R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ソーセージ手作り体験と飲んだくれキャンプの夕べ

週末はカヌーツアーを主宰しているオガワさんのお誘いで、

「手作りソーセージ体験と飲んだくれキャンプ」に、娘と参加してきた。

本当は「甲州ワインと日本酒の夕べ」なんて、お上品な会の名前があるけど、みんな酔っぱらってグダグダになるので、「飲んだくれキャンプ」でいいのかも。

 

オガワさんは元「風魔プラスワン」の店長で、冒険家 風間さんの山梨の高校の後輩。

今は山梨の実家に移住して、春から秋まで四万十川カヌーツアーなどを企画して、冬は「冬眠」しているそう(本人談)

「テレビチャンピオン」の「無人島王」を決める大会で、優勝したこともあるアウトドアの達人。

 

オガワさんとアウトドアスペースの詳細はこちら ↓

www.fuma.co.jp

勉強もせず遊び呆けていた私の子供時代と違い、小五の娘は学校に塾に大忙し、

そのうえ今年はコロナでどこにもいけなくて、かわいそうだった。

 

 

そして土曜、山梨は塩山の秘密のキャンプ場に11時半集合。

中央高速は早朝6時でも大渋滞は必至。

なので裏をかいて8時半に出発したが、やっぱり30km以上の大渋滞(*_*)

 

来週は連休だから空いているかも??

なんて思ったが甘かった(紅葉シーズンだしな~)

勝沼ICまで3時間、そこから山を登って30分、なんとか12時前に着いたが、他も遅れていてなんとか間に合った。

 

前回はオートバイで参加したので、渋滞しても気にしなかったが、やっぱり中央は渋滞するので好きになれない。

 

「アウトドアの達人」オガワさんがソーセージを作るのかと思ったら、ちゃんとプロの料理研究家さんが来ていた。

大久保鞠恵先生

essence2007.com

 

すっかり背が伸びて、保育園のとき私が作ったエプロンも、これが最後かなぁ

各自タマネギを刻む人、パイプに「腸の管」を通す人、火をおこす人に分かれて作業中

娘は香りづけのレモンをピーラーで皮むき中

ミスると指が大根おろしになるので、気を付けて気を付けて。

そしてひき肉に岩塩やハーブを混ぜて、ひたすらこねる

今回こどもは娘ひとりだけだが、物おじしないで大人と話すので、みんなに驚かれた。

自宅と事務所が一緒だったので、小さいときから知り合いやお客さんがいつもいたので、大人と話すのは慣れていたからだろう。

「こんにちは、ありがとう、すみません」

これだけちゃんと言えれば生きていけることを、私が体験してきた。

勉強も大事だけど、それだけじゃないこともこれから知ってほしい。

 

そして機械を使って腸管に肉詰め作業

ハンドルを回す微妙な力加減と、腸管を引っ張りすぎないなど、均等な太さにするのは、意外に難しい。

小一時間かけて燻製に。

焚火でパリッと焼いて出来上がり

自宅でも作ってみたいと思ったが、こんな手がかかるなら買ったほうが、はるかに安上がりだろう。

でもやっぱり手作りは美味しい

 

ソーセージと言えばビール

飲んだくれキャンプにふさわしく、生ビールサーバーも用意されていた。

 

まだ4時なのに甲州ワインも出てきて、みんないい感じで酔っぱらい始めている。

 

そんななか塾の勉強中

最近むすめが好きなのが「源義経

子供向けの「まんが日本の歴史」では、イケメン武士で紹介されていたので、すっかりファンになって、平家物語も読破した。

酔っぱらいのオジサンオバサンたちに、クイズ大会はじまり~

娘        「大阪城を作ったのはだれ?」

酔っぱらい その1「大工さん!」

娘        「織田信長を殺したのは?」

酔っぱらい その2「明智小五郎!」

 

コラコラ そこの酔っぱらい、子供にウソ教えちゃいけません

 

こちらがこのキャンプ場を作ったマッチさん。

彼の家はふもとにあるが、この山の地主から「好きに使っていい」と許可をもらい、

彼と友人たちが10年ほどかけて、ユンボやブルでキャンプ場(というか「おとなの秘密基地」)を作ってしまった。

「まだ一般公開していない」と、たしか2年前も言っていたような。

 

コロナで巷のキャンプ場は大にぎわい。

予約も取れないし、その混雑ぶりはむしろ「密」かもしれないが、ここは密とは無縁。

一般客はすべて断り、知り合いとその紹介だけで、人数も20人くらいまでしか受け入れない。

 

ツルを利用した自然のブランコ。

バランスを取るのがなかなか難しいが、子供はすぐ慣れてしまう。

自転車で走ったら楽しそうな「道」が、無数にありそうな森。

奥多摩までつながっているらしいので、次回は自転車を持ってきたい。

 

今回15人くらいの参加者のうち、バイクで来た人が半分くらい。

私も娘とタンデムで来ようか迷ったが、万が一後ろで居眠りされると、運転が面倒なのでクルマで来た。

 

ここは標高900m、日が暮れるとぐっと冷え込んできて、焚火がありがたい。

いつか薪(たきぎ)にしようと、桐のタンスを解体して取っておいたが、物置が狭いので邪魔で仕方なかった。

今回3分の1を持ってきたが、あっという間に燃えたので、いっそ全部持ってくればよかったと、ちょっと後悔。

なんとなく宴会に突入。

酔いが進みみんなどんどん「壊れて」いく

ベロベロに酔っぱらったオガワさんが〆のパスタを作ったが、焚火にかけっぱなしにしていたら、「煮込みパスタ」になってしまった。

「煮込みうどんみたいなもんかな?」

と食べてみたら、これがなんともビミョーな味。

うどんは煮込めば「すいとん」みたいにドロドロになるので、それはそれで食べられるが、小麦粉はただ延びるだけ。

それでもみんなオガワさんに気を遣って

「なんとも言えない味」

とか

「不思議な味」

とか言っていたが、私が

「こんなまずいパスタ、食べたことない」

と言ったら、

「それだけは言わないように苦労してたのに~」

と、ヒンシュクだった。

 

今回、娘の友だちも来るならと、大型テントも積んできたが、

「来週は塾の試験があるからダメ」

とあちらの親御さんに断られた

本番の中学受験はまだ再来年のこと、こんな貴重な経験はなかなかできないのに、本当にもったいない。

なのでふたりなら小さいテントでいいか。

と一応持ってきた「ノースフェイスふたり用」で寝ることに。

 

まだまだ酔っぱらいたちの宴は続いているが、10時過ぎに就寝

スリーシーズンテントだし、かなり冷え込んできたけど、ダウンシュラフシュラフカバーで、なんとかなるかな?

 

夜中に尿意で目が覚めたとき、

「凍死してないか?」

と娘の顔に手を当てると、つ、冷たい?!

ためしに鼻と口をふさいだら、思い切り寝返りをうったので、ホッとする。

氷点下のなか、満天の星空が広がっていた。

娘にも見せてやりたいが、たぶん起きないのでそのままに。

 

翌朝6時過ぎに目が覚めたが、そのまま寝ていた。

 

すでに数人が起きている

コーヒーを淹れてみんなに振る舞ううちに、娘も起きてきた。

ふだんは起こさないと絶対に起きないのに、やっぱり山は違うのかな?

 

東京へひとり電車で帰るというユリ子さんをナンパして、3人で帰ることに。

10時に出発したら高速はガラガラで、途中休憩して12時には帰宅できた。

来週の塾のテストに向けて、午後はお勉強の娘。

もう一度くらいキャンプに行きたいが、年内は無理か。

来年春にはオガワさん主催

www.fuma.co.jp

も、予定されているが、ホタルイカ漁は真夜中にやるそうで(獲ったらその場で食べる)、おまけに娘は生魚が食べられないので、参加はむずかしいだろう。

 

今年は雪が多そうだから、またスキーに連れて行ってやりたいが、勉強があるのでこれもビミョー。

娘が付き合ってくれるうちに遊んでもらわないと

そのうち「家族に相手にされないさびしいオトナタチ」と、一緒に遊ぶ羽目になるんだろうナ。