緊急事態宣言中だけど、密を避けて今日もお山へ
自転車を預かってもらっているオザワさんが、今日は10時まで地域の草刈りなので、もう一人のジモティオダジマサンと7時過ぎに待ち合わせて、1本走ることに。
今日の相棒はひさしびりのトレック
個人的にはコナよりもEVILよりも、このファクトリーレッドが一番好き。
クロカンバイクなのでFフォークが立っていて、オザトレのドロップオフやきつい下りは、前転しそうになってとにかく怖い。
「お山の自転車さん」ヤマザキさんに相談したら
「ヘッドアングルを2度、オフセットできるパーツがあります」
とのことなのでさっそく交換をお願いして、先日引き取ってきた(ホントなんでも出来るなぁ(^-^;)。
来週の「ウラ富士ヒルクライム」に向けて、今週は毎日5~10km早足で歩いていたら、夜はよく眠れるけどかなりの筋肉痛と疲労感....
案の定、登り始めはカラダが重くて、すぐハアハアゼイゼイ、汗が滝のように流れて止まらない。
いつもの見晴らし台まで1時間漕ぐうちに、カラダも慣れたのかペダリングがラクになってきた。
富士はコナとトレック、どちらにしようか?
ヤマザキさんに聞いたら
「ぜったいコナでしょ」
と即答。
コナはタイヤが29プラスと大きいので、29インチのトレックより「ひと漕ぎで4センチ」は前に進むそう。
コナで初めて峠を登ったとき、サンデーサイクリストの集団についていけて驚いたが、トレックはコナより軽いはずなのに、コナのように前に進まない。
Fフォークは以前のROCKSHOCKSが、1グレード上の「LYRIK」に交換されていて、サスの中身もPUSHのコイルに交換。
「前のとは全然違うはずですよ」
とヤマザキさんは言うが、果たしてメカオンチの私に「違い」がわかるのか??
オザトレで初めて電動MTB の人に会った。
FOCUSというドイツのメーカーで、日本ではロードが有名。
いまだにロード流行りの日本と違い、海外ではロード人気が下火、
人気はロード<MTB<電動MTB(E-MTB)の順で、各メーカーが新車開発に予算をつぎ込んでいるとか。
乗り手はまだ30代くらいの若い男性。自走MTBの男性とふたりで来ていたが
「登り坂は電動に後ろから押してもらって、ラクチンだった」そう。
ちょっと持たせてもらったが、かなり重い。22kgとのことだが、電動ママチャリと同じくらいに感じる。
ハーレーのバックギアのような「自走モード」が付いているので、坂を押し上げるときは低速でアシストしてくれるらしいが、いきおい余って空転することもあるので、
「意外に使えない」とか。
「とにかくリアタイヤの減りが早い」のも悩みのタネ。
登りも減るし、下りは車重があるのでブレーキをかけても止まらず、タイヤを酷使するそう。
それでも電動の恩恵は大きくて、ふだんなら登って下って1本しか走れないところ、2本は走れるので、行動範囲が広がったらしい。
数年前のモデルを中古で買ったそうだが、バッテリーの減りが早いとか。
電動ママチャリと違いバッテリーが切れたら、アシストモードを切り離すことはできるが、それでも「バッテリーが切れたらタダの重い自転車」って(^-^;
車重が15kgくらいになって、予備バッテリーを携行できるなら、一台ほしいかも?だが、「年寄りの冷や水」と言われても、まだまだ自力で走りたいんだなぁ。
いつもなら休憩しながら2時間以上かけて登るところを、10時にオザワさんと合流するので、1時間ちょっとで登って、お待ちかねの下り。
最初のドロップオフを下りたとき、今までなら「前転しそうな」感覚だったのが、ヘッドを「たった2度」寝かせたおかげで、フツーに下れる。
Fフォークの恩恵はわからないが、今まで硬い印象だったバイクが、今日は楽しい。
87の油圧クラッチ911から、86のワイヤークラッチ911に乗ったとき、「蜂蜜のツボをかき回すような」と形容される、グニャグニャのシフトが決まり、ワイヤーがスパッとつながる瞬間が、油圧では味わえない快感だった。
さらに911カレラの前の83SⅭは、エンジンが3,0Lと小さいながら、エンジンは2stバイクのようにピーキーで、「乗り手を選ぶクルマ」だった。
「Trek works」のヨランダ・ネフは、手足のように軽々と走っているし、ヤマザキさんも
「スピードが出るほど扱いやすいマシン」
と絶賛するこのトレックも、悲しいかな「乗り手を選ぶバイク」かもしれない
(って私の技量がショボすぎるだけだが(*_*))
とはいえ数日前に降った大雨で、土が流れて倒木もガレ場もチュルチュルなので、スピードが乗ると、ハンドルを取られて左右に滑りまくるので、一瞬も気が抜けない。
オダジマさんから
「後ろから見てると前荷重でハンドルにしがみついてるので、もっと重心をペダルの上にして、ハンドルから力を抜いたほうがいい」
とアドバイスをもらった。
激坂の下りや速度が上がるほど、ハンドルをぎゅっと握ってウデがパンパンに。
フロントが滑ったり、木の根や岩でつまづいて前転しそうになったり、パニクることもしょっちゅうなので、後半は左右の足を乗せている、ペダルに体重を乗せることに集中したら、まだ力は入るけどハンドルをぎゅっと握らずに済んだような、ちょっとした発見。
いつもなら3回休憩するところ、今日は1回だけ。
なんとか転ばずに来れたけど、乗り手の技量もお構いなしに、どんな難所もグイグイ進んでいくコナやEVILと違い、トレックはちゃんとラインを選ばないと、思った通りに進んでくれない。
そしてなんとか10時過ぎにオザワ邸に到着。
炎天下のなか草刈りを終えて、ちょっとお疲れのオザワさんの尻を叩いて、お昼までショートでもう1本走ることに。
峠を1時間かけて漕いで登るより、裏山を押し上げたほうが、半分の時間で上がれるので、チュルチュル滑る路面を、大汗かいて押し上げる
とにかくアシをクルクル回し続ければ、登れる舗装路と違い、滑るうえに岩場も超えないとならない押し上げは、余計に体力を奪われる。
あと20分押し上げれば見晴台だけど、もう途中でギブアップしてここから下ることに。
1Lの水筒を飲み切って、オザワさんちで1L補給したけど、それもほぼ飲み切ってしまった。
2L飲んで3L汗かいたような気分。
塩飴を数個、口に放り込んで塩分補給して、お待ちかねの下り。
置きバイクのコナが、オザワさんはすっかりお気に入り。
夏のボーナスで買ってくれるかな??
ハアハアゼイゼイ40分かけて登って、10分で下り。
暑さでボーっとしながらも、なんとか無事到着できてよかった。
この時点で11時40分。
3カ月乗りっぱなしのコナは、ヤマザキさんにオーバーホールしてもらうことにして、トレックを置いてきた。
ちょっと試乗したオザワさん曰く、
「前は硬いだけの印象だったけど、すごく乗りやすくなった」そう。
夏冬のボーナスあわせて、買ってくれるかな?💛
ダッシュで着替えてコナを積んで帰路につく。
オリンピックの影響で首都高は1000円高いので、練馬で下りて下道で帰宅。
と、温度計は38度!
帰りの高速ではレーサーバイクに皮ツナギの猛者も見かけたけど、もし今日バイクだったら間違いなく、熱中症になっていただろう。
エアコンを付けてもなかなか涼しくならないなか、1時半になんとか帰宅。
来週末のウラフジはコナで出ようと思ったけど、ヤマモトさんから
「緊急事態宣言が出たので中止になりました」とメールが。
「ふたりで{ふたりウラ富士}やりますか?」って返信したら、「いいですね~」って。
とはいえ夏休みだからと浮かれてもいられないので、富士は9月に入ってからかな。
アタマのてっぺんからつま先まで、大汗かいてグッショリ。
水シャワー浴びて速攻で洗濯して、軽い熱中症なので1時間ほど横になり、クールダウン。
トレックがきちんと乗りこなせるようになれば、まさに「fun to ride」
毎回コンディションが違うお山だと、「いきあたりばったりのライディング」になってしまうので、この夏はふじてんなどのコースも走り込んで、スキルアップに努めたい(「〇〇の冷や水」と言われない程度に(^-^;)