「栄光のルマン」で冒頭に出てくるポルシェ、
今なら「ナローポルシェ」と言われる名車だが、当時は最新型だったはず。
「大脱走」は年末テレビの定番だった気がする。
家族でこたつに入って、ミカン食べながらワクワクして観たものだ。
ブリットといえば、同じクルマを改造したNさんがいた。
そして昨日は「パピヨン」だった。
1974年公開のとき、私は小学校高学年か中学生だった。
学校の体育館に全校生徒を集めて行われた映画鑑賞会で、この映画を観た。
その度に捕まってさらにきつい待遇の刑務所に入れられる。
最後は絶海の孤島に送られるが、ここからも脱出し、その後は自由な人生を手に入れた。
実話の持つ重厚感と、陽の当たらない独房で、ムカデやゴキブリも食べて「生」に執着する、マックイーン演ずるパピヨンは、強烈な印象で彼の映画のなかでも一番好きだった。
CGも特殊メイクもなかった時代、若いときから老人まで演じ切ったマックィーンの役者魂。
ダステインホフマン演ずる相棒のドガも、なんともいい味を出していた。
監督はフランクリン・J・シャフナー
今夜は「タワーリングインフェルノ」。
マックイーンとポールニューマンのコンビが、CGなんてない40年近く前に、カラダを張って熱演していて、今観ても古さを感じさせない。
もうあんな役者は現れないだろうマックイーンと、同じ時代に生きられたことを幸運に思う。