R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

蓼科へ

夏休み後半は蓼科へ
夏休み中は妻の姉一家が山荘に来ているが、義兄(といっても私より年下だが)は仕事で、12日(火)に帰京した。
残ったのは義姉と9歳7歳5歳の、甥っ子と姪っ子
クルマがないので万が一、子供たちが熱を出したりケガでもしたら、標高1600mの山から町まで行くのが大変(タクシーを呼んでも30分かかる)。
なのでクルマのある我が家に、「来ないか」と声がかかった次第。
 
周りが観光地だらけの長野の実家は、天気さえ良ければ行くところはたくさんあるが、雨が降るとプールも動物園もどこへも行けず、娘も妻も退屈してしまう。
 
実家がもっと山のなかにあれば別荘感覚で楽しいだろうが、ここはどこにでもある地方都市で、長野といっても埼玉や千葉の田舎町と、景色は変わらない。
 
夏休み後半は全国的に天気が悪いようなので、娘もおねえちゃんたちがいるお山のほうが楽しいだろうと、実家から150km先の蓼科に向かった。
 
諏訪ICで降り茅野市内のスーパーで、買い出しをして山へ。
ブレードの狭いトランクは食材でいっぱい。
 
着いてそうそう晩ごはんの準備
大人3人に子供4人では、妻も姉も大忙し
 
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おねえさんお兄さんに会えて大喜びの娘。
やっぱり大人数は楽しい。
 
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夜は大量に買い込んだ花火をしたり
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翌日はつかの間の晴れ間に虫取りをしたり
標高1600mでは虫はトンボとアリくらいしかいないが。
 
妻と姉は子供のころから来ているので、朝1時間くらい散歩するのが好きらしいが、
貧乏性の私は目的もなくブラブラ散歩するのが、大の苦手。
 
都会の人は「山の空気はおいしい」というが、ありがたみを知らない私は、空気はどこも同じだろうと思ってしまうし、山も緑も見飽きた景色なのでつまらない。
 
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前回私が作ったイス(テーブルではない)で、ランチのパスタを食べる子供たち。
東京ではマンション暮らしの彼らだが、緑のなかで食べるぜいたくが、果たして分かっているのか。
 
9歳の甥っ子と7歳の姪っ子は、小学生なので夏休みの宿題があるが、
5歳の甥っ子と4歳の娘がいては、うるさくて勉強に集中できない。
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なので去年自転車で登った麦草峠近くの、「白駒池」までドライブ。
 
地図だとすぐ近くだったが、歩きだすと意外に遠い。
私はTシャツに短パン、妻も子供たちもスニーカーとかなりの軽装だが、
すれ違う人たちはフル装備の登山客ばかり.....
 
バイクで走ったら楽しいだろう荒れた山道を10分くらい歩いたところで、すれ違う人に、「白駒池まであとどのくらいですか?」と聞くと、我々の服装を上から下までじーっと見たあと、「まだ登って下ってだいぶありますよ.....」との返事。
 
この夏休み中にも全国で登山客が亡くなっているが、私たちを軽装の登山者とでも思ったのだろう。
 
娘では乗り越えられない木の根っこがあったり、徐々に道が険しくなってきたので、本当に行けるかちょっと心配に。
なので私が先に行って、あとどのくらいか見てくることにした。
小川や岩場を走っていくと、Tシャツに短パン姿の私をトレイルランナーとでも思ったのか、登山客から道を譲られた。
彼らからすればトレイルランナーが迷惑な存在だろうことは、冷ややかな視線ですぐ分かった(私は違います)。
 
10分ほど走ってもまだ池は見えてこない。
空模様も怪しくなってきたので、あきらめて引き返すことに。
 
姉たちの朝の散歩に付き合わされて、「つまんない~」と連発していた5歳の甥っ子。
自分の腰くらいまである木の根っこや、岩がゴロゴロして足場の悪いところを、
「嬉々として」飛び歩いていた。
 
義姉夫婦はこんなところは危ないからと、絶対に連れて来ないだろう。
でもやっぱり男の子。
「こんなたのしいのはじめて!」と目を輝かせていた。
 
娘も負けじとスニーカーを泥だらけにしながら、甥っ子のあとを追いかけていた。
 
「雨が降りそうだから帰ろう」と、来た道を引き返す。
甥っ子に先導を頼むと、「まかしといて!」とまた走っていった。
 
私も彼くらいのときは近所のお兄ちゃんに連れられて、歩いて10分の臥竜山で遊んでいた。
超合金ロボもないしファミコンももちろんないが、毎日がスタンドバイミー
本当に楽しかった。
すりキズ切りキズは日常茶飯事で、よほど大ケガでもしない限り赤チン塗っておしまい。
自分が親になってみて初めて、娘がケガしないかとハラハラしている。
今思えばよく五体満足でいられたと思うが、あのころはそれが当たり前だった。
 
なので私から見たら過保護に育てられた、都会育ちの甥っ子たちを見るたびに、
「今の子は可哀想だナ」と思ってしまうが、子供のころ自然の中で思いきり遊んだことのない両親にすれば、遊び方を知らないのだがら仕方ない。
 
20分ほどかけて駐車場まで辿り着き、山の家まで10km、峠を下る。
と、この甥っ子姪っ子たちは、全員クルマに弱い。
親がクルマを持っていないので、遠出するときはレンタカーだったり、義父の運転で山に来ていたが、江戸っ子で気が短い義父は運転が荒く、義兄もそれほど上手ではないらしい。
なので今回も子供たちに酔い止めを飲ませてからクルマに乗せて、子供3人寝てから運転してきたとか。
 
このときもゆっくり走りながら甥っ子に話しかけて来たのだが、何十回もカーブを曲がるうちだんだん無口に....
あと5分で着くところで「きもちわるい,,,,,」って
 
仕方ないので更に歩くくらいのスピードで走り、なんとか家に着いた。
 
次回はちゃんと計画しておにぎり持って、白駒池行ってみような。
 
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毎日、花火をやり
 
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娘がハマっている「もののけ姫」をみんなで見たり
 

i-padもほとんど使えない山のなかで、雨が降るとこちらもやることがないが、毎日甥っ子たちと遊べて、娘も楽しかったようだ。
 
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16日(土)までいる予定だったが、あまりにもやることがない。
なので15日(金)早朝に義父母が来たのと入れ替えに、15日夜、帰京することにした。
大人5人、子供4人で晩ごはんを食べて
この日は諏訪湖の花火大会だったが、途中大雨で中止に。
ひと眠りして帰ろうと思ったが、子供たちがうるさくて眠れず.......
 
夜10時に出発したが、小仏トンネルが帰省渋滞のなか、事故でさらに渋滞......
3時間半かけて深夜1時半、自宅に到着した。
毎回思うが中央高速の渋滞は、混んでも流れる関越や東名と違い、車線の増加など根本的な対策が必要に思う。
 
翌土曜、東京は快晴なので、また自転車で目黒区民プール
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水のなかで目を開けられるようになったので、ゴーグルを買ってあげた。
「すごくよくみえるよ~」と大喜び。
また新しい世界が広がったようだ。
 
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劇団四季のライオンキングを観てから、アニメでなくミュージカルのほうを、you-tubeで観たがるようになった。
一番のお気に入り「彼はお前のなかに生きている」を熱唱中
 
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朝、仏壇にお供えをしようとしたら、両脇に紙包みが
 
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開けてみたら積み木が
 
「パパ、おじいちゃんに長野のおみやげ、あげといたよ」
 
その言葉を聞いて思わず目頭が熱くなった。
ほんとにありがとうね