R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

奥多摩

日曜は自転車走行会。
昨日の遠足でずっと娘を抱っこしていたら、腕が筋肉痛で痛い。
 
待ち合わせは武蔵五日市駅。初めて来た。
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集合はゆっくりめの朝10時だったが、中央高速の渋滞にハマっては大変と、早めに出たら9時過ぎに到着。
道すがら大勢のサイクリストに遭遇。みんな奥多摩方面を目指しているらしい。
 
この駅は登山客がやたら多い。若い人から高齢者まで、登山も自転車やマラソンと並んで大ブームらしい。
 
今日のメンバーは9月に走った富士山1周イベントのときのメンツ。
大学サイクリング部のN師匠、私を自転車に誘ったYさん、整体師N先生、マラソンサブスリーのIさんと、お友達のHさんと私の6人。
 
近くの温泉の駐車場にクルマを停めて,各自自転車で走り出す。
 
コースディレクターのN師匠いわく、今日はマイルドコースで峠は2か所、トータル70キロくらいとか。
ハードコースは奥多摩周遊道路を抜けて、奥多摩の峠を走るらしいが、今回は我々がどのくらい行けるのか、とりあえず様子見。
 
一つ目の峠をゆっくり走っていると、やたらとスバルレガシーやフォレスターが追い抜いていく。
その数ざっと数十台、きっと奥多摩でミーティングでもあるんだろう。
 
みんなでワイワイ話しながら登っていると、中央大学のジャージを着た数人に、「一瞬で」抜き去られた。
 
我々がタヌキとキツネの集団とすれば、彼らは「カモシカ」のよう.......。
無駄な贅肉のないしなやかな体つきが遠目にも分かり、あっという間に視界から消えた.......。
 
先月N師匠が参加した「箱根ヒルクライムレース」で、自称「ヒルクライマー」のN師匠が、今までの自転車人生で経験したことがないくらい、数百人に追い抜かれたらしいが、みんな中央大学生のようなスリムな体つきをしていて、デブは一人もいなかったそうだ。
 
フリークライミングをやったとき、ハングオーバーのところで自分のカラダの重さを痛感した。
この重力に抗う(あらがう)スポーツは、筋力よりもまず体重を軽くすることが大前提、ということを悟り、以来シューズも捨ててしまった。
 
自転車で峠を登るのも、体重は軽いほうが絶対にいい。
大金はたいてパーツを軽量化するよりも、がんばって体重を数キロ減らすほうが、よほど効果があるだろう。
 
なんてことをN師匠と話しながら峠を登ると、後続が来ない。
頂上で待っていると初参加のHさんが、足をつってしまったらしい。
 
普通のマウンテンバイクで来たHさんは、峠は初体験。
昨日はランニングで皇居を走ったそうで、疲労の残った足にビンディングもなく、重いマウンテンバイクはかなりキツイだろう。
後戻りもできないので、行けるところまで行くことに。
 
峠を下りしばらくアップダウンを繰り返したところで、急に視界が開けて目の前に富士山が現れた。
 
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N師匠と富士山(モザイクかけときましたw)。
N師匠のいでたちは、休日の朝、運動不足のオジサンが多摩川の土手を走るような、ジャージ姿(パジャマか??)。
我々のようなパツパツのジャージ姿でなく、決して速く見えないが、スイスイ峠を登って行く。
 
大井ふ頭にも同じような格好をしたオジサンがいて、ジャージに古い自転車なのに、やたら速い。
(その昔、競輪選手か??)
 
子供のころ近所のスキー場では、チャンチャンコにジーパンで滑るのが子供の「正装」だったが、N師匠のジャージも「元サイクリング部」、こんなシロート相手ならこれでたくさんと、余裕の表れか......。
 
 
 
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みんなサングラスしてるから、こっちはモザイク不要かな。
シロートながらカッコだけはツールドフランスのメンメン。
 
その先のコンビニで昼食休憩をとる。
天気はいいが少し冷えたので、お湯をもらってカップヌードルを食べる。
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ここはサイクリストの休憩ポイントらしく、お湯もたくさん用意されていた。
 
疲れてくるとカラダが無性に甘いものを欲しがるので、甘食のパンと缶コーヒーでエネルギーチャージ。
最後の和田峠を目指す。
 
ここはきつかった。
いまだ「引き足」をマスターできない私は、登りがきつくなるほどペダルを「踏み込んで」しまい、逆に疲れてしまう。
N師匠いわく「踏む力と引く力を半々に使えば、足の疲労は半減します」とおっしゃるが、ギクシャクして上手く漕げない。
 
頂上まで5キロと言われたが、いつまでたっても辿り着かないジレンマ.....。
歩くような速さでダラダラ走っていたが、防寒対策で付けていた、アーム&レッグウォーマーが暑くてものすごく不快。
汗でサングラスも曇り心臓バクバクで、とうとう足を着いてしまった。
 
N師匠と整体師Nさんはそのまま行ってしまった。
防寒着を脱いで汗を拭いて再スタートするが、乳酸が出て来た筋肉は、すぐだるくなり足も重い。
なんでこんな苦しいことしてるのかな.........
苦しいときのいつもの自問自答を繰り返しながら走っていたら、なんとか頂上に到着できた。
 
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まったりと頂上で休憩中。
途中で撮影する余裕はなかった。
もっと体重を落とさなければ.......。
 
ここを反対側から登ってくるのは、もっとつらいとのことで、今日はらくちんコースだったらしい..........。
 
下りはかなりの急斜面で、ずっとブレーキをかけっぱなしでウデが痛くなる。
でも終わってみると峠道はやっぱり楽しい。
 登りで汗をかいて、下りは一気に冷える。
自転車の重ね着は脱いだり着たりで忙しい。
 
そのあとまたアップダウンを繰り返して、クルマを停めた温泉に到着したときは、まだ4時だというのにあたりは暗くなり始めていた。
 
温泉につかってまったりする。
奥多摩は昔ツーリングにバイクで来たが、これほどの充実感はなかった。
 
風呂から上がりお茶を飲みながら雑談。
離婚ホヤホヤの人と、離婚予備軍の人がいて、人生相談で盛り上がる。
(自転車よりこっちのほうが盛り上がったよーな。オトナはみんな大変なんだナ........)
 
帰りの高速も渋滞すると大変なので、尽きない話の続きは次回呑みながら、と解散した。
 
私のカーナビはまだ2年目のくせに、かなりいいかげんなナビをする。
朝も八王子第2ICで降りるはずが、表示は手前の第1IC。
道も不案内なのでナビに従ったら、かなり遠回りをさせられた。
 
なので同じ方向に帰る、Iさんのボルボにくっついて行ったが、これが速い.....。
何度信号無視をしたことか、でも私のナビは相変わらず遠回りの道順を指しているので、ここではぐれたら路頭に迷うとがんばって追走。
 
朝よりはるかに速く八王子ICに着いたが、案の定、帰りの中央高速は国立の先まで渋滞中。
テレビでは笑点大喜利が始まったところだったが、家に着いたときは珍獣ハンターイモトが出たところ。
たぶん2時間か.....。
最初は自走で行こうと思ったが、片道60キロプラス峠道70キロのあとに、夜道を60キロはたぶん(絶対)無理......。
行かなくてよかった。
 
今日からダイエットして体重を落とすぞと決意したが、帰宅してから空腹に負けて、腹いっぱい食べてしまい、また自責の念にかられた......。
 
またまた懲りずにリベンジを誓った、奥多摩珍道中であった。