R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

海の思ひ出

土曜は娘の保育園の「遠足」で、葛西臨海公園へ。
 
9時半に水族館前に集合、自宅前の高速に乗れば30分で着くが、遅れては大変と1時間前に出発した。
お台場から葛西まで渋滞8キロと表示あり、事故のマークも出ているので、お台場で高速を降りた。
と、下道も大渋滞でクルマの横を走って行く自転車やランナーのほうがよっぽど速い.....。
 
時刻は9時半でまだ有明.....。
遅刻する旨を電話で伝えたが、いつ到着するか分からない。
 
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2車線を1車線にして機動隊のクルマが停まっている(渋滞の原因はおまえらか!!!)
APECの警備らしいが、どうせバスのなかでヒマつぶしをしてるなら、歩道か側道に駐車しろと怒鳴りたかった。
(迷惑した何千台のドライバーの声)
 
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やっと到着したのは10時すぎ。
保育士さんがおもてで待っていてくれた。
私たちが最後かと思ったが、まだ2組が渋滞にハマって遅れているらしい。
 
昼食の11時半まであと1時間。慌てて入場する。
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初めて来たがマグロの回遊する水槽に圧倒された。
ジンベイザメが泳ぐ水族館は、もっと迫力があるのだろう。
 
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外ではペンギンのエサやりの真っ最中。
 
娘にはまだペンギンとマグロの違いも分からないだろうが、ペンギンを見て大喜びだった。
 
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サメの水槽。たくさんのシュモクザメが泳いでいた。
 
20年前スキューバにハマったとき、念願だったダイバーの聖地、タヒチのランギロア環礁に行った。
タヒチの首都パペーテから、プロペラ機で30分。
小さな島にホテルは1軒だけ。
ダイビング以外本当に何もない島だが、毎日マンタやジンベイザメに遭遇出来て、大感激だった。
 
仲良くなったフランス人のガイドが、「今日はespace de requinに行くぞ」と、ゾディアックという大型ゴムボートを走らせながら言ったが、当然意味が分からない(日本人は私だけ.....)。
 
海の真ん中にゴムボートを停めて、数人のダイバーがバックダイブで後ろ向きに海に入り、私もあとに続いた。
 
ブクブクブク・・・・・
水中で態勢を整えてあたりを見ると、海一面、上下左右がサメだらけだった。
何百匹という大群のなか、数人の「エサ」が泳いでいる.....。
自分のカラダすれすれにシュモクザメがすり抜けていく。
水深数百メートルという海中は、足の下がまっ黒な海で、ジョーズが突然現れたらどうしようと、生きた心地がしなかった。
 
なんともスリリングな体験だったが、あとで聞いたらそこは、「シャークポイント」というダイビングの名所らしい。
今まで襲われたことはないと言うが、誰か一人でもすり傷で血を流していたら、全員が餌食になっただろう。
 
なのに翌日もこりずにまた潜った。
UMA(未確認生物)好きの私は、南太平洋で未知の生物に遭遇するのを、実はひそかな楽しみにしていた。
 
またゾディアックに乗せられて着いたところは、昨日よりもっと沖合で、もう陸地が見えない......。
他の欧米人は嬉々としてダイブしていくので、私も続く。
 
透明度が高いので100m以上深い海中もよく見えるが、両側が切り立ったクレバスのように、深海に向かって落ち込んでいるので、潮の流れが恐ろしく速い。
流されたら海の藻屑になる.......。
はぐれてもきっと探してもらえないだろうから、必死に岩にしがみつく。
こういう流れの速いところは大型の魚の通り道で、それを追ってもっと大型の魚がやってくるので、今日は何が見られるのか、ワクワクしながら待っていた。
 
しばらくして海中の下のほうから、「ドーン、ドーン」と花火のような音が聞こえてきた。
ガイドが指さす下のほうを見ると、水深100mくらいのところを、数十メートルはある大きな黒い物体が、
2つ動いている。
「潜水艦?!」、「恐竜??」
まっ黒な物体が視界から消えるまでそこにいて、ガイドの合図で浮上した。
「ウィール!」と言って、ガイドが笑いながらアタマの上で、手をパっと開く身振りをした。
ここはクジラの通り道で、さっき見たのはクジラの親子。
花火のような音は鳴き声だったらしい。
 
 
なんてことを水槽のなかのシュモクザメを見ながら思いだしていると、そろそろ昼食の時間ですと、保育士さんが伝えに来た。
 
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大観覧車の下の芝生で昼食会。
保護者と子供合わせて40人の大所帯。
今日は本当に天気が良くて、11月というのに日差しが強く、女性陣は日焼け対策に大変そうだ。
 
「遠足兼懇親会にすれば宴会できましたね~」と、飲み会好きらしい園長先生が言うと、「次回は地元で保護者会やりましょう」と、複数のお父さんから賛同の声が♪
 
先日の運動会といい、今日の遠足といい、初めての経験だったが、子を持つ親の気持ちは同じ。
会話もはずみ楽しいひとときだった。
 
食事をして解散後、3人で観覧車に乗った。
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観覧車から水族館が眼下に。
奥に見えるのはディズニーランドと浦安のホテル群
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天気はいいがガスっていて、富士山は見えないが、スカイツリーはバッチリ。
 
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私は高いところが苦手なので、下は見ないようにしていたが、娘は平気なのか、ず~っと外を見ていた。
 
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観覧車を降りて公園の突端の海岸まで歩いてみる。
遠くに見えるのは「海ほたる」か。
 
ここはバーベキューもできるらしく、大勢の人でにぎわっていた。
道が空いていればクルマで30分。
娘がもう少し大きくなったら、また来よう。