スキーの情報をいろいろ知りたくて、自転車仲間で競技スキーをやっている、ヒロサク君に相談したら、
「週末に池袋のサンシャインで、石井スポーツの予約会があるので行きませんか?」
って。
土曜日朝イチに駅前のドンキで待ち合わせ。
奥さんとは大学スキー部で一緒だったそうで、この日は奥さんも一緒。
私なんて奥さんに内緒なので、なんか後ろめたいけど(^-^;、夫婦で共通の趣味があるってうらやましいと思ったりして。
9時開場のところ9時半に行ったら、もうすごい人だかり。
午後は数百メートルの入場待ちの列ができたとか。
スノボに押されてスキー人気は後退の一途....
なんて思っていたけど、この熱気はすごい。
いまや「世界のオガサカ」と言われて久しいけど、実家のとなりのお兄さんが、長野のオガサカ工場で働いていたので、子供のころは塗装が失敗した「B級品」をもらって履いていて、そんな有名ブランドとは思わなかった。
個人的にはロシニョールの「スーパーヴィラージュ」の復刻版にクラクラ。
高校生のとき同級生が履いていた、ロシのヴィラージュにラングのブーツがカッコよかった。
ロゴが「R」じゃなくてコッコちゃんマークってのが、なんともかわいい。
日本限定モデルらしい。
いまはブーツも同じブランドにするのがトレンドとか。
個人的にベージュがいいなと思ったのも、今回ロシがいいと思った理由。
今使っている板は3年ほど前、長野に娘とスキーに行ったとき、娘のヘルメットを買いに入ったスポーツ量販店で、シーズンオフのセールで衝動買いしたもの。
でも自分に合っているのか正直分からない。
とはいえ物価高の影響か、スキーも価格が高騰していて、ロシの板が17万、ブーツが7万とか?!
「スキー場で板やボードが盗まれた」なんて話をよく聞くけど、こんなに高くちゃ盗難が心配で、おちおちロッジで食事もできない。
ヒロサク君からも
「カービングの技術をマスターしてから、買ってもいいのでは?」
と言われ、グッと思いとどまった(ひとりならオーダーしていたかも(^-^;)
今日の目的はウェアとヘルメット
密かにスウェーデンの「ピークパフォーマンス」を狙っていたが、ヨーロッパのメーカーはゲレンデより山スキー(バックカントリー)がメイン。
「中綿」が入った国産モデルと違い、インナーにフリースなど重ね着するマウンテンパーカが多い。
私もふだんはフリースの上にマウンテンパーカを着ていたが、今年は中綿の入ったスキーウェアを着てみたいので、ピークはあきらめた。
こちらは上下でかる~く20万オーバー。GSのラリースーツじゃないけど高すぎる。
夫婦で競技スキーのヒロサク奥さんの、今日のお目当てはヘルメット。
回転と大回転ではヘルメットの規格が違うそう。
高速の大回転はチンガードが必須で、選手のなかにはヘルメットを2個持っていく人も多いとか。
チンガードをボルトオンできるヘルメットもあるが、レースの前に付けたり取ったりは「ほんとに面倒くさい」らしい。
この「スィートプロテクション」というメーカーのヘルメットは、工具を使わずワンタッチで、チンガードが脱着できるスグレモノ。
フルカーボンモデルがあったのでかぶってみたが、ガイジンのアタマは細くて痛いので断念(価格も6万近い(@_@))。
そしてヒロサク君、
今シーズンは板とブーツは買わずに我慢して、かわりにインソールを自分好みにカスタム
足型をとって
インソールを足型に合わせて加工してもらう。
インナーソールが1万数千円は高いと思ったけど、かなり手間がかかっているので仕方ない。
私のブーツもくるぶしが当たって痛いので、自分でインナーに切れ目を入れて加工したが、インソールも作ったほうがいいかな?と、ヒロサク君に聞くと、
「上手になってからでいいのでは?」って。
ほんと、ひとりで来なくてよかった(^-^;
JIROのヘルメットはみんなかぶっているし、スウェーデンの「POC」か「UVEX」がいいかと思ったが、いろいろありすぎて決められない。
「競技用でなければシーズン中でも買えますよ」
と言われ、ヘルメットはあきらめてウェアを物色。
中綿の入ったスキーウェアは、やっぱり国産メーカーがいいとのことで、デサント、ゴールドウィン、フェニックスなどを見て回る。
ちょうどフェニックスにベージュの上下があったので試着。
フェニックスは事業縮小で中国企業に譲渡されたらしいが、今年、日本の企業がライセンス契約したらしい。
志風音が「フェニックス」ブランドの事業を継承、最大5年間の契約 (fashionsnap.com)
というわけでフェニックスのブリザードジャケット上下をオーダー。
入荷は11月頃らしい。
(これならロシとおソロのカラーリングだなぁ💛)
そして翌週は品川スキークラブ紹介の、「オフィスゼロ」さんへ。
スキーショップ オフィス・ゼロ (desport-tokyo.com)
オフシーズンのこの時期に23年モデルの予約会が、そこらじゅうで開催されるそう。
スキーブームのころと違って生産数も少ないので、本当に欲しいものはこのときにオーダーしないと、手に入らないらしい。
板とブーツを買い替えるか?
それとも今あるものをチューンナップしてもらうか?
とりあえず板とブーツをクルマに積んで、向かった先は墨田区の横網という住所
墨田区は両国国技館もあるし、相撲部屋もたくさんあるので、てっきり「ヨコヅナ」かと思ったら、「ヨコアミです」って。
「場所がわかりづらいよ」
と言われた通り、ロシののぼりが無かったら見過ごしていた。
こ、これがスキーショップ??
店長さんとスキー仲間のボランティアスタッフさんが、暖かくおで迎え。
店長さんは品川スキークラブのOBらしく、お客さんもみんな常連さんばかり。
なんでも揃う大型量販店もいいけど、個人的にはこんなプロショップが好き。
持参した板とブーツを見てもらい、
「買い替えか悩んでいます」
と伝えると、
「まだまだ使えるからチューンナップだけでいいでしょう」
って。
売り込まれると断れない性分なので、購入も覚悟していたが、ちょっと拍子抜け。
お客さんもオジサンオバサンばかりなのもいい。
一番の売りはロシニョールらしいので、スーパーヴィラージュもここで買いたい。
予約会とセールも兼ねていたので、UVEXのヘルメットとロイシュのグローブを、半額で購入。
オリジナルTシャツもいただいて。
チューンナップが終わったら引き取りがてら、前回曲がってしまったストック(ポール)と、メガネも使えるゴーグルを購入する予定。
バイク屋さんもクルマ屋さんもスキーショップも、量販店やディーラーより、個人でがんばっているお店を応援したいのだ。