土曜は娘は半ドンで学校。
子供のいる家庭は学校をズル休みさせない限り、ゴールデンウィークでハワイとか行けない(はず)。
30年前、第1回ロシアンラリーのあと、カメラマンの山田シューセイさん主宰の「ムーンライトキャンプ」というイベントが、当時出来たばかりの若洲の、都営公園キャンプ場で開催された。
湘南まで行かなくても東京湾があるじゃないか
ということでひさびさに行ってみた。
奥に見える観覧車は葛西臨海公園かな。
この日は風が強く海も波が高かった。
知床遊覧船の事故はこれより波が高かったはず。
ダイオウイカも
まさかの「人魚」も
なんとかブリッジ
肝心のキャンプ場は若洲リンクスゴルフ場の反対側。
バイク置き場からここまで3キロもある。
さらに歩くと帰りが遠くなるので断念。
帰りも3キロがんばって歩いて、レインボーブリッジの下を通って帰宅。
「辺境専門の旅行代理店 E&Gインターナショナル」のナガモチさんとは、30年来のバイク仲間。
パリダカや海外ラリーのチケット手配で、お世話になった人も多いはず。
コロナで海外旅行は開店休業状態。
しかたないのでファミレスや介護施設で、バイトしていたナガモチさんが、キッチンカーでハンバーガー屋を始めたらしい。
日曜は板橋のイオン駐車場で開業しているというので、またタンデムで向かったところ
信号が青になったので直進したところ、左から白い物体が「いきなり」ぶつかってきて転倒。
ふたりとも投げ出され、私より先に起き上がった娘は、倒れている私を見て
「パパ死んじゃった」と思ったらしい。
起き上がろうとすると右肩に鋭い痛みが。
バイクを起こそうとするが力が入らない。
左折すると国会議事堂があるので、警備のおまわりさんが飛んできて、ジョギング中の人とバイクを起こしてくれた。
救急車にのせられて向かった先は「虎の門病院」
さいわい娘は打撲だけで済んだが、私は鎖骨骨折。
コロナと連休で予約が無いと、重症以外は手術ができず、自宅近くの病院で手術して下さいって。
先日録画しておいた映画「エクソシスト」を、初めて見た娘。
「元祖ホラー映画の金字塔」などと言われるが、チャッキーやリングなど、もっと怖い映画を見慣れた子供には、全然こわくない。
「な~んてバカにしたから、悪魔の呪いで事故しちゃったのかな?」って
当日はすぐ救急車に乗ってしまったので、現場検証に立ち会えず。
今日、警察の人がわざわざ自宅に聴取に来てくれた。
私のバイクのドラレコの映像を見てくれて
問題の交差点、このあと右側の白いSUⅤが、ウィンカーも出さずに急に左折して、こちらとぶつかっている。
図で説明するとこんな感じ
連休で静岡から上京した家族連れで、首都高の霞が関出口から、東京ドームで野球観戦に向かっていたらしく、娘いわく
「後ろの席に子供が2人乗っていた」って。
ナビが左折の表示をしたので、後方確認せずハンドルを切ってしまったそうで、こちらの過失は「ゼロでしょう」とのこと。
娘は私の運転を1万パーセント信用しているので、こちらも安全運転していたつもりだったが、ブレーキをかけることもよけることも、なにもできなかった。
警察の人曰く
「クルマのドラレコには、ぶつかったとき娘さんがボンネットに跳ね上がって、落ちた映像があったので、娘さんのほうが重症かと思いました」
その写真を見せられて肝を冷やした。
ボンネットでなく窓のフレームにぶつかっていたら、首の骨が折れたかも。
当然奥さんからは「タンデム禁止令」が出されたが、もし娘の身になにかあったら?と思うと、もう乗せる気になれない。
「ABSがあるからタイヤロックしないので安心」
なんて思っていたが、今回のように「横から」ぶつけられたら、ひとたまりもない。
高速道路の渋滞でクルマのあいだをすり抜けるときも、左右のクルマの動きを注意してみているつもりだけど、真横に来たとき急にハンドルを切られたら、もうよけられない。
警察の人から
「バイク、フレームも逝ってるっぽいので、{全損}かもですよ」とも。
タンデムでなく単独でも、万が一事故したら....
これ以上、家族に心配はかけられない。
なんて思うと、これを機にバイクは引退したほうがいいんじゃないかと、マジ考える。
昨日は近くの病院で手術のための検査。
朝9時からいろいろ検査して、やっと入院と手術の申込が終わったのは、午後4時。
全身麻酔で数か所折れた骨をプレートとボルトで固定して。
木曜から入院して金曜に手術、早ければ翌日退院とのこと。
今まで骨折は数回しているが、いずれも自然治癒で、手術は今回初めて。
60歳にしてかなり緊張している。
娘も突然のことなのに泣かなかったのは,えらいのひとこと。
ふだん必ず着用するエアバッグベストは、娘のぶんが無いので付けていなかった。
ケチらず娘とふたりで着ていれば、私も鎖骨は折れなかったかもしれない。
被害者の自分に「もしものこと」があっても、機械がちゃんと証明してくれる。
マフラーや改造パーツなんぞにかけるカネがあるなら、ぜひ装着をお勧めする。