R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

パピヨン

今週のBSハイビジョンはマックイーン特集らしい。
「栄光のルマン」、「華麗なる賭け」、「大脱走」、「ブリット」、
 
「栄光のルマン」で冒頭に出てくるポルシェ、
今なら「ナローポルシェ」と言われる名車だが、当時は最新型だったはず。
大脱走」は年末テレビの定番だった気がする。
家族でこたつに入って、ミカン食べながらワクワクして観たものだ。
 
ブリットといえば、同じクルマを改造したNさんがいた。

そして昨日は「パピヨン」だった。
 
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1974年公開のとき、私は小学校高学年か中学生だった。
学校の体育館に全校生徒を集めて行われた映画鑑賞会で、この映画を観た。

無実の罪で終身刑になったパピヨン(マックイーン)は、何度も脱走を試みる。
その度に捕まってさらにきつい待遇の刑務所に入れられる。
最後は絶海の孤島に送られるが、ここからも脱出し、その後は自由な人生を手に入れた。
実話の持つ重厚感と、陽の当たらない独房で、ムカデやゴキブリも食べて「生」に執着する、マックイーン演ずるパピヨンは、強烈な印象で彼の映画のなかでも一番好きだった。
CGも特殊メイクもなかった時代、若いときから老人まで演じ切ったマックィーンの役者魂。
ダステインホフマン演ずる相棒のドガも、なんともいい味を出していた。
 
監督はフランクリン・J・シャフナー
パットン大戦車軍団」やあの「猿の惑星」の名監督。

 
今夜は「タワーリングインフェルノ」。
マックイーンとポールニューマンのコンビが、CGなんてない40年近く前に、カラダを張って熱演していて、今観ても古さを感じさせない。

 
もうあんな役者は現れないだろうマックイーンと、同じ時代に生きられたことを幸運に思う。