カフェしなの

TREK とKONAとEVILと、たまに1250 GS HP

ジェットの快感

 マウンテンバイクをクルマに積むとき、外したリアタイヤが荷室の天井や、自転車のフレームにあたるのがイヤだった。

ホームセンターでお風呂のふたのバスマットを買って、緩衝材にしていたが、どうしても車内が汚れるのが我慢ならない。

なので近所のユザワヤでキルト生地を買って、タイヤバッグを作ることに。

f:id:sinanonano:20210517102928j:plain

29inchだと縦横ざっくり1m✖1mくらい必要。

2台積みだとリアタイヤが2本になるので、2m✖2=4m買ってみた。

f:id:sinanonano:20210517102932j:plain

片面1m切って「はし」をじょきじょき丸くカット

f:id:sinanonano:20210517102936j:plain

「はし」がほつれないよう織り込んでチクチク

ロックミシンがあれば簡単だけど、年に数回しか使わないのではもったいない(けっこう高いし)。

積んだときブレーキディスクが自転車のフレームや、重ねたタイヤに当たって曲がったり傷つかないよう、ディスクと反対のベアリング側の両面に、「緩衝材」として要らない座布団を縫い付ける。

f:id:sinanonano:20210517102944j:plain

f:id:sinanonano:20210517102939j:plain

去年買い替えたミシンはこんな厚めの生地も縫えるので、ストレスがたまらなくていい。

f:id:sinanonano:20210517102948j:plain

こんな感じ

そして両面を縫い付けて、「口」をしばるヒモ通しも作って

f:id:sinanonano:20210517102955j:plain

完成。

ちょっと大きかったかも?

f:id:sinanonano:20210517102959j:plain

最近は細かい仕事すると「目の奥」が痛くなる(眼精疲労?)

もう一枚作る予定だったけど、またの機会にして、次に向かった先は

f:id:sinanonano:20210517103004j:plain

大型バイク用品店「ライコランド東雲(しののめ)店」

この手の大型バイク用品店はいつも混んでいて、店員も不親切なイメージが強くて、あるのは知っていたけどなんとなく、敬遠していた。

来た目的は

「ジェットヘルメットを買うこと」

いつもかぶっている「アライのツアークロス」、

シールドをあげたとき、上で「カチッ」っと止まらなくなった。

走行中暑くてシールドをあげても固定せず、シールドがずり下がってしまうので、ちょうど目線の高さに「シールドの切れ目」がある状態。

これがすっごいストレスだった。

買って2年だけど、自分で直すのもめんどくさい(最近ほんとにものぐさになった)。

アライに送れば修理してくれるらしいけど、たぶん1週間は戻らないが、ヘルメットは数年ごとの買い替えのたびに、誰かにあげてしまうのでスペアが無い。

オフロードを始めて20年余り、ずっとオフロード用のフルフェイスをかぶっていたけど、今年も夏は暑そうなので、この機会にジェットでも買ってみようかなと。

 

長年アライ派だったけど、いざネットで検索すると、気に入ったカラーが無い。

ホワイトでもいいかと思ったけど、白バイみたいでいやだなぁ。

以前、高速道路で私の前をクルマで走った知り合いが、

「前から見るとバイクが白いので、あれでヘルメットも白ならまるで白バイだね」

と言われた。

高速では飛ばしているクルマ数台のあとを、ほどよい距離を保って「そーっと追走する」のが、覆面パトに捕まらないコツだと思っているので、白バイと勘違いされて、みんなによけられてはたまらない。

交通事故抑止には貢献できるかもだけど、あわててよけたあと「白バイじゃない」と分かって、あおられてもイヤなので白は却下。

GSHPは白と青と赤だけど、ショウエイによさそうなのがあった。

JクルーズⅡのブルーとブラックのヤツ

www.shoei.com

ショウエイはむかしオフロード用のホーネットをかぶっていたけど、サイズは忘れてしまったので現物を見に来た。

いつもなら自宅から10kmくらいの、川崎のラフローに行くところだけど、ライコランドは都内最大の広さで品数も豊富らしいので、

「現物かぶってサイズさえわかれば、ラフローでもネットで買ってもいいかな?」

と、軽い気持ちで行ってみた。

f:id:sinanonano:20210517103027j:plain

道路から「狭くて入りづらい」バイク専用の入り口を入る。

ナビだと湾岸道路を千葉に向かって、店舗を超えて左折だけど、入口はUターンするように曲がらなければならないので、店舗の手前を左折して「右折入庫」したほうがラクかな。

広い駐輪場だけどほぼ満車。平日でも来れるのに土曜にきたことを後悔した。

ヘルメットコーナーは全メーカーあるのか?ってくらいの品ぞろえ。

なつかしいAGVやNOLANもあった。

18歳から20代はAGVのジェットが多かった。

f:id:sinanonano:20210517121937j:plain

たぶんハタチくらい。

当時乗っていたGL400で、同級生のKくんと湘南にツーリングしたときの一枚。

K 君は長野の同級生で東京の大学に進学していた。

バイク禁止のお父さんだったので、高校時代は免許を取れなかった。

進学して親に内緒で免許を取って、このヨンフォアを乗り回していた。

卒業して長野の企業に就職したが、ヨンフォアは持って帰れないので私が引き取った。

たしか20万円だったけど、40年くらい前の中古車はそんなもの。

限定解除を取って初めて買ったバイクはCB750Fで、当時から不人気車だった。

知り合いから7万円で買ったけど、今なら何十万もするのが信じられない。

Honda | すぐれた運動性をもつ斬新なデザインのスポーツ車 ホンダ ...

ヘルメットは黄色いAGVのジェットを、勝手に自分のトレードマークにして、毎回買い替えていた。

PENZOILのキャップをかぶって、足元はSIDIのトリプルカラーのロングブーツを、リーバイス501で隠して。

ヘインズの白Tシャツに、渋谷のバックドロップで買った「OSHKOSH」のダンガリーシャツ

ちょっと寒ければポロのトレーナーかMAー1が、このころの定番だった。

当時の愛読書が片岡義男だったので、小説の主人公そのまんま。

このころから周りが着ている、派手にブランド名がプリントされたジャンパーが、みっともないと心底思っていた

今はなき?麻布十番の「ブルックランズ」で売っていた、白地に「BMW」や「DUCATI」と派手にプリントされた、フランス製のオサレなジャンパーは別。

まだハタチの小僧には、3万円もするナイロンジャンパーは、高嶺の花だった

(しかも白地じゃすぐ汚れるので、バイクじゃ着れないし(*_*))。

今ならどこでも売っているベルスタッフのオイルジャケットも、ここで知った。

f:id:sinanonano:20210517103008j:plain

これは「鯉」、ほかに「雷神」とか「桜の花吹雪」とか、アライのジェットはこんな変わり種が多いの?

でもCBナナハンとか100GSとか、旧車に乗るならかぶりたい。

 

お客さんもたくさん来ていた(ナントカ宣言中では??)。

意外にも若者やカップルが多いのに驚く。

数人いるヘルメットコーナーのスタッフさんも、接客に大忙し。

こうなると人見知りな私は、もう声がかけられない(*_*)

おそるおそる

「試着できますか?」

と聞くと

「だいじょうぶですよ」

とアタマにかぶるメッシュのネットをくれた。

一瞬、むかしなつかしAGVの黄色いジェットもいいなぁと思ったが、夏でも涼しかった40年前と違い、猛暑の今ではベンチレーションの無いメットは、自殺行為なのであきらめた(さすがにGSには合わないし(*_*))。

アライもショウエイもたくさんあるので、勝手にいろいろ試着させてもらう。

どちらもサイズはLがちょうどいい。

サイズはわかったしいつまでたっても混んでいるので、もう帰ろうかと思ったら、スタッフさんと目が合った。

「何かお探しですか?」

と聞かれたとき、この店はアライとショウエイの、フィッティングカウンターがあったので

「このツアークロス、シールドが止まらないんですけど」

と、おそるおそる聞いてみた。

「あっ、ちょっと見てみましょう」

って、カウンターでばらされるツアークロス

「ロックするところのプラスチックが折れてますね、換えますか?」

「お、お、お願いしまっす」

というわけでチャチャっと交換していただいた。300円なり

「アライに送ろうと思ってたんです」

というと、

「まだ新しいし、送料と修理代がもったいないですよ」

ってやさしいお言葉💛

 

f:id:sinanonano:20210517103012j:plain

こんな親切なお店ならもうジェット買うしかない。

というわけでショウエイのJクルーズⅡをお買い上げ

f:id:sinanonano:20210517103016j:plain

40年以上バイク乗ってて、人生初のフィッティング中。

アタマのサイズを測ってもらい、コンピュータに入力。

私の適正はLサイズだけど、左右はちょうどいいけど前後にちょっと「すき間」があるそう。たしかにかぶったとき

「ちょっとゆるいかな?」

と思ったけど、Mではきつかったので、Lでいいかと思った次第。

スポンジパッド重ね張りで調整していただく。

f:id:sinanonano:20210517105118j:plain

かぶってみると、お~ぴったり🎵

「合わなかったらいつでも調整します」とも。

 

「アライとショウエイ、どっちがいいんですか?」

と聞くと、

「最近はショウエイのほうが売れている」

そう。

コンピュータでフィッティングできるのはショウエイだけで、アライはいまだに「職人の勘」でやっているそう。

過去の購入客の膨大なデータをコンピュータにインプットして、その人にあったかぶり心地を目指しているとか。

ヘルメットの曲線も丸いだけのアライと違い、ショウエイは曲線を多用して、今風に仕上げているのも、若者や女性に人気の原因らしい。

たしかにスガワラ爺もアライ派だけど(メーカー供給品でなくちゃんと自腹で買っている)、アライ派は年配が多いように思うのは、気のせいか?

今回ジェットを買うにあたり、長年ジェットをかぶっている津田山ブラザーズのササキさんに電話で相談した。

ササキさんはアライ派とかで、

「アライ以外はアタマが痛くなる」そう。

でも私がショウエイのヘルメットの話をしたら、

「ショウエイにはBーCOMの専用アタッチメントがあるらしいよ」

と教えてくれた。

sygnhouse.jp

これも聞いてみると

「ありますよ」

って。

f:id:sinanonano:20210517103024j:plain

ベースのプレートを外して

f:id:sinanonano:20210517135729j:plain

専用のプレートを張り付け(これもやってもらった(^-^;)

 

f:id:sinanonano:20210517103031j:plain

GSHPのカラーって、もっとブルーが多いかと思ったけど、やっぱり白が多かったみたい。

いつまでこれに乗るか分からないけど、最近は毎週のオザトレのツーリングで重宝しているし、重たい以外は不満も無い。

買いたいバイクも無いので(ハーレーのパンアメリカは前評判がよくないし)、もうしばらくは乗るんじゃないかな。

f:id:sinanonano:20210517103027j:plain

それにしても高層マンションが乱立している。

むかしのこのあたりは倉庫か工場しかなかったような。

「東雲」と書いて「しののめ」なんて読める人は、ごくわずかだろう。

このあたりは「13号埋め立て地」と呼ばれていたか、とにかく何もなくて夜は真っ暗。

来ているのは暴走族か、クルマでいちゃつくカップルくらいだった。

夜、仕事が終わったあとウィンドサーフィンの練習に、毎日のように通ったけど、当時の東京湾はほんとうに汚くて、ボードから落ちるとTシャツが茶色く(*_*)

いやでも上達した。

30年前のバブルのころ、すぐ近くにこんなのもあった。

 

MZA有明 クラブ・ガディル | Club & Disco ミュージアム

当時は「エムザ有明」というディスコ、というかライブハウスやレストランの複合施設で、経営が変わった今は改装して、プロレスなんかをやっているらしい。

 

 

いまだに「現金買いがお買い得」なんて、時代錯誤なラフローより、こっちのほうが家から近いし良心的。

なのでこれからはごひいきにさせていただきます

(ってウェアももう買わないし、社外品もつけないので用事が無いけど(*_*))

 

帰りはさっそくジェットヘルをかぶってみた。

何十年もチンガードが当たり前だったので、視界がいっきに広がって、開放感がハンパない。

あまりの開放感にこわいくらいだけど、ぶつかったら顔面粉砕なので、安全運転を心がけようと強く思った。

 

そして無事帰宅して、おまけの「ピンロック」を取り付け

f:id:sinanonano:20210517103036j:plain

と思ったら、硬くて付けられない。

無理やり付けてまた壊したら....

なんて思ったら、またライコランドでやってもらおうかと思案中。

ピンロックは二重シールドのことで、ツアークロスにも付けているけど、曇らなくて重宝します。

f:id:sinanonano:20210517103040j:plain

かんじんのB-COMも取り付け方がわからず(*_*)

f:id:sinanonano:20210517151050j:plain

私のは「5Ⅹ」だけど、取り付け可能機種は「ONE」「6X」「4X」だけ?f:id:sinanonano:20210517162022j:plain

もうね、ほんとにめんどくさいのが苦手。

5Xがダメならこれはツアークロス用に残して6X買うので、またライコさんでやってもらおうか?

 

翌日曜はオザトレだったので、両耳にipodのイヤフォンをして、GSで向かった。

高速道路でのジェットヘルの印象は、

「とにかくよく見える」

ツアークロスでは気になった風切り音も、ジェットなのに本当に静か。

BーCOMじゃないけどipodでも、ラジオの音がかなりクリアに聞こえる

ひとり親方の私は、会社にかかってくる電話を携帯に転送しているので、電波さえ通じればとりあえず仕事はできる。

さすがにオザトレは圏外の場所が多いけど、急を要する電話はまれなので、電波が通じるところでかけ直せばいい。

さすがにきつい登りでハアハアゼイゼイしているときは、電話の向こうの相手も

「だ、だ、大丈夫ですか?!」

と心配されるけど(^-^;

日曜の早朝に電話はかかってこないし、いまだ携帯に一曲もダウンロードされていないので(やり方がわからない)、もっぱらラジコでラジオを聞きながら走っている。

この日もお供はラジオ日本で昨日やっていた、「タブレット純 音楽の黄金時代」

懐メロを愛すシンガー?のタブレット純が、昭和の名曲を2時間かけまくるもので、私が子供のころ聴いていた、昭和歌謡のオンパレードを口ずさみながら、走っている。

まちがってもJーWAVEのホット100とか最近の歌は、アラカンおやじの心に響かないので、聴かなくなった(でもinterFMのラジオディスコは聴いている)。

f:id:sinanonano:20210517151055j:plain

f:id:sinanonano:20210517103044j:plain

午後から雨の予報だったけど、ポツポツ降ってきた。

f:id:sinanonano:20210517103053j:plain

今日のメンバーはオザワさんとハンチョーさん、地元のオダジマさんは早朝から別ルートの枯れ枝の撤去や掃除をして、見晴らし台で合流の予定。

f:id:sinanonano:20210517103101j:plain

しっかり雨が降ってきたので、レインウェアを着込む

f:id:sinanonano:20210517103048j:plain

小川のせせらぎが心地よい

f:id:sinanonano:20210517103106j:plain

一時間ほど漕ぎ上げて、いつもの見晴らし台に到着し、オダジマサンと合流。

先週は地元のローディーが大挙集まって、密状態だったけど、さすがに雨だと誰もいない(ってそれでも走るわれわれはナニ?(*_*))。

 

さらに30分ほど上がると、けっこう本降りになって雨宿り中

 

f:id:sinanonano:20210517103109j:plain

モンベルのパンツはまだ水をはじくけど、先日買ったじろーちゃんは、中まで水が沁みてびっちょり(*_*)

午前中は降らないと「タカ」をくくってきたので、防水ソックスは履いてこなかった。

f:id:sinanonano:20210517103056j:plain

雨なのでちょっとショート&休憩も少なめで、一気に下る。

f:id:sinanonano:20210517103113j:plain

森のなかは木々が雨を遮ってくれるので、ちょっと休憩&ダベリングタイム

f:id:sinanonano:20210517103117j:plain

ここはルートじゃないけど、どこでも「道」に見えてしまう。

どこに通じているか分からないので、降りたはいいがひどい登り返しになる可能性も。

なので誰も「開拓」しようとは思わない。

 

雨で木の根っこはチュルチュル滑るし、ガレ場もツルっとおそろしい。

アバラの具合もよくなって段差でも痛みは無いけど、一発ころんだら元の木阿弥。

なのでヤバそうなところは慎重に走る。

なんとか無事下山。

雨は小降りになったけどやむ気配は無さそうなので、カッパを着込んでオザワ邸をあとにした。

帰りのお供は12時からやっている、ニッポン放送土田晃之の日曜のへそ」が定番。

 

オザワさんちから里に下りると、すっかり雨もやんでいた(どんだけ山奥なの?)

雨は止んだけど風が冷たいので、カッパは脱がずに高速へ。

いつものSAでカッパを脱いで休憩(都会に野暮なカッパは似合わないぜ)。

冷えたカラダにホットコーヒーが沁みわたる。

f:id:sinanonano:20210517103125j:plain

1時前に無事帰宅。朝4時半おきだったのでちょっと眠い。

今日も野生の夏ミカンを大量にいただいた。

f:id:sinanonano:20210517103129j:plain

そして風呂を沸かして、日曜午後の昼下がり、ホッとするひととき。

f:id:sinanonano:20210517103134j:plain

関東も梅雨入りしそう。

朝起きて晴れていれば走れる、オザワさんやオダジマさんと違って、都会の人間は山に行くまでがひと苦労だけど、梅雨の合い間があれば毎週でも走りに行きたい。

ニンゲン変われば変わるもの。

バブルのころのどうしようもない私は、砂漠のラリーで

「ニンゲンは水さえされば生きていける」

ことを知り、今はヒイヒイ言いながら自転車で山を登って、プライスレスの快感を味わっている。

カラダもココロもどんどん「浄化」されているような。

このままいったら最後は仙人にでもなれるんじゃないかと、ひそかに期待していたりして。