R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

おバカちゃん

ギックリ腰の治療のためパパイヤ接骨院へ。
元柔道家で「SAPIO」が愛読書の彼は、「憂国の士」。
治療中もずっと話題はこの国の将来について。。
私の船の科学館のブログを読んで、戦艦大和を見に行くそうだ。
 
そんな彼の別の顔は熱狂的な「コルベットマニア」。
20年近く前、初めて会ったころから、マッスルボディの古いコルベットスティングレーに、「湯水のように」稼いだ金を注ぎ込んできた。
 
一度コルベットに乗ってきたときは、「はるか彼方から」ソレと分かる爆音を響かせてきて、ご近所からその後もず~っと、「あの派手でうるさいクルマはもう来ないの?」って聞かれたっけ。
(たしかニトロとか積んでたよね♪)
 
そんな彼も娘が高校生になり、本人も経営者として自覚が出てきたのか、最近はジャガーに乗っている。
 
「もうクルマ熱は冷めたの?」と聞くと、「実は・・・・」って見せられたのがコレ
 
アメリカのバックヤードビルダーに「オーダー」して、1963年の「コルベットGrand Sportsレプリカ」を作っているらしい(この映像と同じヤツ)。
 
63年当時最強だったACコブラに対抗するため、コルベットが世に送り出したのが「グランスポーツ」。
(だから「コブラVSマングース」でこのメーカー、「Mongoose Racing」なのね❤)
 
オーダーしたのが去年で、6月には納車予定だったのが遅れているらしいけど、先方から進捗状況として送られてくる写真は、まるで原寸大のプラモデルを作っているよう。
 
63年車のフレームの車体番号が打刻されている部分だけは当時の本物だが、それ以外のボディはFRP製。
フレームはフルハンドメイドで、エンジンは7000ccの最新型でマニュアル(!)
現地で試乗したときは、シフトアップごとにリアがホイールスピンしたってモンスター..........。
足周りもレーシングスペックって、一体これでどこを走るの??
 
 
 まるでバットマンカーみたいだけどコルベット
でも私なら同じようなボディの、ランチャ・ストラトスがいいなぁ
 
  
ホント、アメリカ人ってこーゆーのが好きな人種。
規制のうるさい日本では考えられない、なんでもオッケーのお国柄のせいか。
 
今月中には完成して、秋には日本に納車されるそう。
そのときはこちらから見に行くから、絶対ウチには乗ってこないで欲しい(娘が絶対泣くから.......w)
 
私もキャデラック・フリートウッド~ビュイックとアメ車を乗り継いだが、フワフワの足周りで静かに走るアメ車が好きだった。
車もバイクもレース用でない限りはできるだけ静かなほうが好きなので、「こっち系」の人たちの気持ちは正直理解できないが、ヨーロピアンのドカとかグッチの爆音とも、ハーレーやアメリカンマッスルは違うんだろうな。
 
お手軽にマフラーだけ替えて、ただうるさいだけのナンチャッテマシンや、見かけだおしのエアロパーツなんてつけるより、よほど潔い(さすが国士)。
 
いくらかかったのか怖くて聞かなかったけど(ボロボロのフレームだけで6000ドルというから、総額は推して知るべし)、エコだハイブリッドだと騒いでいる世の中で、愛すべきおバカちゃんである。
 
もう一人のおバカオヤジと富士でも走りに行きますか♪
 
でもパパイヤ先生、もう少し(かなり?)ダイエットしないとこのシート、座れないんでないの??♪