「午後はいますか?」
1年ぶりにヤヒロさんからメールが。
彼が来るということは、もう「さいたまクリテリウム」の季節か。
地元の青年会議所が協賛しているので、親のあとを継いだ彼の会社も、毎年半ば強制的に寄付させられるらしい。
待っているとクルマのようなバイクのような、不思議な排気音が。
おもてに出てみると
ゴ、ゴ、ゴールドウィング!
最近買ったそうで最新型1800ccとか!
高速を150km/hで走りながら、ふつーにスピーカーからラジオが聞けるという。
むかしこのメーカーで「ちょこっと」働いていた30数年前、
皇宮警察に納める「ゴールドウィングサイドカー仕様」の、検品に立ち会ったことがある。
サイドカーには「右用」と「左用」があり、バックギアでバックするのを見て、驚いた。
当時でさえその大きさはまるで航空母艦。
長野の同級生のタナカ君が買ったときは、
「こんなの乗ったら人間ダメになる」
と思ったもの。
高速道路を走っていると、CHIPS(カリフォルニアハイウェイパトロール)もどきのゴールドウィングに乗る、おじいちゃんの集団に出くわすことがある。
「あれにのるときは人生最後の{あがりのバイク}だな」
なんて思っていたが、ヤヒロサンはまだ50代前半、
いまだに独身だが「あがり」というにはまだ早すぎる。
ハーレーは手放したのかと思ったら、
「まだ2台あります」
って。
ほかにロータスエリーゼもあるが、とにかく仕事が忙しいうえに人手不足で、むかしのようにエンデューロやラリーに出るヒマがまったくない。
なのでバイクやクルマを買って憂さ晴らしをしているらしいが、せっかく買っても乗るヒマがなく、ストレスはたまる一方とか。
そして今年も「さいクリ」のチケットをいただいた。
卓上カレンダーとか
ボールペン、
ピンバッジとか
法人サポーター枠なので、協賛金は1枚5万円×6=さ、さ、30万円!?
そんなカネがあるなら来年は、モンゴルやファラオで世話になった、「チームスガワラ」に寄付したら?
と言ったら、
「来年はそうします」
って💛
3年前、娘と行ったときは、VIP席なのに選手を誰も知らず、ふたりでラウンジに入り浸り、ひたすらバイキングを食べていた。
まだリンクの貼り付け方がよくわからない。
それからはこんなシロート父子が行くよりも、ツール好きなワダケンやDOA主催者の、ヤマハラさんに行ってもらっていた。
今回もふたりにメールすると
ワダケン
「多摩川の浸水被害で、先月建てたばかりの現場が水没して、日曜も仕事で行けない」
ヤマハラさん
「翌週は延期したDOAなので、さすがに行けません(涙マーク)」
しかたないので先月「ウラ富士」でご一緒した、自転車クラブのイシカワさんにメール。
とりあえず6人行ってくれることになり、ホッとした。
毎年おカネを払って見に行く人が何万人といるのに、なんてもったいない!
と思うが、こればかりは興味がないんだから仕方ない。
そしてヤヒロサンを見送り。
「乗っていいですよ」
と言われたが、都内はこわいので遠慮した。
「ツーリング行きましょう」
とも誘われたが、こんなの乗ってもし欲しくなっても、置く場所がない。
やっぱり最後に乗る「あがりのバイク」なんだろうが、車重が380kgと聞いて、
じじいになって乗っても、倒したら起こせない!
そう思うとなかなか手が出せない、「禁断のバイク」なんだろうナ。
とまたチャイムが鳴ったので、出てみると
デカい箱が
おー!
欠品だったレッドがやっと入荷
次回のキャンプはこれで決まり