10月5日、フラットのおやっさんのお別れ会に行ってきた。
私の実家のある須坂市は、実は巨峰の名産地で、独立して会社を興して18年、
毎年この時期は親戚が作る巨峰を100箱ほど送ってもらい、お客さんや知人に直接届けている。
毎日1kgの巨峰が20箱づつ届くが、渋滞する都内はクルマでは回りきれない。
なのでGSに巨峰の段ボール箱を山積みして配っているが、この日は朝からあいにくの雨。
仕方ないのでクルマで回っていたら、午後2時からのお別れ会に遅れてしまった。
私はほとんど最後尾。
葬儀は近親者ですでに済ませていたので、今日は弔問客が花を一輪づつ手向けることに。
すでに大勢の方が弔問に来られていた。
群馬の親方から「クルマで行っていいんでしょうか?」と質問があった。
「クルマじゃなくてビーエムのバイクに革ツナギが正装でしょう」と伝えておいたが、
さすがにそんな人はおらず、ほとんどが喪服(私もいちおう喪服だった)
別室で精進落とし中
いろいろな人がおやっさんとの思い出を、マイクで話していた。
私は一番後ろで、昔一緒に走ったYヒロさんやI毛さんら、昔の仲間と久々の再会。
K内さんや親方にも会ったが、親方、ちゃんとダークスーツで来ていて、ちょっとガッカリw
YヒロさんやI毛さんは家業を継いでいて、忙しくてバイクに乗るひまも無いらしい。
こんなことがなければもう会うことも無いほど、バイクから離れた生活をしている。
私は相変わらず仕事はマイペースだが、娘が産まれてから本当に愛おしくて、外出の機会が激減した。
若いお父さんと違い51歳で3歳児のパパは、「いつまで娘と一緒にいられるか」と思うと、娘と離れたくないので、泊まりのイベントなんてとても行く気にならない。
YヒロさんもI毛さんも相変わらず独身らしいが、もうあまりその気も無いようなので、たぶん5年後10年後に会っても、たぶん独りなんだろうナ。
家族を犠牲にしてまで休みの日にバイクに乗る必要はないし、
そんなことしても全然カッコ良くない。
週末も娘とベッタリの私を見た妻が、
「たまにはバイクで出かけてきたら?」と言ってくれるが、
日に日に可愛くなる娘と離れるのが、とてももったいなく感じて離れがたいし、
その気になったらまた乗ればいい。
まだブドウを配らなければならないので、ひと足先に斎場をあとにした。