R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

ニューマシン

金曜日、自転車で渋谷に行った帰り、なんとなくJRMを覗いてみると
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珍しくじ~じが作業中
じ~じ 「北海道、本当に出るの?」
私    「プレエントリーしましたよ」
じ~じ 「バイクは?」
私    「エントリ用紙には{100GS}って書きましたが、実は甥っ子がXR230
              貸してくれるって言うんで、それで出ようかと....
 
じ~じ 「それならちょうどよかった。新しいバイクあるから、それで行きなよ」
私   「は??」
 
モンゴルに出たいとJRMの門をたたいたS女史
未経験ながら5月の「東京~霧島4000km」も、なんとか完走。
8月のモンゴルに向け準備も万端
そのリハーサルとして7月の北海道4デイズも、じ~じのXR230を借りてエントリーしていた。
そのS女史、仕事の都合でモンゴルも北海道もキャンセル
(エントリーフィーは戻らず、モッタイナイ.....)
 
モンゴル用に作ったセローも、仕事が忙しく当分バイクに乗れないので、
じ~じが買い取ったらしい。
 
もうひとつ、じ~じから
「キムラハルオさんって知ってる?」
 
私が知るキムラさんと言えば、マックスフリッツのスタッフのキムラさん。
「マックスのですか?」と聞くと
「そうじゃなくてトライアルの木村治男さん」とのこと。
 
なんでも初代全日本トライアルのチャンピオンで、あのTYを開発し、
今はヤマハワークスの監督さんとか。
 
トライアル業界は疎いので、ヤマハがまだトライアルやってるとは思わなかった
(業界の方、スミマセン)。
 
じ~じが毎年参加している「トライアルごっこ」という、メーカー協賛のイベントに行ったとき、その木村さんが来ていて、
「スガワラさん、タチバナさんって知ってます?」と聞かれたそう。
 
タチバナさんって元マツダでユーノス作った、あのタチバナさん?」と聞くと
「そう」って。
 
タチバナさんはロードレーサーかと思っていたら、
実はトライアルもかなりのウデだったらしく、
「次回のトライアルごっこにぜひ、誘ってください」というお願いだった。
 
帰宅してタチバナさんに電話
私       「木村治男さん、知ってます?」
タチバナさん「あー、このあいだ何十年ぶりに会ったよ」
私       「実は菅原さんから木村さんがタチバナさんを、トライアルに誘いたい          と、頼まれたらしいんですが、タチバナさんトライアルもやってたんで          すか?」
 
タチバナさん「いや~、そんなにうまくないけどね」
この御仁、やっぱりタダモノではなかった。
 
でも70歳になってもロードレースで勝つことしか考えず、
ガレージに並ぶのは全てレーサーで、ナンバー付きバイクは一台もない御仁、
「トライアルごっこ」なんて遊びのイベントに、出る気があるのか?
 
まあきっと出れば本気になって、山のなかで熱い「ジージーバトル」が繰り広げられるのだろう
タチバナさんは日ごろから身体を鍛えているので、爺という呼び方は相応しくないが)。
タチバナさん 「20日にヤマハに行って、木村さんと会う約束してるんだよ」
 
じ~じにその旨を伝えると、
「20日にヤマハ本社で、木村さんが講演をするんだよ」とのこと。
 
「ところでタチバナさん、軽井沢のシルバーストーンってペンション、知ってます?」と聞くと、「あー鈴木さん?よく知ってるよ」と。
やっぱり。
 
「男は男を知る」である。
 
 
 
で、翌土曜日
そのセローを見に、娘と自転車でガレージにお邪魔した
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マップホルダーもICOも揃っていて、あとは乗るだけ
いつどこで壊れるか分からないGSに、かなり不安を感じていたので、
こんなありがたい話しはなく、謹んでお受けした。
 
一般に非力と言われるセローで、トレールバイクやエンデューロレーサーを追い回すことに喜びを感じている、「セロー使い」という人たちが、昔からいる。
 
GSマフィアでバトルオブツイン主催、フリーランスY村三兄弟のシュンちゃんや、S師匠&A師匠の「津田山ブラザース」の客分、「歌(うた)爺」もセロー使い。
 
ワタシのようにウデも無いのに、外車のレーサーとか乗ってる輩を、
林道の下りであっというまに抜き去る(しかも片手でピースサインとかしながら.....)。
 
昔、雨のEDレースでのこと。
登りの一本道がマディで大渋滞するなか、一台のセローが走行ラインでない脇を、スルスルと登って行った(誰もそこを登れるとは思っていない)。
あとでその選手に話しを聞いたら、
「だってあそこにライン、あったでしょ」って....
トライアル出身の彼もすごいが、セローってすごいと実感した。
 
非力なぶんパワーを使い切る走りができれば、「セロー=カモシカ」のごとく、
レーサーをカモれるほど速く走ることができる半面、低速の乗りやすさは初心者にも優しく、トライアル経験者の「アシ」としても愛用されているのが、25年続くベストセラーの由縁だろう。
 
このセローは「ツーリングセロー」というキットも付いていて、
マップホルダーやアルミのエンジンガード、リアキャリアも装備されている。
 
そのぶん重くはなるがEDレーサーのように、マシンが「遅い乗り手」をせき立てることも無く、楽しみながら走れるはず。
 
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ガレージにはモンゴル用のジムニーが、船積みを待っていた。
来週あたり?松山で車検、船積みらしい(遠いなぁ,,,,)
 
参加者は関東勢が多いので、本当は横浜がいいのだろうが、
書類の不備があるたびにSSERがある松山から、横浜に呼び出されるので、
松山になったらしい。
 
人によっては一生に一回の一大イベント。
松山なんてなかなか行く機会が無いので、車検のついでに道後温泉の、
坊ちゃん風呂でも入ってくればいい。
 
甥っ子のXRを借りたときのため、ミサイルファクトリーO川さんに、
タイヤやマップホルダーを注文していた。
電話で断るのは申し訳ないので、夕方、娘をVに乗せてビールを買って、お邪魔した。
 
ひさびさに茨城のヒューヒュー隊(ナツカシイネ)、イマッポことI藤くんら、なつかしい顔にも会えた。
 
と、アメをなめていた娘が突然、「アメのんじゃった~!!」と泣きだした。
のどに引っかかったらしいが、逆さにして背中を叩くほど、呼吸困難ではないらしい。
お茶を飲ませ咳をさせたり、「ごっくんしてごらん」と唾を飲ませるが、痛がるので急いで帰宅した。
土日と講習会だった妻が帰宅
近所の救急病院に電話して、クルマで連れて行く。
 
と、今まで痛がっていた娘が、救急の待合室に着いたとたん、
大声でアナやライオンキングをうたっている(?)
 
喉につかえていたアメが溶けて、楽になったらしい。
それからは
「あのおじいちゃん、しんじゃうの?」とか
「おねえさん、ふとってるね」などなど、
大声でしゃべり続け、迷惑この上ない。
 
名前が呼ばれて診察室に入り、先生から「どーしたの?」と聞かれると
「あめのんじゃって、おせきしたけどでなかったの」と、ハキハキ元気に答える娘。
「念のためファイバースコープで見てみましょう」と、鼻からチューブを挿入され、
とたんに病院中に響き渡るような声で、泣き叫ぶ娘........。
 
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「おいくらですか~」
あれだけ泣き叫んだのに、会計ではもうケロッとしている。
 
そして
「おなかすいた~」
「ラーメンたべたい~」
 

しかたなく夜9時を過ぎていたが、ワダケンといつも行くバーミヤンで、遅い夕食。
ホント、よく食べるなぁ
 
でも「アメなめる?」と聞くと
「いらない」って。
 
「おはな(鼻)にいたいのされるから、もうたべない」そう。
 
保育園の帰りにはいつも5個以上のアメを、ポケットに忍ばせていて、
となりの公園で遊んでなかなか帰らない子供たちを、
「帰る子にはアメあげるよ」と釣っていたが、
これからはなにで釣ろうか、悩みは尽きない。