R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

モンドマジック

そういえばGSのサスをオーバーホールしたのは、何年前のことだったか。
 
たぶん5年以上は経っているはずだが、まるで思い出せない。
なのでモンドモト市川君にオーバーホールをお願いした。
 
彼にO/Hを依頼するお客さんは、ちゃんとバイクからバラして単品で持参するか、郵送してくるが、私は外すのが面倒くさい「ものぐさ野郎」。
 
といっても横に出っ張ったOHVエンジンが、EDレーサー2台分の場所を取るGSを、お世辞にも広いとは言えない店に持ってくるのは気が引けたが、市川君に相談したら、
「今日修理が終わって数台片付くので、持ってきて大丈夫ですよ」と、ありがたい言葉をいただいた(数台片付かないと入らないのね)。
 
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ということでO/Hをお願いしたのが、火曜日だったか。
 
木曜日、用事で近くに行ったので、作業状況を見に寄ってみると、
 
「さっき終わったので連絡しようと思ってました」って。
 
まさかこんなに早くやってくれたとは。
店の前に置いていても、場所を取って邪魔なことこのうえない。
あいにく今日は自転車で来てしまったので、翌朝一番で引き取ることに。
 
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リアはホワイトパワー
フロントは10年くらい前に交換した、マルゾッキのカートリッジサス
 
分かる人が見れば最高の組み合わせらしいが、空気圧1キロで走っても気がつかない鈍感な私は、ノーマルとの違いもよくわからない、「ありがたみを知らない男」で有名。
 
今回のO/Hも「そろそろやっとかないとマズイかな」程度の、軽い気持ちだったが、
サスは抜けてはいなかったが、オイルは相当汚れていたらしい。
 
市川君にお礼を言って走りだして驚いた。
「なんか違う!」
「なんかちゃんと走る!!」
 
うまく表現できないがまるで違うバイクのように、足周りがしっくりくる。
 
なによりフラットのオヤジさんがいくらやっても直らなかった、低速で走り出したときの「モモ・・・」ってモタつきが、きれいに無くなっている。
 
市川君は「オイルとヘタったゴム替えただけで、エンジンは触ってません」と謙遜していたが、なにか魔法でもかけたのか??
 
こんなにバイクに乗るのが気持ちいいのは、いつ以来だろう。
 
フラットのおやじさんにキャブの同調を取ってもらったあとの、「夢の春日橋」以来か。
帰り道、「このまま帰るのはもったいない」と、ボロボロになっているバイクカバーを買いに、ナップス世田谷店に寄り道。
 
信号待ちから発信するときの低速のモタつきもなく、下から上までスルスルと気持ちよく回る。
実はGSにあまり乗らなくなったのは、この低速のモタつきのため。
中高速は絶好調なのでツーリングはゴキゲンだが、私は仕事のアシで乗ることがほとんどで、都内の渋滞を低回転で乗るのは、本当にストレスがたまり疲れてしまった。
 
帰り道、東名高速第三京浜の横を通るたび、「このままどこか行っちゃおうか」と、誘惑に負けそうだった。
 
 
市川君からKTMの社長に買い取られたハスクバーナが、来年はKTMジャパンから売り出されると聞いた。
 
フサベルもハスクに買収されたようで、カラーリングとロゴ以外の中身は、3台ともKTMなんてことになってしまうのか。
 
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「ハスク特集」ということで、市川君のところで久しぶりに買ったフリーライドマガジン
あいかわらずM上さんの語りがアツい(写真もいいネ)。
 
KTMでオフロードツアーをやっている、スウェーデンのオールソン。
今年は全部フサベルに入れ替えていたが、来年はどうするのか。
 
彼らにとって90年代、勝手に身売りしたハスクバーナは、もう自国のバイクではないらしい。
ハスクの開発陣が独立して立ち上げたフサベルこそ、「made in Sweden」らしく、
先日来日したミッケも熱烈なフサベル乗りだった。
 
最近のフリーライドは裏表両方から読めるらしい(あっ昔から?)。
で、私が気になったのは裏ページから始まる
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「旅とバイクとエンデューロ
 
M上さんが自走で日高のレースに参加したレポートを読んで、初めてアフリカツインでTBIに出たときのことを思い出した。
 
当時よく一緒に走っていたGS乗りTさんに誘われて、アフリカに荷物を満載して芝浦からフェリーに乗って、四国へ渡った。
最終日にクラッチをこわして自走で帰れなくなり、後日、芝浦へ引き取りに行ったのも、今となってはなつかしい(美馬のEDコースの上りが登れない私を、頂上でイスに座ってニヤニヤ見ていた、菅原爺とヤマダサンの顔は忘れられない)。
 
その後も自走日帰りで東北の山を走り回ったが、このレポートを読んで「やっぱり自走が一番だよナ」と、再認識した。
 
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こちらは市川君にいただいたHPN特集
 
今日ひさびさにGSに乗って楽しかったので、この記事も一気に読んでしまった。
 
もうひとつ、こっちの裏ページも気になった
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一説にはレッドブルの創業者が、日本のリポビタンだかオロナミンだかグロンサンが売れているのを見て、似たような味の炭酸飲料を作ったのが始まりと、誰かに聞いたような。
 
日本で飲んでいる人を見たことがないくらいマイナーな飲み物だが、海外に行くとたくさんのスポーツイベントの、サポーターをしていて驚く。
 
日本のつまらないアニメのCMでは、1本200円もする「高級炭酸飲料」を買う気にならないが、F1やパリダカ、サーフィンやMXなどなど、メジャーなスポーツの映像のCMを流したら、今の100倍は売れるんじゃないかと、素人ながら思う。
 
リポビタンDは「ファイト一発」、
オロナミンCはジャイアンツの選手が飲んでいるCMを見て、子供たちも真似したものだ。
 
モデルチェンジして名前の割にガタイの大きなミニも、女性向けなのかシャレオツなCMばかり作っているが、ダカールラリーで砂漠を疾走するシーンを流せば、
往年のパリダカでのパジェロの活躍によって、日本中がパジェロブームになったように、若者や男性ユーザーが増えるんじゃないか
ペテランセルバージョンが出たら欲しい)
 
 
 今日は用も無いのに一日中、都内をGSで走り回っていた。
中原街道の上り、旗の台の高速コーナーとか、
白金トンネルの高速コーナーとか、荒れた路面がバンピーだったのが、かなりハイスピードでもスーっと入っていけて、別な意味で危険。
 
目が悪いので夕方、暗いなか走ると目が疲れるが、今日は心地よい疲労感。
 
市川君ありがとう。
BMWディーラーのサスO/Hも依頼されている。
 
「モンドマジック」
ぜひお試しあれ