R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

タマトレと初ライド

自粛中だった先週は、土日とも多摩川河川敷を往復トレーニング(略してタマトレ)

スーキャリは手元レバーで前後サスをロックできるので、多摩川までの舗装はロック状態で走れるのがいい。

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大きいレバーを押し込んでロック完了

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ロック解除は手前のレバーを軽く押すだけ。

河川敷も舗装とダートがあるので、手元で簡単に使い分けられるのがいい。

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天気のいい週末、家族連れがしっかりソーシャルディスタンスをとって、思い思いの時間を過ごしている

 

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舗装のサイクリングロードは、かっとびロードレーサーと散歩の人が入り混じって、怖いのなんの(よく事故が起きないものだ)。

なのでできるだけ川に近いダートを走るが、それでもランニングや散歩の人は多いので、砂ぼこりを巻き上げないよう減速して走る。

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上流に向かうほど台風被害の爪痕が、生々しく残っている

ひと気のないところはひたすらガシガシ漕ぐ

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25km先の稲城大橋で折り返し。

コンビニでコーラとパンを買って休憩

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ロード用に買ったボントレガーのwavesellだけど、MIPSより気分的に安心。

 

バイクならたいしたことないだろうけど、自転車にはかなりの「ガレ場」が続く。

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こんなフラットダートはスーキャリの大好物。

グイグイ進むので自分が速くなった気がする。

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なんて調子に乗っているとフカフカの「サンド」で、足元をすくわれる

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シングルトラックのブッシュも楽しい

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「エンジンが付いているのかも?」

なんて大げさなことは言わないが、軽い車体と転がり抵抗の少なさで、多少のヤブ漕ぎもグイグイ進んでくれるが、フロントが突き刺さることもしばしば。

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スーパー堤防なのか台風の修復なのか、工事も進んでいる

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二子玉川のマンション群が見えると、あとすこしとホッとする。

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支流の川では親子でガサガサやっている。

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そして最後の難関。

高級住宅街で有名な田園調布だけど、昔から高級住宅街というのは高台にあるもの。

川から100mくらいのこんな激坂がたくさんあるので、上品そうな住人に不審者と思われない程度に、2、3本往復する。

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信号待ちからスタートするとき重いギアでグッと踏み込むと、「ガチャガチャ」と「ギア落ち」するのでショップに立ち寄ってみてもらう。

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都内はとにかくウーバーイーツが激増中。

コロナで収入減の人が「にわかウーバー」で、大量に流入しているらしい。

「一度頼むと病みつきになる」らしいが、私は自分で買う派。

そんなに需要があるのか、はなはだ疑問。

コロナの影響で増えたぶん、事故も多い。

この人は赤信号でちゃんと止まるが、その横を別の配達員が追い越していく。

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Hさんは自転車同士で配達員とぶつかったそう。

優先道路を直進したところ、一時停止しない自転車に突っ込まれ、二人とも転倒。

相手はなんとベトナム人の女の子で、日本語もあまりしゃべれない。

Hさんのズボンが破れたので、「この分だけ弁償して」といったが、

彼女は財布を出して

「150円シカアリマセン」

って.....

ウーバーに請求したくても、請け負いなので補償しないシステムもおかしい。

むかしは事故に遭っても警察が逮捕できないので、

「外交官と米兵のクルマには近寄るな」

と言われていたが、いまは

「ウーバーも気をつけろ」

 

でも都内を走る自転車の。5台に1台はウーバーなので、ぶつかる確率はかなり高い。

 

自宅から往復60km

登りも下りもない河川敷だけど、そのぶんひたすらペダルを踏み続けるので、これはこれでいいトレーニングかも

なので土曜に続き日曜も同じルートをタマトレしたら、疲労困憊で9時に爆睡。

 

そして水曜日、

いつも北関東のお山に誘ってくれるHさんだが、週の半分が都内勤務になり、平日も休みが取れるので、いっしょにギリギリ都内の多摩方面へ。

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前回買ったinnoのサイクルキャリア。

積むときに毎回苦労する、クソ重たいモンキーに比べれば、スーキャリの軽さを実感。

キャリアもホイールだけで固定するので、カーボンも安心。

 

3か月ぶりのなまったカラダでは、心臓バクバクしっぱなしだけど、ひたすら登りの北関東に比べれば、登ってもすぐ下りの繰り返しなので、慣れるとちょうどいい。

 

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Hさんはさらに超軽量のtrek procaliber 9.8

余計なものはすべて取っ払って、ロード並みの8キロ台かも

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軽量化のためチューブレスにして、シートドロッパーも外してしまった。

そんな彼から見たらドロッパー付きの私のスーキャリは、

「軟弱者!」

でも手元レバーで操作できるこのドロッパーのおかげで、何度も助けられた。

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ひさびさのお山はやっぱり楽しい。

スーキャリのネットのインプレでは

「登りもリアフレームのしなりが効いて、グイグイ加速する」

らしいが、私の貧脚では体感できない。

 

それでも鉄の重いモンキーに比べれば、「ひと漕ぎひと漕ぎ」がしっかり、前に進む感じはわかる。

 

一番感動したのは下りから登りにさしかかるとき。

重たいモンキーだといくら下りで加速しても、登りにさしかかった途端、あっというまに減速(*_*)。

そこから必死に漕がないとならないが、スーキャリは下りの惰性が登りも続いてくれるので、短い上り坂なら漕がずにそのまま登れてしまう。

これはひたすら上り下りが続くクロカンでは、大きなアドバンテージのはず。

今回の走行距離は40キロ弱、獲得標高は1300m(Hさんのガーミンより)らしいが、走り終わったときの疲労が全然違うことに、なにより驚いた。

 

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 日本の林道は美しい

 

担ぐ場面も軽くてラクチン。

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登りも下りもとにかく楽しくて、走りながらついニヤニヤしてしまう。

ここは2年前にモンキーで一度走っているが、とにかく

「木の根っこが多くて走りづらい」

ことしか覚えていない。

今回「ほんとに同じトレイルか?」と思うくらい、木の根を前後サスが「いなして」くれて、自分がうまくなった錯覚を覚えるほど。

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と、やっぱり上手くなったと思ったのは錯覚だったようで(^-^;、

大きな木の根に前輪が「刺さって」前転。

自分の自転車に強烈な背負い投げを食らう。

細いケモノミチを数本の太い根っこが横切るルートで、超低速でケガはなかった。

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登りも下りも「もっと速く走れ!」と、自転車にせっつかれているような錯覚を覚える。

 

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このあとも谷側のヤブに転げ落ちたりしたけど、スーキャリ初トレイルは

「楽しかった」のひとこと。

お昼も食べずに走り回り、いつもならヘロヘロなのに「もう一回登ろう」と言って、

Hさんを驚かせたり。

 

朝9時に走り始めて午後2時まで、ちょっとの休憩以外ほとんど走りっぱなし。

こんなに楽しいと思ったのはMTBを始めた2年間で、初めてかも。

クソ重いモンキーを「大リーグボール養成ギプス」と思って、我慢して乗ったおかげで、スーキャリのありがたみを思い知った。

ペテン師の作ったクソモンキーだが、少しは役に立ったかも。

 

帰宅してよく見たら、ヒザといわずヒジといわず、肩や背中もそこらじゅう、スリキズ切りキズ打ち身のオンパレード。

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奥さんからは

「もうキズが治りにくい歳なんだから、気を付けなさい」

といわれた。

今週末はロッキーを買ってくれたMさんらと、神奈川のトレイルへ行く予定。

次回は短パン半そではやめて、長袖&長ズボンでプロテクトしなくては。