先々週の日曜は「秘境探検隊」のY隊長のお誘いで、群馬のお山へ。
集合場所のコンビニで、前回チェーンが切れたスーキャリを、ヤマザキさんに交換してもらう。
毎朝の風景
今日のラインナップ
先月はずっと近場のオザトレで、オザワさんの中華コルベット号を借りていたので、ひさびさにスーキャリに乗りたいところだが、Y隊長いわく
「今日のルートは細い尾根の激坂下りが続く」
とのことなので、どこでも走れるフルサスEVILをお借りすることに。
こちらはヤマザキさんが中国の工場にオーダーして、新しく組んだチタンバイク
Fサスもいじって180mm
チェーンステーを短くして旋回性もよさそう
秘境探検隊は「高齢者ぞろい」
なので自走で登るのではなく、クルマに積んで登って、下ってはまた登るを繰り返す、シャトルスタイル。
クロカン系の自走派からすれば邪道だろうが、たまにはラクチンツアーもいい。
登山道近くの駐車場は氷点下。昨日は雪も降ったらしい
ここから200mくらい押し上げ&担ぎ上げて、山頂2000mから下り
「細い尾根はアシを着くと谷に落ちるので、くれぐれも気を付けて」
なんて言われたばっかりなのに、さっそくO隊員が滑落
標高が高いとクマザサが密生していて、ただでさえ細いトレイルがほとんど見えない。
激坂下りのうえに、クマザサの下に隠れた岩や根っこがあるので、簡単にはじかれる
クマザサがクッションになってカラダは大丈夫だけど、岩でディレーラーが破損。
リカバリーできずO隊員は早々に戦線離脱
とりあえず下るだけなので良かったが、Y隊長から
「あとで迎えに行くから、ふもとのうどん屋でうどん食って待ってろ」
って、「隊」なので規律は厳しく、トボトボ降りていくO隊員
ササヤブの難所を超えてからは、落ち葉のじゅうたんが続くゴキゲンな下りが続く
旧型26インチのM隊員とEVILを交換
29インチの最新型EVILに乗って、
「軽っ!」
と驚いていた。
私も人生初の26インチにおっかなびっくり。
まずハンドル幅の狭さに驚くが、こんな乗りにくいシロモノでも、あの激坂を笑いながら降りてくる、M隊員のテクにまた驚く。
この日は数組のオフロードバイク集団にも出会った。
みんな地元ライダーで話すといい人ばかり。
だけど凶悪なブロックタイヤが掘り起こした溝は、雨で流れてさらに深くなる。
自分もむかしさんざん荒らしまくったけど、環境破壊なんてまるで考えていなかった。
東京近郊の山はオフロードバイク禁止が増えているが、群馬もいずれ後を追うんだろうな。
そして長い下りを終えて、O隊員を迎えに走っていると、前からトボトボ歩く人が。
うどん屋が閉まっていたので、数キロさきの駐車場まで歩く途中だったとか。
ある意味今日一番がんばった人かもしれない。
地元の焼肉食堂でランチ
前回もそうだったがツーリングライダーや観光客が、行列している人気店
私は牛スジらーめんを注文。
次回はあのジャンボステーキ定食を食べようと、隣のテーブルを見ながら心に誓う。
そしてバイクが壊れたO隊員は、午後はヤマザキさんのGONZO PERFORMANCEを借りてライド。
人生初29インチの乗りやすさに大興奮。
下りはずっと「どうやって29を買うカネを工面するか」
そればかり考えていたとか(なんとか工面がついて、もうヤマザキさん経由で中華のカーボンフルサスをオーダーしたとか(^-^;)。
お酒が大好きなOさん、しばらく断酒すれば好きなバイクが買えると思うけど。
「ここは行けそうだ」
「こっちにケモノミチが?!」
迷走しながら今日も新しいルートを開拓中
チタンフレームにご満悦の様子。
でもふだんLサイズのところ、これはMで作ってみたので、やはりちょっと小さいとか。
なのでこれは売ってまたオーダーするそう(ってもうすぐ知り合いが手をあげたそう)
オートバイやクルマと違って自転車のいいところは、フレームからフルオーダーして、自己責任で好きなパーツを組んでは、あーだこーだと楽しめるところかなと、最近分かってきた。
とはいえ正規輸入品だととにかく高い。
チタンスポーク1本数千円とか、前後50本も買ったら安い自転車が買えてしまう。
日中関係は悪いけどやっぱり中華製は安いし、「安かろう悪かろう」と思っていた耐久性は、ヤマザキさんが証明済み。
私のスーキャリもメーカー推奨は「フロントフォーク120mmまで」だけど、やっぱり160mmのほうが下りはラクだし、プロ並みに激しく攻められるはずもなく(*_*)、壊れるほどの走りはできないのが、ある意味悲しい....
2度目のシャトルは登山者用駐車場が満車だったので、別の場所に停めたが、下ってみたらクルマの場所が分からず(だれも携帯にマークしてなかった(*_*))
ここから2時間ほど舗装路を登ったり下ったり、迷走が始まる。
やっと車にたどり着いたときは、もう日が暮れ始めていた。
真っ暗になったらどうなることかとヒヤヒヤしたが、帰りの高速は渋滞する時間を過ぎたようで、8時前に帰宅できた。
このところ自宅から70キロと近場の、オザトレばかり行っていたので、片道140kmは空いていてもやっぱり遠い。
10km以上のロングトレイルは望めないが、やっぱりオザトレがいいと再認識したライドだった。