R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

おさるのおんせん

週末は母親の見舞いのため、家族で帰省。
 
金曜日、仕事を無理やり片付けて、4時に娘を保育園へお迎え。
妻が働く大宮までクルマで向かう。
 
チャイルドシートの娘に大好きなレーズンパンを持たせ、DVDでこちらも娘の好きなシンデレラを上映(これで1時間半は大丈夫のはず)
 
案の定、連休前の首都高は大渋滞。
あっというまにレーズンパンを食べてしまった娘が、「なんかたべる~」って。
娘の好きなミルキーを買っておいたので、運転中だが運転席から娘にバックパス。
3つ目のミルキーを食べ、シンデレラが終わるギリギリ、妻の職場に到着。
 
実家には誰もおらず、冷蔵庫も止めてあるので食べ物はなにも無い。
クルマのなかで娘に「なに食べたい?」と聞くと、「ラーメン!!」と即答。
妻に電話して近所の中華屋さんで、ラーメンを頼んでおいてもらう。
「ラーメンまだ~??」と何度も聞かれ、「あと50かぞえたらね」と答えるが、
娘は29まで数えるとまた20に戻ってしまうので、いつまでたっても50にならない。
 
3人でラーメンとチャーハン、餃子を食べて、関越道に乗る。
上信越道もガラガラで9時前に須坂ICに着けた。
大型スーパーでビールと朝のパン、おやつを買って実家に到着。
 
まだ雪は降っていないが、誰も住まない田舎の広い家は、真っ暗で寒々としている。
ガスヒーターを点けてお風呂を沸かし、妻と娘がお風呂に入っているあいだ、ひとりビールを飲みながらテレビを見る。
 
クルマで30分のところに住む姉が、寒いだろうと羽毛布団を出してくれていたので、朝までぐっすり眠れた。
 
朝7時半。
有線放送で目を覚ます。
85歳男性が、おとといから行方不明とのこと。
田舎はこういうところがいい。
 
今日は野生のサルが温泉に入ることで有名な「地獄谷」に行き、その近くの姉の家に寄ってから、母の見舞いに行く予定。
 
地獄谷は志賀高原のふもとにあり、長野オリンピックのときにバイパスができたおかげで、クルマで30分で行ける。
「おさるがおふろにはいってるんだよ」と言うと、娘はなにを期待したのか大興奮の様子
駐車場は先月、姉の義母の一周忌をしたホテルのすぐ近く。
ここから地獄谷まで約2キロ、山道を歩かなければならない。
 
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駐車場からの上り。
ここはまだ舗装されている。
2年前、群馬のGS乗りAさんにいただいたペルーみやげの帽子を、長野は寒いからと持参したが、もう小さくなってしまった。
 
うしろのそば屋「もくべえ」が倒壊していた。
春の雪の重みか?先日の台風か??
 
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ここから山道が始まる
バイクで走ったら最高に気持ち良さそうだが、もちろんダメ。
でも前回来たときはマウンテンバイクの一団がいたので、自転車ならOKか。
 
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まだまだ元気で快調に飛ばしている
 
自分の顔より大きな「ほうのき」の葉っぱを拾って、
「きょうりゅうのはっぱだよ~」とまた大興奮
 
ここ数年、志賀高原はオーストラリア人スキーヤーに人気らしい。
この地獄谷も『温泉に入るサル』スノーモンキーとして有名らしく、
たくさんの外国人観光客とすれ違う。
 
先月スウェーデンのミッケと仲良くなって以来、ガイジン慣れした娘は、「はろー」と話しかけては、挨拶を返してくれるので大喜び。
 

中間地点の休憩所でバナナと、最近お気に入りのリッツを食べる。
そんなに食べたら歩けないよと言っても、「だいじょーぶ」って言うが、
 
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まだまだ先は長い
 
案の定、山小屋まであと数百メートルのところで、
「つかれた~」
「あるけない~」
「おうちかえる~」
 
今週末は毎年恒例の横浜マラソン(10キロだけど)。
これも毎年恒例のことだが、練習がはかどっていないので、「これもトレーニングだ」と急こう配の階段を、娘を抱っこして登る。
 
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先日降った雪で志賀高原は雪化粧
 
娘が「おさるだ~!!」と興奮して走り出す。
近づくと2匹のサルが毛づくろいをしていた。
と思ったらいきなりメスの上に乗って腰を振るオス.....
 
「パパ~おさるさんなにちてるの~?」って
「おさるさん、なかがいいんだよ」としか、答えられなかった。
 
 
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温泉が見えてきた。
朝9時にライブカメラで見たときは、朝食後なのかたくさんのサルが入浴中だったが、今はまばら。
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それでも温泉に入るサルは、やっぱり絵になり、カメラを持った人がたくさんいる。
 
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春に産まれた子ザルを抱く母ザル
 
どこにでもフツーにサルがいて、動物園でしかサルを見たことがない娘は
 

「こわい~!!」
「おうちかえる~!!!」と大泣き
(泣いても笑っても怒っても、かわいいのだ)。
 
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山で働く人たちの泥まみれのバイクが、、山の厳しさを物語っていた。
 
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紅葉が終わり、これからきびしい冬が来る。
 
雪のなか、お湯に浸かるサルを見るのが一番だが、娘はソリにでも乗せて来ないとだめだろう。
 
500円払えばすぐ近くまでクルマで行けるようだが、妻曰く「もったいない」と即却下。
 
帰り道はずっとおんぶにだっこ。
あと数年したらもう抱っこもさせてくれないだろうし、私も抱っこ出来るか自信がない。
なのでこれもトレーニングと思ってがんばったが、帰宅してヘロヘロに。
 
 
「おさるさん、おふろできもちよさそうだったね~」
 
大きくなっても今日のことを、覚えていてくれたらうれしいナ。