R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

fun to ride

緊急事態宣言中だけど、密を避けて今日もお山へ

自転車を預かってもらっているオザワさんが、今日は10時まで地域の草刈りなので、もう一人のジモティオダジマサンと7時過ぎに待ち合わせて、1本走ることに。

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今日の相棒はひさしびりのトレック

個人的にはコナよりもEVILよりも、このファクトリーレッドが一番好き。

クロカンバイクなのでFフォークが立っていて、オザトレのドロップオフやきつい下りは、前転しそうになってとにかく怖い。

「お山の自転車さん」ヤマザキさんに相談したら

「ヘッドアングルを2度、オフセットできるパーツがあります」

とのことなのでさっそく交換をお願いして、先日引き取ってきた(ホントなんでも出来るなぁ(^-^;)。

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来週の「ウラ富士ヒルクライム」に向けて、今週は毎日5~10km早足で歩いていたら、夜はよく眠れるけどかなりの筋肉痛と疲労感....

案の定、登り始めはカラダが重くて、すぐハアハアゼイゼイ、汗が滝のように流れて止まらない。

いつもの見晴らし台まで1時間漕ぐうちに、カラダも慣れたのかペダリングラクになってきた。

富士はコナとトレック、どちらにしようか?

ヤマザキさんに聞いたら

「ぜったいコナでしょ」

と即答。

コナはタイヤが29プラスと大きいので、29インチのトレックより「ひと漕ぎで4センチ」は前に進むそう。

コナで初めて峠を登ったとき、サンデーサイクリストの集団についていけて驚いたが、トレックはコナより軽いはずなのに、コナのように前に進まない。

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Fフォークは以前のROCKSHOCKSが、1グレード上の「LYRIK」に交換されていて、サスの中身もPUSHのコイルに交換。

「前のとは全然違うはずですよ」

ヤマザキさんは言うが、果たしてメカオンチの私に「違い」がわかるのか??

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オザトレで初めて電動MTB の人に会った。

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FOCUSというドイツのメーカーで、日本ではロードが有名。

いまだにロード流行りの日本と違い、海外ではロード人気が下火、

人気はロード<MTB<電動MTB(E-MTB)の順で、各メーカーが新車開発に予算をつぎ込んでいるとか。

乗り手はまだ30代くらいの若い男性。自走MTBの男性とふたりで来ていたが

「登り坂は電動に後ろから押してもらって、ラクチンだった」そう。

ちょっと持たせてもらったが、かなり重い。22kgとのことだが、電動ママチャリと同じくらいに感じる。

ハーレーのバックギアのような「自走モード」が付いているので、坂を押し上げるときは低速でアシストしてくれるらしいが、いきおい余って空転することもあるので、

「意外に使えない」とか。

「とにかくリアタイヤの減りが早い」のも悩みのタネ。

登りも減るし、下りは車重があるのでブレーキをかけても止まらず、タイヤを酷使するそう。

それでも電動の恩恵は大きくて、ふだんなら登って下って1本しか走れないところ、2本は走れるので、行動範囲が広がったらしい。

数年前のモデルを中古で買ったそうだが、バッテリーの減りが早いとか。

電動ママチャリと違いバッテリーが切れたら、アシストモードを切り離すことはできるが、それでも「バッテリーが切れたらタダの重い自転車」って(^-^;

車重が15kgくらいになって、予備バッテリーを携行できるなら、一台ほしいかも?だが、「年寄りの冷や水」と言われても、まだまだ自力で走りたいんだなぁ。

 

いつもなら休憩しながら2時間以上かけて登るところを、10時にオザワさんと合流するので、1時間ちょっとで登って、お待ちかねの下り。

 

最初のドロップオフを下りたとき、今までなら「前転しそうな」感覚だったのが、ヘッドを「たった2度」寝かせたおかげで、フツーに下れる。

Fフォークの恩恵はわからないが、今まで硬い印象だったバイクが、今日は楽しい。

 

87の油圧クラッチ911から、86のワイヤークラッチ911に乗ったとき、「蜂蜜のツボをかき回すような」と形容される、グニャグニャのシフトが決まり、ワイヤーがスパッとつながる瞬間が、油圧では味わえない快感だった。

さらに911カレラの前の83SⅭは、エンジンが3,0Lと小さいながら、エンジンは2stバイクのようにピーキーで、「乗り手を選ぶクルマ」だった。

Trek works」のヨランダ・ネフは、手足のように軽々と走っているし、ヤマザキさんも

「スピードが出るほど扱いやすいマシン」

と絶賛するこのトレックも、悲しいかな「乗り手を選ぶバイク」かもしれない

(って私の技量がショボすぎるだけだが(*_*))

とはいえ数日前に降った大雨で、土が流れて倒木もガレ場もチュルチュルなので、スピードが乗ると、ハンドルを取られて左右に滑りまくるので、一瞬も気が抜けない。

オダジマさんから

「後ろから見てると前荷重でハンドルにしがみついてるので、もっと重心をペダルの上にして、ハンドルから力を抜いたほうがいい」

とアドバイスをもらった。

激坂の下りや速度が上がるほど、ハンドルをぎゅっと握ってウデがパンパンに。

フロントが滑ったり、木の根や岩でつまづいて前転しそうになったり、パニクることもしょっちゅうなので、後半は左右の足を乗せている、ペダルに体重を乗せることに集中したら、まだ力は入るけどハンドルをぎゅっと握らずに済んだような、ちょっとした発見。

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いつもなら3回休憩するところ、今日は1回だけ。

なんとか転ばずに来れたけど、乗り手の技量もお構いなしに、どんな難所もグイグイ進んでいくコナやEVILと違い、トレックはちゃんとラインを選ばないと、思った通りに進んでくれない。

 

そしてなんとか10時過ぎにオザワ邸に到着。

炎天下のなか草刈りを終えて、ちょっとお疲れのオザワさんの尻を叩いて、お昼までショートでもう1本走ることに。

峠を1時間かけて漕いで登るより、裏山を押し上げたほうが、半分の時間で上がれるので、チュルチュル滑る路面を、大汗かいて押し上げる

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とにかくアシをクルクル回し続ければ、登れる舗装路と違い、滑るうえに岩場も超えないとならない押し上げは、余計に体力を奪われる。

あと20分押し上げれば見晴台だけど、もう途中でギブアップしてここから下ることに。

1Lの水筒を飲み切って、オザワさんちで1L補給したけど、それもほぼ飲み切ってしまった。

2L飲んで3L汗かいたような気分。

塩飴を数個、口に放り込んで塩分補給して、お待ちかねの下り。

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置きバイクのコナが、オザワさんはすっかりお気に入り。

夏のボーナスで買ってくれるかな??

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ハアハアゼイゼイ40分かけて登って、10分で下り。

暑さでボーっとしながらも、なんとか無事到着できてよかった。

この時点で11時40分。

3カ月乗りっぱなしのコナは、ヤマザキさんにオーバーホールしてもらうことにして、トレックを置いてきた。

ちょっと試乗したオザワさん曰く、

「前は硬いだけの印象だったけど、すごく乗りやすくなった」そう。

夏冬のボーナスあわせて、買ってくれるかな?💛

ダッシュで着替えてコナを積んで帰路につく。

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オリンピックの影響で首都高は1000円高いので、練馬で下りて下道で帰宅。

と、温度計は38度!

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帰りの高速ではレーサーバイクに皮ツナギの猛者も見かけたけど、もし今日バイクだったら間違いなく、熱中症になっていただろう。

エアコンを付けてもなかなか涼しくならないなか、1時半になんとか帰宅。

来週末のウラフジはコナで出ようと思ったけど、ヤマモトさんから

「緊急事態宣言が出たので中止になりました」とメールが。

「ふたりで{ふたりウラ富士}やりますか?」って返信したら、「いいですね~」って。

とはいえ夏休みだからと浮かれてもいられないので、富士は9月に入ってからかな。

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アタマのてっぺんからつま先まで、大汗かいてグッショリ。

水シャワー浴びて速攻で洗濯して、軽い熱中症なので1時間ほど横になり、クールダウン。

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トレックがきちんと乗りこなせるようになれば、まさに「fun to ride」

毎回コンディションが違うお山だと、「いきあたりばったりのライディング」になってしまうので、この夏はふじてんなどのコースも走り込んで、スキルアップに努めたい(「〇〇の冷や水」と言われない程度に(^-^;)