R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

dog shelter

イメージ 1

日本では捨てられた犬や猫が毎年、何十万頭も「処分」されている。
捨て犬や迷子犬は保健所の保護センターが一週間「保管」して、飼い主が現れないときはナチスの収容所のように毒ガスで「処分」される。
なかには飼えなくなったからとセンターまで「持参」する輩も大勢いるそうだが、飼育放棄は迷子と違って翌日処分されてしまう。
職員の方も考え直すよう説得するそうだが、「いらなくなったのでいい」と置いていってしまうとか(「飼えないものは仕方ないだろ!」と逆ギレする輩もいるそう)。
捨て犬の種類でその時代の流行がわかる。
一昔前ならゴールデンレトリーバー、最近はミニチュアダックスやチワワが多いとか。
サラ金のCMで数年前チワワが爆発的に売れたぶん、飽きたらポイなんだろう。
来年あたりはケータイで人気が出た「お父さん犬」が増えるのかな....。

以前バイクで富士山に行くと、捨てられて野生化したシベリアンハスキーや、レトリーバーの「群れ」に遭遇した。
一瞬「オオカミか?」とかなりビビったが、空を見上げるとこれも野生化したインコの集団が、色鮮やかに飛んでいて、「ここはどこ??」と思ったものだ。

先にブログで紹介した「ごっくん馬路村」を毎年贈ってくれるEさんは、こうした捨て犬の里親探しのボランティア団体、「ドッグシェルター」というグループを主宰されている。
http://www.dogshelter.jp/

保健所は「転売」を防ぐため、登録した動物愛護団体にしかペットを譲らないらしい。
「無償」だけど虐待を受けていた子も多いので、病院代は全てボランティアの負担。
ネットや週末ごとの里親会で「もらい手」を探すけれど、処分される数に対して圧倒的に少ないのが悩みの種。
公園の「ドッグラン」に捨てる人もいて、夕方になると首輪をつけた犬が置き去りにされているとか。
「犬好きが集まる場所ならきっといい人がもらってくれるだろう」と思うんだろうけど、飼い主が可愛いのは自分の「子」だけなので、結局保健所へ....。

以前、捨て猫の里親探しを手伝っていて、公園や軒下で生まれたノラを親ごと捕まえては、増えないように避妊や去勢をしてから里親を探した。
子猫ならもらわれる率も高いけれど、親猫はむずかしくて、一時預かりのボランティアの家が、いつしか「ネコ屋敷」になっていた。

犬を飼いたい人がいたらショップで買わないで、ぜひこの子たちの里親になって欲しい。
センターには大きいのから小さいのまで、ありとあらゆる種類がいるので、希望があれば相談してみてくはいかが。
動物虐待をもっと厳罰にするとか、ショップも買い手がペットを飼える環境か確認しないと、売れないような法律を作らない限り、エンドレスな戦いは続く。

写真はスウェーデンの牧場。
国内いたるところで馬が放牧されていて、バイクで走っていると一日に何十回も牧場の脇を通る。
「馬はウマい」と言ったら「日本人は馬を食うのか、動物虐待だ」と言われた。
肉食人種のくせに馬は食べないそうで、これは乗馬用らしい。