土曜は年に一度の「いわき詣で」に、ササキさん&うめさんと行く予定だったが、予報は雨なので残念ながら中止(延期)に。
でも12月に入ると岩手のうめさんは、雪で出撃できないだろうなぁ。
自宅にいると上の部屋を借りているナギサちゃんが来て
「階段のところにハトがいる」
って。
雨のなか娘と見に行くと、ケガしているのかうずくまって動かない。
抱きかかえると手のひらに血が。
カラスか野良猫にやられたのか、つばさの下のおなかの羽が、むしり取られている。
意外に元気そう
子供のころ近所で伝書鳩を飼っている家があって、よく世話をさせてもらったが、ケガの対処法はわからない。
病院に連れて行こうとネットで調べて電話したが(便利な世の中だなぁ)、ドバトは外傷に強いので、ぐったりしていなければ様子を見て、「そっと」公園や森に返せばいいって(そんなもんなの?)
野鳥はおろか鳥にさわるのも初めての娘。
「かわいい~」
「飼いたい~」
って(いうと思った)
これもネットで調べたら、ドバトやカラスは害鳥で病気も持っているので、飼育はできないそう。
というか動物嫌いのママが、ぜったいOKするはずない。
と、外出していたママが帰宅。
「すぐに捨ててきなさい!」
って怒るかと思ったら、しげしげとケガの具合観察している(さすが病院関係者)
「うちでは飼えないけど元気になるまで置いてもいいよ」
って、予想外の返事が。
そういえば娘が小学校でもらってきた、メダカのたまご。
娘がお世話したのは最初の一日だけで、けっきょく最後まで面倒見たのはママだった。
そのあとも母娘が入れかわり立ちかわり、水をあげたりパンをあげたり様子を見ていた。
そして翌日曜日。
雨もあがったし、ハトも元気で箱から出たがっているので、放すことに。
となりの公園でふたを開けて、待つこと数分、
まだおぼつかないながらも近くの「へい」に飛び移った。
足もケガしていたのか「びっこ」を引いていて、へいの上を移動するだけで、なかなか飛び立とうとしない。
「もうすこし保護したほうがよかったかな?」
そんな思いが頭をかすめる。
カラスや野良猫に見つかっては大変なので、せめて自分の巣まで飛んでほしいが、よその家のへいの一番奥まで行ってしまったので、もうどうにもならない。
「さあもう帰ろう」
と娘をうながして家に戻った。
「ハルカ」と名前も付けていたらしい(なぜハルカ?)
都会の子供はマンション住まいだったり、親が共働きでペットを飼えない家が多く、娘のクラスでも犬や猫を飼っているのは数人しかいないので、犬や猫の「さわり方」も知らない子がほとんど。
たぶん野生のハトにさわった子もいないと思うので、今日の午後、娘が学校から帰るまで家で保護して、娘の同級生たちにも見せてあげながら、放してやればよかったかもしれない。
とりあえずハルカの無事を祈りたい。
そして雨もあがったので、いつもの腹サイクルへオイル交換に向かう。
7月にHPを購入して3800km
初回のオイル交換が800kmだったので、4か月で3000km走った計算。
ほんとうは昨日いわきまでツーリングしてから交換する予定だったが、ほとんど仕事のアシとして、渋滞する都内を走り回っているので、オイルの汚れもひどいはず。
ここに来ると修理や点検に来ているHPをたくさん見かけるし、売れているはずなのに、いまだ出先で会ったことがない。
ワタナベ店長も
「北海道ツーリングでうちの店のお客さん同士が、キャンプ場で偶然会ったなんて話も聞きますが、街中ではほんと見かけませんね」
って。
そしてお土産にTシャツをいただく
バイク雑誌「rider」のミカミ編集長のデザインらしい
「TH」ってハラさんの「タケシ・ハラ」の略?
ポリエステル素材なので、自転車でお山に行くとき着させていただきますm(__)m
帰りはマックスフリッツで、冬用のグローブを買って帰ろう
シャチョーのサトーさんも健在
ってこの人は昔からほんとうに休まない。
会社自体は日曜休みだけど、ここはお店も兼ねているので、裾上げなどの急なお直しに対応するためか、いつもいてくれる頼もしい存在。
「去年かおととし買った」と思い込んでいた、マックス定番のガントレットグローブ
右が4年間ガシガシ使いこんだ旧型、左が今回購入したもの
どんなに寒くても雪が降らない限り、「仕事のアシ」としてほぼ毎日バイクに乗っている(なんだかんだ理由をつけても、やっぱりバイクが好き)
が、こういう長いグローブは白バイ隊員みたいで、正直敬遠していた。
ところが、一度手にしてみるとまさに「目からうろこ」
袖口から風が入らないし、とにかく暖かいので手放せなくなって、毎日愛用していた。
4年間(本人は2年間)ガシガシ使ってもまだまだ現役だが、いいかげんローテーションしないとボロボロになっちゃうなぁ、と思って購入した次第。
ウデの部分にはステッチがはいり(あっ前からなの?)、
甲の部分には濡れたシールドを拭うため、スウェードが貼られている(あ、これも前から?(^-^;)
なんといっても裏地のキルトがあたたかい。
「そういえばこのあいだ来たお客さん、sinaさんの知り合いじゃない?」
旧知の空冷GS乗りでDOAスタッフのムラカミさんが、先日マックスでダウンジャケットを購入したことを、フェイスブックに載せていた。
オフローダーだからか「長いグローブはしない」主義のムラカミさん(そうなの?)
そういえば私もそうだったかも。
試着したダウンパーカーの袖口のすき間が気になって、買うのを躊躇していたとか。
(短いグローブだと袖口から寒風が吹きこむので)
それを聞いたサトウさんがその場で、革の「タブ」を縫い付けて、袖口を絞れるようにしてくれたとか(スナップボタンもつけて左右で2000円工賃込み って安すぎ)。
こんなこと大型バイク用品店では、ぜーったいやってくれないはず。
「ん、喜んでもらえたのでよかったです」
って謙虚なサトウさん。
20年近くいた中目黒から葛飾区へ移転して、はや数か月。
イメージとしては中目黒のほうが、金持ちライダーが多そうだが、売り上げはむしろ上がったそう。
たまたまバイクで通りがかった人がUターンしてきて、そのまま買ってくれたりとか。
もう世のバイク乗りにマックスは有名だろうと思っていたけど、飛び込みで来るお客さんはみんな
「マックスフリッツって知らなかった」
とか驚きの真実。
今の人はバイク雑誌を買わないし、高速のSAで見かけるおじさんライダーは、メーカーのロゴが大きく入ったダサいジャンパーや、ハーレー乗りなら革ジャンが定番みたいな。
ラリースーツが「GS乗りの正装」と言われる世の中だが、20年前はメーカー関係者以外は、「はずかしくて」だれも着なかったのに。
マックスのお客さんもビーエムやハーレー乗りより、最近はトライアンフ乗りが多いとか。
キルトのパッチを多用したデザインや、ベルスタッフのようなベルト付きジャケットは、ブリティッシュ好みなのかもしれない。
こんな素敵なマックスをもっと宣伝したいが、悲しいかな私には拡散する力がない。
もう「バイク乗り」という概念は捨てて、アウトドアやキャンパー向けに、シフトしたほうがいいんじゃないかと、サトウさんに提案した。
ファミキャンをするようになり、「GOOUT」というアウトドアファッション誌のウェブをよく見ているが(本は買ったことがない)、
「ダナ●とBE●MSがコラボしたブーツ7万円」
とか、
「〇〇別注のダウンパーカ12万円」
なんて、ユニクロおじさんには考えられない価格の商品が、毎回紹介されているが、買う人がいるから売っているんだろう。
サトウさんに
「GOOUT編集部に知り合いはいないの?」
と聞くと
「いないし、広告代がもったいない」
って。
たしかにバイクやファッション雑誌に広告を載せるにも、単発でなく毎回載せないと、読者は覚えてくれないもの。
それにしても
「アメリカ米軍のミルスペックを満たすジャケット」
とか、
「氷点下30度でも快適なダウンパーカ」
とか、今年は暖冬と言われている日本のどこで、その高性能が必要なのか?
サトウさん曰く
「日本人はクルマもバイクも最高速300キロとか、好きですからね~」
って。
高速道路でさえ100km制限なのに、時速300キロなんて要らないし、
「ゼロヨン〇〇秒」も無用の高性能でしかない。
こうなったらマックスのお店の前に、テントとトライポッド&ダッジオーブンを置いて、道行く人に「アウトドアショップ」と勘違いさせてみてはどうか?
「おや?こんなところにアウトドアショップがあるじゃん♪」
と、勘違いして入店してくれれば、もう「飛んで火にいる夏の虫」。
今まで存在すら知らなかった、おしゃれなジャケットやパンツが、海外ブランドの半値程度で買えるし、一度身につければその性能はすぐわかるはず
(私も以前マックスのダウンパーカと、あったかパンツで山手線に乗って、暑すぎて具合が悪くなった)
マイナス30度対応のダウンジャケットは、歩くくらいのスピードならたしかに暖かいが、バイクで真冬の高速走行は、1時間も走っていると冷えておなかが痛くなる。
インナーに防風フィルムを挟んでいるマックスのジャケットなら、何時間走っても暖かくて、保温性能は格段に高い。
これからの酷寒キャンプでも、過酷なバイクで実証済みのジャケット&パンツなら、まさに鬼に金棒だと思うのだが。
越谷の腹サイクルから葛飾のマックスまで国道4号線を走ったが、品川ナンバーの1200GSアドベンチャーとしばらく並走した(もちろん知らない人)。
ツーリング帰りなのか左右フルパニアに、ラリースーツで完全武装。
こちらに気が付いてアクセルオン(べつにあおってないけど)。
交差点手前の追い越し禁止の、黄色いラインもおかまいなし。
渋滞するクルマのあいだを、ギリギリすり抜けしながら爆走していく。
「こいつあぶないな~」
と思いながらついていくが、最後は交差点の右折車線から追い越しをかけて、赤信号の先頭に。
青信号になったとたん、あっというまに見えなくなった。
飛ばすように思われている私だが、交差点手前の黄色い車線はぜったい前に出ないし(むかし捕まった)、右折車線からの追い越しは、むかしガストンのお供でさんざんやったけど、危ないので今はぜったいやらない(これもむかし捕まった)。
高価なGSにラリースーツってことは、十代二十代の若いお兄ちゃんではなく、分別あるオトナのはずだが、やっていることは暴走族そのもの。
渋滞のなか追い越されてヒヤリとしたドライバーは、
「だからバイクはあぶないんだよ!」
と思ったはず。
実は先週金曜日、山梨の軍隊学校時代の同級生らと、横浜で忘年会があった。
神奈川のKくんと、30年以上ぶりに連絡がついたので誘ったら、一枚の写真がメールで送られてきた。
それは病院とおぼしき場所で、右ひざから「下」がないKくんが、義足をつけてリハビリ中の写真だった。
むかしからバイク乗りだったKくん。
ロードレースもやっていたが、
「違反するとレースができないから」
と、一般道はほんとうに安全運転だった。
2年前、信号無視のトラックに突っ込まれて、右足を切断する大けがを負い、今もリハビリ中とのこと。
「歩けるようになったら行くから誘って」
ってメッセージに加えて
「おまえも家族がいるんだから、気をつけろよ」
って。
どんなに安全運転していても、バイクはクルマにかなわない。
ましてや無理なすり抜けや速度違反は、事故を起こしても起こされても、弁解の余地がない。
街中でいくらスピード出しても、ぜんぜんカッコよくないし、だれもほめてくれない。そんなにスピード出したきゃサーキットや、海外ラリーにでも行けば思う存分出せるけど、こういうヤカラはやらなんだよなぁ。
良い子のおじさんライダーは、くれぐれも安全運転を心がけましょう。