カフェしなの

TREK SUPER CALIBER改とたまに1250 GS HP

MTB走行禁止

毎日こんなファックスが送られてくる

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部屋を借りる際の入居審査に通らない、水商売や風俗嬢、反社会などの関係者に、

OLや会社員という肩書を貸して、報酬を受け取る業者からのチラシ。

 

いまは家賃の保証会社に審査を依頼して、保証してもらうのが一般的。

保証会社の担当に聞くと

「ダミーの法人の社名や電話番号で、本物か偽物か見抜いてます」

とのことだが、敵もさるもの、次々に番号を変えたり、本当にある法人の名義を借りたりと、イタチごっこは永遠に続く。

 

こんなのも来る

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これもむかしからある「帳簿業者」のチラシ

不動産を買ったり借りたりした人の個人情報が、一件5000円程度でいまだに売買されている。

「管理している入居者の情報を、ひとり5000円で売ってください」

なんてファックスもしょっちゅう来るが、「副業」として売っている会社や個人も多いはず。

ワンルームマンションなどの投資用不動産を売る業者は、買った名簿の「客」に片っ端から電話をかけまくる。

モデルルームに来た客の名簿も、「見込み客」として売られている。

 

不動産会社の新入社員がまずさせられるのが、この「電話営業」

私もバブルのころ入った不動産会社で、マンション購入者の分厚い名簿を何冊も渡され、サボらないよう手と受話器を革バンドで縛られて、「一日300人ノルマ」で電話していた。

「昨日もおまえの会社から電話があったぞ!」

と怒鳴られるのにも慣れたころには、一緒に入った新人の半分は辞めていた.....

 

何十年も前の名簿もあるので、そのとき買った不動産はもう売ってしまった、

という人も多い。

そういうときは

「じゃあまた買いませんか?」

「老後のためにもうひとつ、買いませんか?」

などなど、オレオレ詐欺のマニュアルじゃないが、「あー言われたらこー答える」ハウツーが長年の経験でできていて、営業マンに代々受け継がれている。

 

個人情報保護法なんてのが施行されて、契約の際には

「お客様の情報は本契約以外に利用しません」

なんて説明しているのに、不動産に限らず証券会社やデパートなど、客が名前や連絡先を記入したあらゆる業種で、社員や会社ぐるみの「小遣い稼ぎ」に悪用されている.....。

 

とはいえ

「おかげさまでいい物件、買わせてもらったよ」

「またいいのがあったら紹介してくれよ」

なんて電話営業で買ってくれたお客さんから、感謝されることもあるので、ヤクザと同じで名簿業者も「必要悪」なのかもしれない。

 

もう個人情報なんて誰でも「簡単に」手に入る時代。

いっそアメリカみたいに社会保障番号制にすれば、10万円の給付金もすぐ振り込まれるのに。

なんて思ったりして。

 

話し変わって昨日のフェイスブックに、こんな写真が投稿されていた。

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ここは埼玉の山。

MTBなのかオフロードバイクなのか20人くらいの大人数で、ハイキングコースを暴走して、ハイカーなのか地元の人から苦情があったらしい。

コロナ自粛で走りに行けず、たまったストレスが爆発したのだろうが、先日走った都下の山でも

「エンジン付きバイク走行禁止」の看板が立っていた。

 

林道やケモノミチをオフロードバイクで走り回った、自分が言える立場ではないが、ハイカーや散歩の人からすれば、爆音を響かせて走るバイクも、音もなく突然現れるMTBも恐怖でしかない。

 

文句を言えば

「お前の山じゃないだろ!」(おっしゃるとおり)

「どこを走ろうがオレの勝手だ!」(ごもっとも)

と言われるし、ハイカーとトレイルランナー、MTB乗りとバイク乗りのもめ事は、ほんとうによく聞く話。

 

そういえばむかし富士見パノラマあたりの林道をバイクで走っていて、コーナーを抜けたところにいたMTBのグループが、怖い顔でにらみつけていたなぁ....。

 

MTBを始めてからは、山でハイカーや地元の人を見かけたら、必ず止まるか減速して挨拶をしているが、正直一度も「あぶないなー!」とか、「もう走らないでくれ!」と言われたことはない。

それでも

「この前の自転車はものすごいスピードで怖かったよ」

なんてハイカーから言われることも多い。

 写真を投稿した人も地元のMTB有志で、ゴミ拾いをしたり走行マナーの啓もうに励んでいて

「地権者や地元自治体とも、今までいい関係を保っていた」

らしいが、一部の心無い部外者のせいで、またMTBの聖地がひとつ、走行禁止になってしまった。

 

子供相手なら

「歩いている人を見たら必ず止まって」

とか

「かならずあいさつして」

と教えられるが、バイクもMTBも走っているのは、みんな立派なオトナ(というかオジサンが多いかも)

高尾山や筑波山あたりは、すでにMTBは禁止になってしまった。

最近は電動MTBも増えているので、「歩行者を見たら止まるか減速」という、「暗黙のルール」を知らない人も多いとか

量販店でも手軽に買えてしまうし、時代の流れでショップも売らないとやっていけないが、高価な電動を買う人種は、「MTB啓もう活動」なんて興味が無いし、マナーも係ないだろう。

バイクが売れないとショップがつぶれるし、MTBやトレランショップもしかりなので、

「歩行者と会ったらぜったい止まってあいさつして」

なんて「客」に強要できるわけがない。

 

きつい登りは歩くより遅いMTBだが(私の場合)、そんな激坂を時速20kmくらいで駆け上がる電動が、音もなく10台くらいで走ってきたら、もう恐怖でしかないし、土は掘れるし木の根は傷む....。

 

結局、行政や自治会も苦情に対応するため、「走行禁止」にするしかなく、

さすらいのライダーたちは

「あっちがダメならこっちの山へ」

と移動しては荒らしまくり、またそこも禁止になって「負のスパイラル」に陥っていくd。

 

むかしは富士山にもバイクで入れたが、あるとき営林署とパトカーに停められた。

営林署の人からは

「貴重な高山植物が踏み荒らされるので、走らないでください」

と言われ、警察からは

「山が崩れるので次回は反則キップ切ります」

と言われて以来、もう走るのをやめてしまったが、ガードレールを外して川や原生林など、どこでも走る四駆の集団が荒らしまわったことで(地元警察談)、富士山はバイクも四駆も走行禁止になってしまった。

 

 福島や東北あたりの、一日走り回っても誰にも会わない山奥ならいざ知らず、週末はMTBやハイカー、トレランが「入り乱れる」関東の山は、法律で縛らない限り、もう共存はむずかしいんだろう。

首都圏のライダーは最低限のマナーを守って走らないと、MTBもバイクもクローズドのコースでしか、走れなくなる日も近いだろう。

こうなることが予測されたので、去年から「山」を買ってプライベートコースを作ろうなんて思っていたが、正直10万坪くらいではコースにならないことが、走ってみてよく分かった。

そのうち

「MTBはハイカーのいない早朝だけしか走れない」

なんてことになるんだろうナ