目黒川のサクラもそろそろ開花。
ここ数年の見物客の多さは異常である。
川沿いのイタリアン「バッチョーネ」も目が回るほどの忙しさで、2週間の花見期間が終わるころには、スタッフ全員ゲッソリやつれている。
なのでこの期間はやつれた顔を見るのがつらいので、絶対に食事に行かないし近づかないことにしている。
KさんのGSも酔った花見客にミラーを折られたりと、今年も被害が予想されるので、花見の期間中ウチで預かることに。
免停明けで残り1点のM3乗り、Tさんにクルマで送ってもらうと、もうこんなに咲いていた。
平日の昼間なのにあまりの人の多さで、歩くのもひと苦労。
満開の週末は花見ならぬ「人見」だな、こりゃ。
Kさん、ランチごちそうさま
久しぶりにこのGSに乗ったが、本当によく回るエンジンだと感心する(ホシイ)。
天気もいいしまっすぐ帰るのももったいないので、ちょっと寄り道。
マックスフリッツさんにお邪魔した(あいかわらず洋服買ってないけど.....)
今度は仕事中のオーナーSさんを、お店から300mほどの、先日もお邪魔した立花さんの自宅に「連行」、もとい、お連れした。
二輪、4輪問わず、英国車にも造詣が深いSさんを、 立花さんに会わせたかったがなかなか機会がなかったので。
さっそく立花さん、Sさんが乗ってきた650GS改に興味シンシン
「このフォークは?」
「このタンクは??」
「このシートは???」
今年70歳。この旺盛な好奇心が、歳をとらない秘訣なのかも。
息子のヒロミチくんが最近買った100GSも、「不格好だからこんな風に改造しちゃおうか」って。
溶接も板金もプロなので(もちろんメカも)、御大がその気になればもっと進化したマシンが出来るかもしれない。
元祖道楽オヤジと道楽オヤジ予備軍で、バイク談義に花が咲くの図
当然英国車に詳しいお二人なので、私の知らない専門用語やバイクの名前が飛び交っていた。
トライトンのTZのドラムブレーキ、かっこいい。
マチレスもオクに出品されたようだ
意外に安くてビックリ(倍くらいするかと思った)
「レースで勝つために」この何倍も、お金と手間がかかったマシン。
ちょっと前の私なら迷わず買っていただろう(買ってから迷うのだが................)
今はバイクより自転車よりクルマより(おねいちゃんより)、日々進化している娘と遊んでいるほうが、100万倍楽しいので、残念ながら興味がない(キホン、興味のあるものしかお金は使わないので)。
昨日もこのかわいい悪魔は保育園の帰り道、「パパもっとはちれ~」って
(アバラ、全然よくならない........)
ブログを見た数人から「欲しいんですけどムニャムニャムニャ・・・・・」と、意味不明な相談をされる。
「壊れたらどうしましょう」
そりゃ壊れますよ、旧いんですから。
「部品はまだあるんでしょうか」
世界中に同類の「スキモノ」は大勢いるし、ネットで手に入るのでは?
それでも無きゃ作ればいいでしょ。
「レーサーなんて乗れますかね」
別にレースやらないんなら、そのへん乗ってるだけなら問題ないでしょ。などなど
どうも最近のバイク乗りは思い切りが無いなァ。
立花さんやスガワラ爺など私が認める「道楽オヤジ」は、本当に好きなことに全精力をつぎ込んできた。
(ちょっと極端な例だが)
そんなオヤジたちの甘い誘いに乗せられて、ウデもお金もないのに分不相応なレースに出て、案の定コテンパンにやられた(本当にコテンパ~ン♪)
そこでやめりゃいいのに無理して何度もやるのだが、不思議とお金はあとからチャンとついてきたし、普通なら絶対できない経験も、たくさん(ホントにたくさん)させてもらった。
道楽オヤジたちも若いころはみなお金はなかったはずだが、それでもそれぞれが「道」を極めた今は、「楽しい老後」(本人たちは老後と思っていないが)を送っている。(「道」ね♪)
まだ30や40(50も?)くらいの鼻タレ小僧のくせに、なにもわからない将来のこと心配してどうすんの?って。
もっとやりたいことやったほうが楽しいし、あとで後悔しないハズ(しても責任取れないけど)。
だからこのマチレス、だれか身内が買って、ちょこっとでいいので私にも乗せて欲しいなァ
というわけでGSは、我が家のせまいお庭に鎮座ましましている。