連で、いわゆる「闇ラリー」だけど海外ラリーの登竜門として、人気のイベントだった。
途中リタイアしたTビュランスIさんの名言、「パリダカは完走できてもいわきは難しい」は、今も語り草になっている(ってただの整備不良だけど.....)
 
スポンサーの協賛は一切なく、地元の「大和モーター商会」S社長さんら、オフロード好きな「チーム大和」のメンバーによる、アットホームな100%手作りイベント。
社長さんやチーム員の高齢化で、開催が危ぶまれたときもあったけど、参加者がスタッフより少ないときも、「出たい人がいるならやろう」と続けてきた。
 
春に大和モーターへ表敬訪問したときのブログ
 
ほとんどのルートは走りつくしたと思っても、地元スタッフが毎年新たなルートを開拓して、参加者を飽きさせない。
山のなかにV字の深い溝があって、GSのシリンダーがはまるとタイヤが地に着かず「亀の子状態」になる、「いわき名物 GS殺しの谷」......
 
雨が降ると誰もが立ち往生するヒルクライムで、カラダから湯気を出しながらバイクを押すライダーたちを見て、あまりの荘厳な風景に思わず手を合わせたくなる.....。
 
マップに「おとこみち」「おんなみち」を選ぶルートがあり、「おとこみち」を選ぶと林道からヤブに入る、かなりきついルートが待ち受けている。
反対にエスケープルートの「おんなみち」を選ぶと、平坦な林道だが「おとこみち」の終点と合流したところで、マップに「負け犬!」と軽蔑の言葉が書かれている.....。

「パンチリエゾン」なんてのもあった。
通常リエゾンとは競技区間でなく、タイム計測しない移動区間のこと。
そのリエゾンにパンチって???
入ってみたら登れないヤブ漕ぎや、チュルチュル滑る急斜面のオンパレード。
「パンチの効いたリエゾン」という意味を、あとで知った.....

夜は山のなかの温泉旅館で大宴会。ツマミはスタッフが撮影したビデオの「迷場面・珍場面」。
誰が犠牲になるか、大爆笑の宴会は続く(私も2m下の渓流に落ちたところをバッチリ撮られた.....)。
 
とは言ってもアフリカツインも走れる「さわやかな?」コース。
 
今年はビッグオフビギナー用にエスケープルートもあるそうだし、「林道天国いわき」は走るだけで楽しいので、興味のある人はぜひ参加して欲しい。
 
本当に地元の有志による手作りイベントなので、他の豪華イベントのようなホスピタリティを求める人には向かないが、アットホームな雰囲気はきっとまた来たくなることだろう。
 
春には「山菜ツーリング」もあって、こちらは鍋や油にてんぷら粉、ガスコンロを背負ってバイクで山に入り、みんなで採った山菜をその場でてんぷらにして食べるという、なんともぜいたくなツーリング。
 
人もいいし海も山もいい。
私にとっていわきは第二の故郷。
 
大和のホームページのなつかしい写真を見ていたら、私も久しぶりに行きたくなったよん♪