先週は東京にも雪が降り
11月からスタッドレスを履く雪国の人は、「大雪」と報じるテレビを見て、「なにをおおげさな」と思うだろうけど、鉄道や道路などのインフラが、雪に対して脆弱な東京は、電車の遅れや交通事故、転倒によるケガなど、たった数センチで大パニック。
このまま1カ月、東京に雪が降り続けたら、日本経済は崩壊するんじゃないかと心配になる。
高速道路や空路、鉄道が止まれば、物流が止まってAmazonも届かないし、コンビニやスーパーの棚から食品が消える。
都会の人は石油ストーブでなく、エアコンが必需品だが、電力需要がひっ迫して停電になれば、凍死する人も出るだろう。
長野の雪国育ちの私だけど、もうすっかり「都会の人」になってしまい、ツルツル滑る雪道なんて運転したくない。
自宅屋上もこの通り
足元が寒いので冬キャンプで流行りの、アラジン石油ストーブを買おうかと奥さんに話したら、
「外でストーブなんてバカじゃないの」
と一蹴された。
すぐ暖まらない石油ストーブより、屋上にコンセントも作ったので、石油ファンヒーターがいいかとも思ったが、停電したときを考えれば、電源のいらない石油ストーブのほうがいいのかもしれない。
でもガソリンスタンドに人やクルマが殺到して、ガソリンも灯油もすぐ無くなるし、放火事件の影響で灯油も買いづらくなっているらしい。
日曜走れるかオザトレのヌシ、オザワさんにメールしたら、
「山はもう雪が溶けてるよ」
とのことだが、月曜成人の日は娘の一発目の中学受験で、奥さんはピリピリしっぱなし。
万が一にも日曜日、私がケガして入院。
なーんてことになったら、きっと離婚されるだろう(^-^;
なので日曜のお山は中止にして、また不調になったのガーミンナビを、腹サイクルにお届け。
帰りにマックスフリッツに寄って、サトーさんにお年賀プレゼントしようと、中目黒のバッチョーネに立ち寄り。
ほんとは12時開店なのに、9時に電話したら「いいですよ」って(スミマセン(^-^;)
むかしマックスが中目黒にあったころ、バッチョーネをサトーさんに紹介したら、私の何倍も常連になっていた(^-^;
マックス本店を葛飾に移転して以来、コロナもあってイタリアンも生ハムも、すっかりご無沙汰のサトーさん。
年末にお邪魔したときも、
「バッチョーネの生ハム食べたい!」
と言っていたのを思い出し、サトーさんとお店のスタッフS女史のぶんを購入。
オーナーのコジマさんから
「サトーさん、オリーブオイルが好きだから、これも持って行ってください」
と、なにやら高級なオリーブオイルをいただいた。
専門書に載るくらい有名な「ラウデミオ」というオイル(らしい)
定価3500円が2500円って、近所のスーパーで500円のオイルしか買わない我が家には、高級品過ぎ。
GSで越ケ谷の腹サイクルまで、新橋~上野~4号線の下道で。
都内は白バイに捕まらないか、心配になるほど空いていて気持ちがいい。
でもこちらがいかに注意していても、クルマに追突されたり突っ込まれてはたまらない。
高齢者の事故やあおり運転も、これだけニュースになっているのに、減った気がしないので、最近はクルマもバイクもほんとうに、運転するのがこわくて仕方ない。
去年もタッチパネルの接触不良で2回、交換してもらったガーミン6だけど、今回もまた画面にタッチしても、ウンともスンとも反応しなくなった。
2002年のモンゴルラリーのとき、初めて買ったGPSがガーミンだった。
GSを買う人はほぼ全員が、セットのようにこのナビを買うので、全国のBMWディーラーによる販売数は、相当なものになるはず。
そのぶん腹サイクルだけでも、年に数台はクレームによる無償交換があるらしいので(基盤は直せないので、本国に送るらしい)、そのうち代理店をやめてしまうんじゃないかと、他人事ながら心配になる。
原さんに
「代理店やれば?」
と言ったら、
「クレーム対応で仕事になりません」
って。
GPSなんてラリーでしか使わないと思っていたが、いまは登山もブームだからそれなりに需要があると思うけど。
原さんの接客が終わるまで、パラパラと据え置きの「ビッグタンクマガジン」を読んでいたら、ハルキ編集長による「E-BIKE」の記事に目が留まった。
エンジン付きバイクに比べればはるかにエコだし、価格も安くカラダにもいい。
ハルキさんもべた褒め
「ビッグタンク」はかなりマニアックなオフロード専門誌なので、書店では売っていない。
定期購読しているのは現役のMⅩやEDライダーか、コンペ志向なオフロード乗りだろう。
オフ車が荒らしまくったおかげで、関東近郊の山は「オフロードバイク禁止」が増えているので、GSやアフリカツインなどビッグオフで高速を移動し、群馬や長野、福島方面の山を走る人が増えて、それもGSが販売好調な理由だろう。
東京から1時間で行けるオザトレも、最近はジムニーやオフ車が荒らしまくるので、ワダチは深くなる一方で、細いタイヤのMTBにはかなり危険なセクションが増えた。
エリアによってはオフ車禁止の看板が立ち始めているが、彼らはお構いなしに入ってくる。
さんざん林道でオフ車を乗り回した自分が言えることではないが、自分が荒らしたトレイルをオフローダーやジムニストが、自分たちで整備することはほとんどない(と思う)。
「荒らしたら荒らしっぱなし」で、いいトレイルを見つけるとみんなでアタック。
荒れて走れなくなればまた別のルートを開拓するので、まるで「イナゴの大群が去ったあと」状態になる。
MTB乗りのなかには地元のトレイルを、整備や保護する人たちがたくさんいて、スコップで荒れた溝を埋めたり、土が流れないように倒木で「土留め」を組んだりと、ハイカーや地権者との共存を目指しているが、私が危惧しているのは「電動MTBの普及」。
MTBは登りなら時速5キロから10キロがせいぜいだけど、アシスト付きの電動バイクなら、激坂でも時速20キロ以上で、ラクラク登れてしまうし、ビッグタンク読者のようなオフ経験者なら、すぐE-MTBの楽しさに気づいてしまうはず。
健康ブームと「密」を避ける意味で、山にはジジババの高齢ハイカーが激増中で、MTBやトレイルランナーとのトラブルが後を絶たず、苦情は役場に寄せられる。
トレイルを走るときハイカーやトレランの人を見つけたら、手前でかならず自転車を下りて、あいさつしたり会話をしているが、ハイカーの横を猛スピードですり抜けたり、邪魔だとばかりに煽るMTBerや、オフ車乗りが多いと、苦情を言われることもある。
そのうち大事故が起きて「MTBは走行禁止」、なんてことにならないかみんな心配している。
オザワさんやオダジマさんら昔からのMTB乗りは、苦労せず登れる電動MTBに対し、かなり抵抗を持っているが、オフ車で走れる山が無いと嘆いているライダーが、こんな記事を読んだらみんな飛びつくんじゃないか?(と心配になる)
悲しいかな自転車店もメーカーも、「EBikeを売ることだけ」に必死で、だれかれ構わず売っているのが現状。
スーパーキャリバーを買ったトレックショップでも、
「電動MTB、どんな坂でもグイグイ登れるらしいので、どうですか?」
って、ロードしか乗らないスタッフが、ロードのお客さんに勧めていた。
大きくて重たいオフロードバイクと違って、電動MTBは20kgちょっと。
前後輪を外せば軽自動車でも簡単に積めるので、どこでも気軽に走りに行けるし、自転車の醍醐味のはずの登りで、ヒイヒイ言わなくていい。
オフ車乗りがEBikeの楽しさに気づいてしまったら、関東近県の山が荒らされて、走れなくなる日も近いんじゃないかと、絶望的な気持ちになる。
海外ではEBikeがバカ売れ中で、海外メーカーの開発の優先順位は
「1位,電動MTB 2位,MTB」で、ロードは最下位、というか予算が余ったら作る程度らしい。
今のところ電動は需要が少なくて、売れない日本にはなかなか入ってこないが、いずれ日本でも売れるようになれば価格も手ごろになるので、平均50万円が高くて買えない人でも、30万とかになれば買う人も増えるはず(私もそのひとり)。
でも売るだけが目的のメーカーやショップに、マナーを教えられるのは期待できないし、バイクショップがE-MTBを扱うことも、増えてくるはず。
高齢者や女性ハイカーからすれば、オフ車もMTBも違いがわからないので(ホントの話)、近い将来「バイクも自転車も全面禁止」になるだろう。
(私はもう下りで「目」がついていかないので、やれてもあと1,2年だろうけど......)
ナビがいつ戻るか未定なので、それまではスマホで走るけど、ガーミンナビよりスマホナビのほうが、裏道を教えてくれるので渋滞は少ないような。
でもなにもないと間が抜けてるなぁ
そして帰りはマックスへ
正月1日しか休んでないというサトーさん(毎年だけど)
生ハムとオリーブオイルのお年賀、喜んでくれましたよ、コジマさん。
コジマさんも80GSを手放して、はや数年。
CBナナハンKゼロもいいけど、盗まれないよう保管が大変そうなので、気軽に乗れるガイシャ(旧車)が欲しいそう。
サトーさんにはその旨伝えておいたので、トモダチ価格の「出物」が現れることを祈ります。
原さんに
「ナビ持ってくるの大変だから、宅配で送ってください」
と言われたけど、どうしても行きたかった理由がコレ
越谷レイクタウンにある「WILD1」で、買い物したかった。
オザトレで「山コーヒー」飲むために、チタンマグなど軽量グッズを物色。
ユニフレームのスタッキングマグ✖2個
前回持参したアルミのマグは1個120g、
こちらは1個65gなので「2個で1個分」
こんな小さい差でも、自力で漕ぐので気分的には大きい。
重ねてもガタつかないのは、さすがメイドインジャパン。
「チタン」という言葉に男の子はみんなヨワイ(はず)
左が前回持参の「たまたま家にあった」ガス缶250g
「大は小を兼ねる」と思ったが、やはり大きすぎてかさばるので、110gを購入。
これならヤカンにすっぽり入るので、かなり省スペース。
ふだん使っているシングルバーナーは、同じプリムスのホースがあるタイプ(右)
今回買った左側のガス缶の上に直接載せるタイプより、高さが無いぶんグラつかなくていいけど、こちらも少しでも小さく軽くしたかった。
「ウルトラバーナーP153」
昔からあるタイプだけど、やっぱり小さい
コンパクトだけど強火力。長年ベストセラーなのがうなづける。
これならチタンのヤカンに、ガス缶とバーナーがすっぽり収まる。
こちらも購入。
着火用のライター(バーナー?)
前回はノズルが長い左を持参したが、どうにも大きい。
コーヒーを飲む見晴台は、名前の通り周りを遮るものが無いので、風が強いと100円ライターで着火できないが、これは大丈夫。
カセットガスから充てんできるのも、経済的でいい。
コーヒーバネット3個と一緒にヤカンに入れて、コーヒーミルも入れて約1.3kg
前回が1.6kgだったので、300gの軽量化に成功
(たった300gと言うなかれ。気分的にはルンルンなのだ)
ミルが重いけどやっぱり豆は現地で挽きたい。
でも朝、家で挽いていってもいいのかな。
このヤカンががすっぽり入る、チタンのコッヘル(クッカー?)があれば、コーヒーバネットを3つ持たなくていい。
WILD1で探したけど、ヤカンが1,2Lの大型なので、これよりひと回り大きなコッヘルは売っていなかった。
マトリョーシカのように重ねられ、「大きいほう」でお湯を沸かし、「小さいほう」を受けのポットにすれば、この中にガスバーナーもバネットも収まって、かなりスッキリしそうだが、やっぱり「気分」としてヤカンは使いたいなぁ。
とりあえずこれで来週リベンジして、また試行錯誤を楽しみたい。