R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

スキーバスツアー

春から中学生の娘は、勉強や部活が忙しくて、もう一緒にスキーに行ってくれないだろう。

でもやっぱりスキーは楽しいので、来シーズンはどこかのシニアスキークラブに参加して、中高年の仲間と滑りたい。

とネットで検索したら品川区のスキークラブを発見。

もうシーズンオフだけどメールで問い合わせたら、

「シーズン最後のバスツアーがまだ空いています」

とのことで、飛び入り参加させていただくことに。

 

いつもクルマで行っていたので、バスツアーは初めて。

スキーケースが無かったので急きょ購入

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宅急便で送るとき便利だという、板とブーツが入る「オールインタイプ」もあるけど、ネットの口コミは「とにかく重い」のコメントだらけなので却下。

昔ながらのスキーケースもあったけど、ネオプレーン素材の「ソールガード」というのが、シンプルでいいと思い購入。

金曜夜大井町駅による9時集合。

ここなら自宅から電車で15分と近くていい。

ネットで都内のスキークラブを検索すると、ショップ主宰のクラブも多いが、集合場所が東京駅だったり新宿駅だったりと、ちょっと遠い。

その点、地元のクラブは自宅から近いのがありがたい。

 

4月に電車でスキー担いでるのは私だけ。

ほんとに集合してるのかちょっと不安になりながら、集合場所に向かうと

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あった!(よかった~)

老若男女あわせて35名ほど。もちろんだれも知らないので、スキー場までの4時間ほど、ひとこともしゃべらなかった。

サービスエリアで2回トイレ休憩して、志賀高原熊の湯スキー場に1時半到着。

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高校生の冬休みにここでバイトしたと思っていたけど、違ったみたい。

実家はここから1時間半だけど、熊の湯スキー場はたぶん1回しか滑ったことが無い。

志賀高原から少し外れるからなのかな。

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4人部屋で私以外は30代と40代男性が二人。

全員が品川区在住なので、初対面だけど親近感があっていい

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朝7時に朝食バイキングを食べて、9時からクラスに分かれてレッスン開始。

自己申告で私は中級クラスにエントリー

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まず全員で準備体操

個人だとこんなことしないので、とても新鮮

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文字通り「雲ひとつない」快晴

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北信五岳はもちろん、新潟、富山にまたがる北アルプスも一望

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指導員の資格をもつクラブメンバーが、コーチングしてくれる。

中級クラスは(たぶん)60歳の私が一番年下?

と思うほど、男性4人女性3人みんなシニア。

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まず「基本の」カービングターンを教わるけど、2mの長い板を「テールを回してターンする」昭和のスキーヤーには、板を傾けてエッジングだけでターンする、カービングがなかなか理解できない。

「曲がろうと意識せず、山側のエッジに体重を掛ければ、自然にターン(カービング)できますよ」

というけど、曲がるまで我慢できず、テールを滑らせてしまうの繰り返し。

長野で生まれ育って、「もの心」ついた頃からスキーやってたけど、ほとんど自己流なのでシュテムターンとかパラレルターンが、そもそもわからない(見よう見まねでなんとなくできていたので)

せっかくカービングスキー履いてるのに、これじゃ1万円分も使えていない。

クラブに参加したのは、「美しいスキー」をマスターしたかったから。

こんな機会はめったにないので、ひたすらカービングターンの反復練習をしていたら、あっというまにお昼。

ここはスキークラブの定宿スキー場なので、コーチお勧めのレストランへ

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最高齢は84歳。

ほかも60~70代がズラリ。みなさん年間10~20回は滑っているとかで、とにかく元気。

「60歳なんて若くてうらやましいね~」って

ひとり1枚ピザを注文したら、かなりの量で満腹(午後滑れるのか??)

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今回もMTB用のヘルメットとサングラス

当日の金曜にお茶の水へ、スキーヘルメットを買いに行ったけど、さすがにシーズンオフでサイズが無かった。

ことしはスノボ人気でヘルメットもかなり売れたらしく、オリンピック効果は大きかったみたい。

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参加者から

「変わったヘルメットですね」

「どこのメーカーですか?」

と聞かれたけど、自転車用と言ったらみなさん驚いていた。

来シーズンはヘルメットとゴーグルを揃えよう。

 

オザワさん含めMTB乗りは、スノースクートやる人が多いけど、志賀高原は一部を除いて禁止が多いらしい。

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そしてリフト終了の4時までガッツリ滑って、温泉で汗を流して、お待ちかねの夕食

 

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この写真を奥さんに写メで送ったら

「もろ、コロナになるパターンじゃん」って。

せめて食べるとき以外はマスクをして予防を心がけたけど、生ビールが2杯3杯と進むうちに、みなさん大声になっていく,,,,,,,

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翌日曜は午後から雨か雪の予報だけど、なんとか晴れている。

昨日カービングの練習でいろんなところに「チカラ」が入ったのか、朝起きたら全身筋肉痛....

ゆっくりストレッチしてコリをほぐしたけど、今日はガリガリアイスバーンなので、ケガしないように気をつけないと。

 

前回娘と行った川場スキー場は、99%スノーボーダーだったけど、ここはまだ10%くらいで、圧倒的にスキーヤーが多い。

でも「元」品川スキークラブ員で、今はここ熊の湯で働くミユキさん曰く

「去年からスノボがかなり増えました」って。

このミユキさん、かなりの有名人で、「志賀高原 〇〇ミユキ」で手紙が届くらしい。

指導員の資格も持っているけど、ホテルやチケット売り場、スキー場の広報などなど、かなりの激務で、「今シーズンまだ3回しか滑ってない」って。

 

スキークラブも若者を勧誘するのに、幹部がスノボを習ったらしいけど、やっぱりスキーがいいので誰も続けた人はいないそう。

若者はブームで動くけど、サンデー毎日のシニアスキーヤーは、定期的に通っておカネを落とすし、若者と違って無茶してケガが少ないので、スキー場としては高齢者のほうがありがたいみたい。

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9時10分からのレッスンだけど、リフト開始の8時半から、ひとりでカービングの「自主練」

低速だとカービングによる「レールターン」が、できるようになったけど、ちょっとスピードが出るとやっぱりテールを滑らせて、「逃げて」しまう自分がもどかしい。

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この日は午前中だけで、午後2時半に出発予定

ゲレンデスキーはリフトで上がって下るだけなので、疲れるけどおなかが空かない。

昨日食べすぎたので、ほかの人があがっても12時半まで滑っていた。

出発の準備をしてまたお風呂であたたまる。

温泉入ると帰りの運転が眠くてつらいけど、バスツアーは寝るだけなのがありがたい。

出発のころは軽い吹雪。

ゴールデンウィークまで滑れるから、また来てね」

ってミユキさん。

 

毎週のようにマウンテンバイクで、オザトレの激坂を下っていたら、上級コースの急斜面が「平らな緩斜面」に見えて、気持ちよく滑れたことはMTBやっててよかったこと。

来シーズンから正式にクラブに登録予定。

12月の初滑りから始まって、8回くらいバスツアーがあるらしい。

それ以外にもクラブの人に誘ってもらえれば、平日でもいつでも参加するつもり。

84歳のスズキさんが

「まわりはみんな死んじゃったか、歩くのもやっとな人ばかりだけど、スキーがあるから元気でいられる」

って。

私も20年後に同じことが言えるよう、精進するつもりです。

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