R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

eau de vie part 2

S師匠から電話をいただいた。
うちが水を探していることを知って、自宅で取り寄せているという、九州の水を紹介してもらった。
S師匠の長年の友人で、私も昔TBIでお世話になった鈴鹿のKさんからも、自宅用に予約した2L×6本を2箱、分けていただけると連絡をいただいた。
Kさんも小学生と4歳のお子さんがいるのに「娘さんに」って、TBIやモンゴルでお互い苦労したバイク仲間は、本当にいい人たちでうれしかった。
 
妻に話すと水道水の摂取規制が解除されたようで、実家の姉が送ってくれる分だけで、なんとか持つらしい。
なのでお二人にはお礼を言って辞退した。
とはいっても次になりがあるか分からないので、まだ安心は禁物だが......。
 
事務所で水道水からコーヒーを淹れながら
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そういえば子供のころ駄菓子屋で、舐めると舌が真っ赤になる合成着色料入りのアメや、チクロの入った菓子なんかも毎日食べていたなァ、なんて思い出していた。
いまさら放射能に被曝しなくても、あのころの子供はみんな、じゅうぶん汚染されていると思うのだが.......。
 
子供ごころに放射能や被曝を知ったのは、テレビドラマ「赤い疑惑」だった。
山口百恵ふんする女子高生が、父親役の宇津井健が務める病院で、誤って被曝してしまう。
たしかコバルト60という言葉も、このとき知ったような(不謹慎な話しですみません)。
 
S師匠からシューセイさんがバイオディーゼルで、東北に行っていることも教えてもらった。
 
被災地に根差して草の根の支援活動を行っている。
本当にフットワークの軽い人だ。
お金よりも今、被災地に何が必要か、かなり具体的に紹介しているので、ぜひ一度読んでもらえれば。
 
夕方、ちょっと出かけて帰宅すると、玄関に2L×6本の水が入った段ボールが置いてあった。
妻から「Tさんがバイクに積んで持ってきてくれた」と言われビックリ。
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Tさんありがとう❤  
 
TさんはBOGTで知り合ったKTM640アドベンチャー乗りで、うちと同じく去年、息子さんが産まれたばかり。
去年、親子で遊びに来てくれたときの模様↑
 
この緊急事態で奥さんと御子息は福岡の実家に避難しているそうで、水を使ってもらえればと、KTMのリアキャリアに積んで持ってきてくれたそうだ。
今が一番かわいい愛息に会えないのがかわいそう。
 
このあとモンドモトに行くと言っていたそうなので、モンドI川君に電話してTさんにお礼を言った。
 
砂漠で残り少ない水を分け合うような、まさに「eau de vie(命の水)」、人のありがたみを感じた一日だった。
 
みなさん温かいお心づかい、本当にありがとうございました。