金曜夜中、娘が突然吐いた。心配したが本人はいたって元気で、キャッキャしている。
妻が昨日から具合が悪くなり、今日は仕事を休んだ。
そして私は昨日夜、wadakenと戸越銀座の近所の居酒屋で一杯飲んだあと、どうもお腹の具合が悪くなった。
今朝も体調が悪く、カラダもふしぶしが痛い。
どうもノロウィルスにかかったようだ。
水分が出てしまい脱水症状になるらしいので、とにかく水分補給をしているが、娘が通う保育園は「病気の巣窟」....
かならず「あおっぱな」を垂らした子供が数人はいるので、治ってはまたもらってきての繰り返し。
それでも本当に子供は丈夫である。
元ガルルの名物編集長、「ネンさん」こと打田稔さんから、メールをいただいた。
久しぶりに新刊を出されるとのこと。
「モトクロス黄金時代 １９６０～１９９０」 あっ今日発売だ。
残念ながら私はこの時期、オフロードに一切興味がなかったので、全日本ＭＸで前人未到のＶ9を達成した東福寺さんや、アルパインスター輸入元「ＲＳタイチ」の吉村太一さん、「ＳＰ忠男」の鈴木忠男さんら往年の名ライダーの、現役時代をまるで知らない。
それでも昔なにかのイベントで、やたら声がでかくて「とにかく元気なオヤジたち」がいたことを、よく覚えている。
いまだヴィンテージモトクロスに参戦しているツワモノも大勢いて、その辺の若いモンには負けないというから驚きである。
昔はバイクもクルマもかなり不完全な乗り物だった。
レーサーの開発も試行錯誤の繰り返しで、ストレートはバカっ速だけど曲がらないマシンとか、平気で作っては次のレースに投入していた。
成田ＭＸコースのオーナーがもっている、ホンダの２ｓｔ５００ｃｃのモトクロッサーは、まさにそんな時代のモンスターマシン。
そんなじゃじゃ馬をライダーのウデでねじふせて走るレースは、バイク離れが叫ばれて久しい今よりもっと、若者のハートをつかんだことだろう。
Ｆ２小湊が閉鎖になった最後の日、タービュランスに誘われて最後の走行会に参加した。
私たちのクラスの講師は元カワサキワークスで監督のＫさん。
ガレガレの難所でもモトクロッサーで難なくクリアしていく。
生徒の一人、パリダカライダーでＭＸ国際Ｂ級のホッタ君が、難所でスタックしているのを見て、「昔のライダーはトライアルからエンデューロまで、何でも練習したけど、今のＭＸライダーはＭＸコースしか走っていないからダメだね」と笑っていた（ホッタ君、実はガレ場が苦手、ってダカールにも難所あるでしょ？ｗ）。
オフロードシーンの黎明期を、ずっと現場で追いかけてきたネンさん。
ネンさんが作った「オフロードバム」のおかげで、ビッグオフにハマった人も多かった。
私がオフにハマっとき知り合ったのは、Ｓ師匠ら「山ツーリング系」の人たちだったが、最初にＭＸをやっているバイク屋さんに飛び込んでいたら、今ごろはこっちの世界の人だったろう。
紙媒体が売れなくなって久しいが、折からのヴィンテージＭＸブームも、追い風になればいいと思う。
以下、ネンさんからのメールです。
ご無沙汰しております。
MCジャーナリスト（元ガルル）の打田です。
突然ですが、新刊のお知らせです。
先日まで編集作業に追われていた新刊ムック
『モトクロス黄金時代 1960's-1990's』が12月22日（水）に発売されます。
本書は、スクランブルレースからモトクロスに名称が変わり
MFJが設立された1961年から３年後の1964年に開催された
MFJ初のモトクロス日本グランプリ、
そして全日本モトクロス選手権がシリーズ化された
1967年から1999年までの全日本モトクロス史を
１冊にまとめたスペシャルブックです。
貴重な写真とともに当時のレース解説からファクトリーマシン解説、
各時代で活躍した名選手（初代全日本チャンピオン山本隆、吉村太一、
鈴木忠男、瀬尾勝彦、杉尾良文、光安鉄美、東福寺保雄など17名）の
インタビューや60年代から90年代の市販モトクロッサーまで掲載しました。
全日本がシリーズ化された1967年から1999年までのセニア/国際A級、
エキスパートジュニア/国際B級の全シリーズランキングは、
MFJに行っても知ることができない貴重な資料となります。
文化は歴史なくしては存在しません。
モトクロスも歴代選手らによって現在の土台が築かれてきました。
しかし、モトクロスの史実を次世代に伝え残す書籍は皆無に等しいのが現状です。
ならば、という強い想いで本書を制作しました。
是非、手に取っていただき、本書へのご意見、ご感想をお聞かせ願えたら幸いです。
ありがとうございました。
ヤエスメディアムック
『モトクロス黄金時代 1960's-1990's』
編集長 打田 稔
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クリックするだけで救える命がある。http://www.dff.jp/
