日曜は午後に娘のままごと用キッチンを作るので、午前中だけ自転車で出かけた。
また大井埠頭に行くか、それとも横浜あたりまで行って戻ってくるか、
しばらくあとについて走ってみたが、どうやら初心者の練習会らしくペースが上がらない。
かといって２０台以上を「颯爽と」抜き去るだけの技量も、こちらにはない..........。
なので環八で彼らと別れ、羽田方面を目指す。
空港周辺の道は広いうえに空いていて走りやすい。
「こりゃいい穴場、見つけたなァ♪」と向かい風のなか、右手に海を見ながら走っていくと、大雨が降るとクルマが水没するトンネルが見えてきた。
ライトを忘れたのを後悔しながらトンネルを走っていると、後ろから「ゴーーーッ」とものすごい音がトンネルに反響して迫ってきた。
あわてて路肩に寄ろうにも路肩が無い........
追われるように必死でペダルを漕ぐ横を、ターミナルに向かうクルマ数台が、猛スピードで抜いていった。
「ひょっとしてここは高速か？」と思うくらい、誰も５０ｋｍ制限なんて守っておらず、抜かれるときの風圧で思わずよろめく。
（ネズミ捕りやったら大収穫だと思う）
クルマの人もまさか自転車が走っているとは思わなかっただろう。
やっとのことでトンネルを抜けてひとやすみ。
大汗をかいた。
メーターを見たら５５ｋｍ/ｈと、向かい風にもかかわらず最高速をマーク.......
本当に死ぬかと思った。
直進すると大井埠頭の標識はあったが、この先も路肩は無く数十センチ横をクルマがビュンビュン追い抜いていく。
空港ターミナルまで来て身の危険を感じ、引き返すことにした。
自転車がだれも走りに来ていないのは、こういうことだったのか。
本当は「自転車走行禁止」の標識でもあって、捕まったら厭だなァと思った。
７月３０日に「右折違反」で捕まったとき、お巡りさんから「３か月違反が無かったら今日のは消えますから」と言われたのを思い出しから。
もし１０月３０日にまた違反したら、免許の更新教習でなく、違反者講習になってしまう。
帰りはトンネルの歩道を走るが、継ぎ目がデコボコしていてこっちもけっこうこわい。
私も羽田にクルマで来たときは、ここを１００ｋｍ/ｈくらいで飛ばしていたのを思い出した。
平均時速５０キロで走れる人なら、ここはもってこいの練習場だろうが、ヘタレにはとても無理。
この歩道もさっき折り返したターミナルまでで、その先はない。
空港わきの鳥居で休憩。
妻には１０時に帰ると言ったのに、道に迷ったりしていたらすでに１０時.........
晴れていたので半袖ジャージにピタピタパンツで来たが、汗が引くとちょっと寒かった。
というわけで昨日から風邪ぎみで、鼻水が止まらない。
本当は見かけよりかなり打たれ弱いタイプである。
