カフェしなの

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この国に生まれてよかった

おととい商店街を歩いていたら、どこかから大声が聞こえてきた
声の主はスポーツ洋品店の店員さん。
店の前に積まれた日本代表のユニフォームを前に、
「明日はユニフォームを着て、選手と一緒に戦いましょう!!」と、
声をからしていた。
 
結果は予想通りというか期待外れというか。
ニュースでしか見ていないが、「大人と子供の試合」という印象。
 
大量に売れ残ったであろうユニフォーム。
ネーム入りなので4年後にその選手が代表になるかは、神のみぞ知る。
 
日本の強さを過大評価したマスコミや、世界で活躍したことも無いのに、解説者と称して偉そうにしゃべっている、元選手らの責任は大きい。
 
4年前のワールドカップ
当時習っていたアルゼンチンタンゴの先生が、生徒の若い女性に「サッカー選手で誰が好き?」と聞くと、彼女はベッカム❤」と即答した
 
とたんに先生が「あんなやつのどこがいいんだ!!」と、本気で怒り始めた。
 
アルゼンチン人にとってイギリスは、フォークランド紛争で戦った憎き「敵」。
彼の友人や身内も、大勢亡くなったり負傷したとか。
本物の戦争が起きない現代では、イギリスとアルゼンチンに限らず、紛争当事国が戦うワールドカップは、完全な代理戦争。
ルックスや人気だけでキャーキャー言ってる日本人には、到底理解できない世界。
 
長いあいだ植民地にされていた国も、支配していた国への憎悪は根深い。
宗教の違いも戦争の原因になる。
 
クリスマスにケーキを食べ、わずか一週間後の正月には神社にお参りする、
のんきな国民には到底理解できない。
 
ヨーロッパの片田舎のパブで。
ビール片手の老人が、「ワシが子供のころは○○選手に憧れたもんじゃ」って。
 
若者だけが盛り上がっている日本、
世界一クルマやバイクを作っている国なのに、モータースポーツさえ根付かないこの国で、サッカーが文化として昇華するには、まだまだ長い年月が必要だろう。
 
海外の貧しい国に行くと、スラムの片隅で必ずサッカーをやっている。
ほとんどハダシでボールも歪んで丸くなかったり。
そんななかから這い上がった、ひとにぎりの者だけが、
その国の何千年分の年収に相当する、大金と名声を手に入れられる。
 
まっさらなユニフォームとスパイクを履いた日本の子供を見るたびに、
あのゆがんだボールを思い出し、強烈な違和感を覚える。
なにより4年に一度の「お祭り」として、メディアが大げさに取り上げすぎるのが、私がワールドカップに魅力を感じられない理由である。
 
ミッケの母国スウェーデンは、本選に出場できなかった。
強豪国でさえ予選落ちする世界大会に、実力が伴わない日本が出るのは失礼だろう。
 
優勝候補のオランダやドイツ、アルゼンチンなどと同じ組になっていたら、
「10対0」などという屈辱的なスコアで負けたかもしれないが(メッシやネイマールは個人得点で新記録を作るだろうが)、「優勝する」などという思い上がりを正すには、このくらいの荒療治が必要だろう。
 
わざわざ掃除に行ったわけではないだろうが、スタンドのゴミを拾うというのは、日本人にしかできないこと(しかも負けたのに)。
エジプトやアフリカなんて町全体がゴミだらけ。
富士山の世界遺産登録が、ゴミなどの環境問題で危ういというが、
ゴミのなかに建つピラミッドやスフィンクスが、よく世界遺産になったなと驚く。
 
先日、自転車の前ポケットに入れていた携帯電話を落とした。
慌てて来た道を引き返したが見つからず、とりあえず近くの交番を訪ねた。
特徴を言うとお巡りさんが「さっき届いたやつかな」と、持ってきたのは私の携帯だった。
拾った人にお礼をしたいというと、要らないと言っていたそう。
 
落とした財布が戻ってくる国なんて、世界中探してもありえない。
 
夜中にハダカに近い恰好で、若い娘がひとりで歩いていて、
なにも起きない国は日本だけだろう
水着みたいな恰好して歩いてる女の子を見た知人の外国人が、
「あれは娼婦か?」って(実話)。

飢えて死にそうな子供はおらず、国家による弾圧もない。
勉強が嫌いでも中学までは通わせてくれる。
 
「軍隊を持たなければ戦争は起きない」なんて、平和ボケしすぎのヤカラも多いが、本当にこの国に生まれてよかったと、心から思う。