カフェしなの

TREK SUPER CALIBER改とたまに1250 GS HP

さらばメルセデス

先日ベンツの査定をネットで依頼したら、5社が査定に来た。
どこも「120万前後」との答えだったが、そのうちの1社が
「今日契約してくれるなら130万で引き取ります」とのこと。
 
あとから電話してきた別な業者に話すと、「じゃあウチは135万で」って。
また別な業者は「じゃあ140万」と、勝手に値段が上がっていく.....。
4月の増税前の駆け込み需要で、クルマがたくさん売れたらしく、
多少高くても仕入れておきたいらしい。
 
3年前の震災のあとガソリンが買えなくなったとき、乗らないVを手放そうと、ガ○バーに査定してもらった。
そのときの査定が150万だったので、良くても120万くらいかと思っていたが、
思いのほか高値がついた。
 
10数年前ポルシェを前妻にあげたあと、トランポのハイエースと並行して
トヨタのプレミオに1年、カムリに1年乗っていた。
そのときトヨタの新人営業マンだったYさんは、その後レクサス設立のとき、社内試験を受けて転職した。
「走る応接間」と言われたセルシオの流れを汲む、レクサスに私は興味が無く、
「1台で2台分の夢のクルマ」V280を買ったため、彼との付き合いはそれで終わってしまったが、去年の暮れに自宅の前で、偶然の再会。
 
お客さんの会社が近くにあり、納車に来たそうだが、3年前にレクサスを辞めて、クルマ屋さんとして独立していた(株式会社ネクストラボ)。
 
Yさんに電話して「V,査定140万だけど買う?」って聞くと、
「あっいいですよ」って。
知らない業者より彼に買って欲しいので、即決した。
 
「今週は千葉に出張してるので、来週引き取りでいいですか?」ってYさん。
理由を聞くと姪っ子さんが女子プロゴルファーで、プロのトーナメントのキャディをYさんが務めるらしい(佐藤のぞみプロ)。
 
Yさんに「大学はゴルフ部だったの?」と聞くと
「いいえ」って。
ゴルフは好きで月イチくらいはやるが、シングルでもないしフツーのアマチュアゴルファーとか。
それでも「グリーンの芝目は不思議と読めるんですよ」って。
 
「でも聞かれない限り、彼女の判断に任せますが」とも。
 
木金と予選があり、土日が本番。
残念ながら2打足りず予選落ちしてしまったが、キャディバッグを担ぐYさんを、テレビで観たかった。
でもプロのキャディなんて、なかなかできない貴重な経験で、うらやましい。
 
そして先週木曜日、Vは引き取られて行った。
 
娘に「パパのブーブー、よそへいっちゃうんだけど、いい?」と聞くと
「だめ~」って。
 
駐車場で娘が「ブーブー!」と呼ぶと、リモコンキーで「ピッピッ」と答えるのが、娘は好きだった。
「パパのブーブー、お嫁に行くんだよ」と言うと
「ブーブー、おんなのこだったんだ」って。
 

お別れの朝、
保育園に行く前に記念撮影
このポーズは「アイカツ!」というアニメらしく、保育園の女の子はみんな、カメラを向けると同じ格好をする。
 
何台か乗ったベンツのなかで、一番お気に入りのクルマだったが、
乗らないで放置しておくより、誰かに乗ってもらった方がクルマもシアワセだろう
 
「さらばメルセデス」とはAKBで有名な、秋元康氏の小説のタイトルだった
 
深夜ラジオに投稿していた少年が放送作家になり、その後作詞家で成功したあとの喪失感のなか、成功者の証として買ったベンツを手放すまでの話し。
なんで読んだのか覚えていないが、昔ベンツと言えば1000万以上が当たり前で、本当に「成功者の証」だった。
国産車のように派手な宣伝をしなくても、買う人は買っていたベンツだが、
最近は庶民向けのABCクラスが一番売れているらしい。
スーパーマリオが出てくるCMを見るに至り、メルセデス、お前もか」って。
ガイシャはもういいかなと思った。
 
今年の正月、長野の実家に帰るため買ったスタッドレス
Yさんは「欲しい人がいるならそちらへどうぞ」とのことなので、
去年Vのロングを買ったタチバナさんに電話した。
「Vを手放したんですが、スタッドレス、よかったらもらってくれませんか」
スタッドレスは持っていないそうで、もう我が家には妻のブレイドしかないので、ホイール付きのタイヤ4本は運べない旨を話すと、30分後に息子のヒロミチ君と、Vで引き取りに来てくれた。
 
私の手違いであやうく駐車違反を切られるところだったが、なんとかセーフ(すみません....)
数年前MXコースの転倒で、首を痛めたヒロミチ君。
以来オフは乗れないらしいが、サーキットは走っているらしい(でも転んだらアウトだよん)
タチバナ親子のバイクライフの、お役に立てればうれしい。
 
 
日曜日、相模川の帰り、
お世話になったディーラーのIさんに、挨拶しようと立ち寄ったが、キレイなショールームにはあまりに場違いな、泥だらけのオフローダーは、他のお客さんに迷惑。
 
なのでお店の前で彼の携帯に電話したが、つながらなかったので諦めて走り出した。
少し走ったところに彼から電話があったので、Vを手放したことと今までのお礼を言った。
「いつでも戻って来てくださいね」
 
クルマが3台置けるガレージ付きの家が買えて、Iさんにまた会いたくなったら
古い250SLあたりを、もう一度乗ってみたい。