今朝、録画した「塔の上のラプンツェル」を娘と見ながら、感動のラストで泣いていたら、ワダケンから電話が。
「うめさんがGSを引き取りに来た」って。
岩手のオフローダーうめさん
重たいアフリカツインをモトクロッサーのように、林道で「振り回す」ライディングは今も頭から離れない。
「そろそろロングツーリング用のバイクを」と去年1200GSを買ったが、冬の岩手は雪で乗れない。
なので春まで埼玉のワダケンの自宅ガレージに預かってもらい、
冬でもバイクに乗れる関東に新幹線で来て、ツーリングする予定だった。
ところが今年は全国的に大雪で、なかなか来れず。
やっとあたたかくなったこの連休に、GSに乗って岩手に帰ろうと上京した。
うめさんの息子と娘さんは東京で就職し、一緒に住んでいるので今夜はそちらに泊まるとか。
夕方まで時間があるので、私の事務所にやってきた。
今年はバイクに乗るゾと意気込んでいたワダケンだが、
しばらく乗っていなかった彼の1150GSは、バッテリーあがりでご臨終(せっかくジャケット買ったのにね.......)
残念ながらうめさんだけ、ナビを頼りにやってきた。

このままラリーに出てもいいくらい、オフブーツにネックブレースの完全装備で現れた。
十数年はアフリカツイン一筋だったうめさんが、まさかGS,
それも最新型の水冷に乗るとは。
とりあえずコーヒーを飲んで、ご飯を食べようと五反田のぽるこへ

私も先日買った赤いジャケットを着て、GSで向かった。
今朝スガワラじ~じから「間違い電話」があり、今日は自宅でバイクの整備をしているとのことなので、
うめさんを連れて行くことに。
うめさんが私のGSに乗りたいというので、じ~じの家まで10分ほど水冷DOHC1200GSを、初ライド
1200は以前じ~じが乗っていたのを何度か借りて乗ったが、このGSはまるで別物。
とにかくパワーがすごく、ちょっとアクセルを開けただけで、「バビューン」と飛んでいくカンジ。
そのあと自分のオールドGSに乗ったらあまりのパワーの違いに、
「あれ調子悪いのかな?」と思ってしまった。

イベントでは何度か会っているらしいが、こうして話すのは初めてとか。
じ~じから「ブログのネタ、用意しといたよ」って、見せられたのが

なぜかカーグラ
開いてみると

おぉ

カーグラからじ~じに取材依頼があったらしい。

興味ある人は買って読んでください

今年のダカールに11台参戦したミニワークスは、全車に1台づつサポートカミオンが付いたらしい(壮観である)。
「ウチ(チームスガワラ)だって、テルとオレの2台にやっとサポート1台なのに」と、ぼやくじ~じ。

「ペテは監督じゃなく二輪から、翌年四輪に転向したんだよな」って。
名物編集長も亡くなり、ラリーを知らないカーグラなら仕方ないか。

出来上がったばかりの日野自動車プロモーションDVDを見せてもらう。
これは日野自動車のホームページにも、アップされている。
チームスガワラを日野自動車のワークスと思っている人が多いが、
れっきとした「プライベーター」なのを知っている人は、意外と少ない。
当時は課長だった人を「この人は絶対に上に行く」と見込んで、みごと会長になるとは。
予見したじ~じの「人を見る目」は確か。
。
プロラリーストと言っても所詮は契約社員。契約を切られたらただの人になってしまう厳しい世界では、
日ごろからのスポンサーとの付き合いは、ラリー以上に大事な仕事。
50社以上のスポンサーを持ち、30年以上プライベーターとしてラリーを続けてこられた要因が、
こんなところにもううかがえる。
じ~じとママにお礼を言って、うめさんと走り出す。
私はそのあと仕事があったので、子供たちのマンションへ向かううめさんとは、首都高の入り口で別れた。
別れ際、信号待ちのときうめさんから尋ねられたこと
「首都高のオービスって何km?」
バイクは前にナンバーないから捕まらないけど、何キロ出すつもりなの??
片手をあげて別れを告げ、「全開」で首都高ランプに走り去るうめさんを見ながら、思った。