R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ぽるこ

3連休は蓼科のお山の家に行くつもりだったが、台風で中止に。
 
土曜日は少しだけ仕事のある私を置いて、妻と娘は自転車で林試の森へ出かけた。
 
仕事を終えて自転車で林試の森へ向かう。
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都心でもこんなに緑があふれている
芝生を走り回った娘は汗だくだが、少し前の暑さと違い日陰に入ると、「かぜがきもちいいね」って。
 
着替えさせてTOCにあるアカチャンホンポへ。
この半年で身長が5センチ伸び、春に買った16センチの靴も少しきついみたい。
 
店内をダーっと走っていく娘が大事そうに抱えていたものは、プリキュアの変身コンパクト。
先日欲しいと言っていたものだが、価格を見ると6000円以上する!
(大人用コンパクトが100円ショップで買えるのに)
 
たかがプラスチックなのに、最近のおもちゃは高すぎないか?
昔は超合金ロボットなんてなかったから、風呂の焚き木を削ってロボットを作ったりと、金はかからなかったが、それでもじゅうぶん楽しかった。
 
「いいね、これ、パパも欲しいな、でも今日はこれじゃなくて靴を買いに来たんだよね。
いい子だから置いて来ようね」
 
不満そうな娘だったが、言っても買ってもらえないと分かったのか、大人しく元の場所に戻してきた。
おもちゃ売り場で大の字になって、「買って~!!!」と駄々をこねている子供を見かけるが、だいたいの親が頭ごなしに「ダメ!」と言っている。
まず子供に共感してあげてから、買わない理由をちゃんと説明すればいいと、何かの本で読んだが、意外にもそれ以上わがままは言わなかった。
 
17センチの花柄の長ぐつがバーゲンで980円
こちらも17センチのIFMEの靴2300円が、タイムセールで1380円。
レインコートも姪っ子のお下がりなので、ナイロンがしみて撥水効果ゼロ........、
これもバーゲンで1000円だけど、かわいい花柄を新調。
 
上を見たらキリは無いが、うちの娘にはこれが分相応と思う。
 
帰宅してママが作ったラーメンを食べて、爆睡。
義母は姉と銀座で食事するので、一緒に夕飯を食べないかと義父から電話があった。
 
妻は天麩羅が食べたかったようだが、いつも行く築地の店は子供がNG。
ならばバッチョーネのシェフだったTさんが先週オープンしたばかりの、五反田のイタリアンに行ってみることに。
子供を連れて行っていいか心配だったが、電話するとTさん曰く「お子さん連れ たくさん来ますよ」と聞いて、ホッとした。 
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戸越銀座から池上線で2駅の五反田にある「ぽるこ」
義父と5時半に戸越銀座で待ち合わせて、15分後には店に着いてしまった
(自宅から歩いても20分かからない)。
 
名前の通り豚肉メインのイタリアン(「ポルコロッソ=紅の豚」)。
「都心の高級店の1/3の価格で、美味しい料理を出したい」と、サラリーマンの街 五反田で開業した。
オープン1週間はドリンク半額キャンペーンだったが、そんな儲けの無いときに行くのは申し訳ない。
なのでキャンペーンが終わる1週間後を待っていた。
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狭い店内は15人も座れば満席か。
厨房はTさんひとり、ホールは女性一人なので、忙しいとかなりてんてこ舞いだが、それでも遅れずに料理が出てくるところは、さすがである。
カウンターメインの店は、初期のバッチョーネを思い出す。
 
最近内外装をリニューアルしたバッチョーネに、先日自転車で行ったが、ますますオトコ一人では入りづらい店になったよーな.........
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※バッチョーネとオーナーのKさん
ランチメニューを一新して、昼でもアラカルトで豚のTボーンを食べられるようにしたからか、近所にたくさんある「なんちゃってイタリアン」の、格安ランチじゃ満足できない有閑マダム達が戻ったようで、真っ昼間からボトルワインをグイグイ飲んで、大盛況だった。
 
私もワインが水代わりに飲めるくらい酒が強かったら、今ごろは違う人生だったろう。
 
「奥へどうぞ」と言われたけど、あまりに狭くて「どこに奥があるの?」と思ったが、
通されたのは鈍行電車の向かい合わせの座席みたいな、4人掛けテーブル。 
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メニューはコースでなく、酒のつまみに単品を注文するバルスタイル。
まずはハム盛り合わせ
ってこんなに大盛りにしてくれなくてもいいのに、大サービス?
 
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今日のカルパッチョはホタテ
絶妙な塩味も○
 
携帯のカメラは撮るときに「カシャッ」と音がする。
となりの客が料理を撮っているのを見ると、いい気持はしないので普段は控えているが、ここは「奥まった個室」なので、今日は遠慮なく。
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娘は自家製パンをバクバク。
おかずが来る前に3個も食べてしまったが、ハムを見たとたん「ポニョのハムだ~」と、わしづかみで口へ..........
 
「ワインに迷ったときは一番安いワインを頼めば、その店のレベルが分かる」とは、社会人のほとんどを海外駐在で過ごし、食い道楽を自認する義父の言葉。
見栄を張らずにメニューの中で一番安いボトルワイン(2100円)を取ったら、これも○。
 
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豚肉のパテは大好物のひとつ
バブルのころフレンチレストランで食べたとき、世の中にこんなに美味いものがあるのかと、夢中になった。 
98年パリダカにプレスで行ったとき、パリの安ホテルで一週間、シューセイさんの迎えを待っていたとき。
となりのデリで毎日パテとバゲットを買い、公園で食べていたのを思い出す。
松葉づえをついてフランス語もしゃべれない、ジャポネをかわいそうに思ったのか、店の主人がいつもパテを大盛りにしてくれたり、公園で会うおじいちゃんおばあちゃんが、ハムやチーズを「恵んで」くれた
(みんなに励まされたようだが、言葉がわからなかった)。
 
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映りが悪いがタコのトマトソース煮
ほかに義父のリクエストで、ブタのほほ肉のパテも。
三つ星の店に行っても滅多に褒めない義父が、珍しく「ここは美味いぞ」と喜んでいた(酔っぱらっていたのかナ)。
 
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バッチョーネでお馴染、豚肉のTボーンステーキならぬ、グリル。
パンでおなかいっぱいの娘も、「にく~~!」ってバクついていた。
 
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「すね肉のコンフィ ギャートルズ風」
ギャ、ギャートルズって.....
次はこれにチャレンジしたい
 
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メニューには「〆はパスタで」としか書いていない。
今日はこのエビのパスタ
満腹でもペロッとイケてしまう
 

娘にはデザート
ピスタチオのアイスとシフォンケーキ
3歳にしてすでに「デザートは別腹」らしい.............
 
ランチは銀座の高級中華を食べてきたという義父。
店に入る前は「今日はあんまりおなか空いていない」と言いながら、見事に完食。
 
義父はかなり気に入ってくれたらしく、「次はママと来る」って。
いやいやママ(義母)はこーゆー庶民的な店、来ないでしょ
 
Tさんに店を探してと言われたとき、どこがいいのと聞くと「武蔵小杉」と言った。
彼は私と同じ戸越銀座に住んでいるので、「なんで?」と聞くと、
「だって美味しい店、一軒も無いから」って。
 
けっきょく近くの五反田に落ち着いたが、ここも食の激戦区
本当にたくさんのお店がある。
 
でもTさん曰く「ちゃんとしたものさえ作っていれば、絶対負けません」
 
今はどこに行っても同じようなフランチャイズの店しかないが、五反田も例外ではない。
味も予想通りで2度と行く気にならないが、そのぶん腕に自信があるなら、裏通りでも勝負はできるはず。
 
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ほろ酔い加減で店の裏手の目黒川を歩いて、五反田駅に向かう。
いつのまにか再開発で、こんなきれいな街になっていた。
 
五反田で飲んだのは5年前の「悪夢の熟女パブ」が最後.................。
以来、自宅から近いけれど、この街にはもう来ることは無いと思っていた。
 
でも「高級店の1/3で美味しい料理を」に偽りはない。
 
今週は自宅ビルの外壁塗装をお願いしたワダケンと、もう一度行ってみよう。
 
 Tさんごちそうさま、
あんたなら大丈夫だよ