R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ヨンゴーでGO!!!!!!!!!

明日からTBIが始まるようだ。
東日本大震災があり自粛ムードが漂うなか、いち早く被災地に出向いて救援活動をして来た、SSERの出した結論は「GO」だった。
今年は少し趣向を変えて、大阪のMXコースでSSをやったあと、フェリーで四国に渡るらしい。
 
そこは往年のパリダカ経験者、SSERヤマダサン。
昔のパリダカはパリをスタートして、スペインのグラナダから夜のフェリーに乗って、早朝アフリカに到着する。
TBIでは瀬戸内海を地中海、四国をアフリカ大陸に見立てているらしい。
 
てっきり徳島あたりに上陸して、剣山をアトラス山脈越えに見立てるのかと思ったが、菅原爺に言わせると「早朝6時に上陸するフェリーは、四国では松山の隣の宇和島しかない」とのこと(事前にちゃんと調べているところがさすがである)。
 
今、岩手でボランティア活動をしているシューセイさんに誘われて、プレスカーで20回記念大会のパリダカに参加したのが98年だった。
 
以前にもブログで書いたが、パリダカの1か月前に闇ラリーで足を骨折した私は、松葉づえで参加。
オーガナイザーのオリオールから、彼が許可する場所以外は彼らと一緒に飛行機で移動することを条件に、プレスとしての参加を許された。
 
パリのベルサイユ宮殿をスタートし、スペインのグラナダへ一気に下り、選手とシューセイさんらは夜9時発のフェリーでモロッコへ向かった。
 
ロッコの道が悪いので私は許可が下りず、フェリーの彼らを見送ってから、他のスタッフらとホテルへ帰るバスを港で待っていた。
 
フランス語が全く分からない私は、フランス語のバスが出発するアナウンスに気付かず、他のスタッフも誰も声をかけてくれないまま、一人、港に取り残された。
 
真っ暗なふ頭で周りはアフリカ系のまっ黒な人だらけ。おまけにこちらは松葉づえのビッコ.........
 
なんとか英語が分かる現地の人のクルマに乗せてもらい、ホテルにたどり着けたが、今までの人生でこれだけ心細い思いをしたことはなかった。
(そのあとモンゴルのゴビ砂漠で一人、夜明かししたり、
ファラオでアバラを折りながら、真っ暗な砂漠を走ったときも、かなり心細かったが)。
 
日本人なら「バスが出るぞ」とひと声くらいかけるものだが、フランス人は本当に性格が悪いというか、個人主義のお国柄というのを、このラリーでいやというほど思い知った。
それでも料理は美味いし、他人に余計な干渉をしないフランス人が、ラリーが終わる頃には大好きになったが。
 
東日本大震災の影響で、TBI参加をキャンセルした人も多いらしいが、なにはともあれ参加する人は、行けなかった人のぶんも楽しんでほしい。
 
2輪ジャーナリストM井さんから、「これからのラリーはヨンゴーでしょ」と、ユーチューブの動画を教えられた。
 
KTMワークスのコマらが、ドバイクラシックのあと砂丘で華麗なライディングを披露している。
プロのウデと軽量ハイパワーな450ccなら、こんな芸当もできるのか。
 
これ見たら「もうラリーはヨンゴーでしょう」って思ってしまう。