R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

帰省

週末はお盆休み以来の長野に帰省した。
土曜の朝出発では高速道路の渋滞は必至。
なので金曜夜に出発した。
 
午後4時すぎに娘を迎えに保育園へ。
 
2階の教室には誰もいない。
ベランダから下をのぞくと
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みんな元気に遊んでいる。
 
まだ遊びたい娘を車に乗せて、妻の大宮の職場へ向かう。
 
ちょっと渋滞していたが5時半過ぎに到着
 

帰省の前にいつも立ち寄る中華屋さんへ。
ちょっと濃い味だが、娘は大好物のチャーハンと春巻き、ラーメンをバクバク。
 
いつもながら見事な食べっぷりに、お店の奥さんも驚く。
 
レヴォーグで100km以上の長距離は初めて。
 
関越から上信越道は空いていて、ちょっと制限速度を超えて走ったら、
平均燃費は11.5km/Lと思ったほど伸びず.....
 
まあ上信越道の登りをずっと1××km/hで、追い越し車線を走ってたので、仕方ないか。
感じたのは足回りが少し柔らかいこと。
道路のつなぎ目で跳ねるのが気になった。
 
シューンと加速するがなにか軽くて、氷の上を滑っているような不安定感が気持ち悪い。
むかし台風直撃の富士スピードウェイ
クルマ屋さん主催の走行会にポルシェで走ったとき、大雨のなか1コーナーの下りで、目の前を走っていた某開業医のNSXが突然スピン。
 
くるくる回りながらコース脇に激突、車体が真っ二つにひしゃげるのが見えた。
(ドライバーは無事だったが、NSXはこの日が「納車日」。なむなむ......)
 
と、次の瞬間こちらもハンドルが操縦不能に。
 
ブレーキを踏んでもハンドルを切っても、まるで氷の上を滑っているようで、どうにもならない。
コースを流れていた雨水に乗ってハイドロプレーニングになったようだ。
 
こちらもクルクル回りながら、つぶれたNSXに向かって滑っていく.....
 
「あ”~ぶつかる~」
 
NSXにあと数メーターのところで、なんとか停車。
 
後続車に突っ込まれては大変なので、NSXの彼を乗せてあわてて走り出した。
 
彼はNSXのほかに発売間もないGTRもトレーラーに積んできていて、午後はそれで走っていた。バブルな時代である.......
 
レヴォーグはアクセルを踏んだぶんだけ加速するが、ハンドルも軽くどこか心もとない。
ひとつグレードが上のGR-Sなら、18インチにビルシュタインらしいので、もう少しカチッとするのかな。
 
なんて思っている間に大宮から2時間で、実家に到着。
今のところ免許は満点だが、こりゃ気を付けないと危ないなぁ........
 
翌土曜日の朝は雨
お盆休み以来の墓参りへ
 
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紅葉は見頃かと楽しみにしていたが、だいぶ散ってしまっていた。
 
前回来たとき地元のテレビで見た、小布施のギョーザ屋さんに行きたいと妻が言う。
住宅街の真ん中でやっていて、テイクアウトのお客さんで混んでいるという。
 
混んでいたらやめようと行ってみると、なぜかガラガラ
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中国人の奥さんが自宅の横にプレハブを建てて、そこで営業していた。
 
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お店の前はほんとうに住宅街。クルマが何台も停まったら近所迷惑だろう。
 
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焼きギョーザと水餃子に、ジャージャー麺を注文。
奥さんがその場でギョーザの皮から作り始めた。
これでは混雑するわけだ。
 
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調理中
カウンターしかないので、テレビで放映されてしばらくは、
「ソータネー、イソガシカッタネー」
混雑して大変だったらしい。
 
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焼きギョーザ
で、デカい.....
 
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水餃子、このくらいがちょうどいい。
 
でもどちらも美味しく、妻も娘もバクバク。
 
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きゅうりの下にひき肉が隠れている。
黒酢をかけて食べるらしい。
思っていたのとは違ったが、これもうまかった。
 
妻がお気に入りの土産を買いに、観光客で大渋滞の小布施の街を抜け、たどり着いたのは
 
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山屋天平
妻はここのあんずグラッセがお気に入りで、実家の義母にお土産として渡したら、彼女も大ファンに。
それまでは小布施の栗ようかんや鹿の子がお土産の定番だった。
さすがに食べ飽きてもう要らないと言われたが、このあんずグラッセは友達に配るので買ってきてと、義母から頼まれていた。
 
小布施の町はずれにある山屋天平堂。
たくさん買ったらジャムをおまけに付けてくれた。
すっかり大企業になった竹○堂や桜井甘○堂、小布○堂の、栗菓子の時代は終わったと思う。
 
小布施から15分のところにある、母が入院している施設へお見舞いに行った。
 
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胃に直接チューブで栄養を摂っているので肌つやはいいが、
お盆に来た時より反応が鈍くなっている。
 
それでも娘が「おばあちゃん」と呼びかけると、大きく目を見開いて娘の姿を、必死に目で探している。
 
娘をベッドに乗せ、顔を不自由な両手でさわらせると、震える手で抱きしめるように、一生懸命なでていた。
 
もう一年、脳こうそくの発症が遅かったら、もっとかわいくなった娘を見せられたのに.....。
そう思うと本当に申し訳なく思う。
去年3月に亡くなった父のことを、母はまだ知らない。
それでも一度も見舞いに来ない父のことを、もうわかっているのか?.... 
 
「またくるよ」と母の手を握ると、思いがけない強い力でぎゅっと握りかえされ、ドキッとした。
ここに来るたびに何もできない自分の無力さを、思い知らされる。
母の手をほどくように病室をあとにしたが、ずっとうしろ姿を見つめられているような気がして、少し足早に病院を出た。
 
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次に向かったのは高山村の農協(JA)
 
義父母と姉一家への土産と、自分たちが食べるリンゴを買いに来た。
 
駐車場は県外ナンバーでいっぱい。大勢の観光客が来ていた。

 
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50年近くリンゴを食べてきて、今一番美味いと思うのは「秋映え」という品種。
つがると千秋を交配させて作った新種らしい。
 
リンゴもナシもモモもカキも、おもいきり固くて、かつ甘いのが一番美味いが、この秋映えは本当に固くて美味い。
 
ウチは12個入りひと箱を買ったが、他の客は「持って帰って売るのか?」と思うほど、10箱以上買っている人が多く、乗用車の荷室がリンゴでいっぱいになっている。
 
駐車場で「稲穂」を拾った娘
妻が米粒をむいて娘の手のひらに乗せ、
「これが大好きなごはんになるんだよ」と説明していた。
 
「だから一粒のごはんも無駄にしちゃいけないんだよ」と話したら、
ご飯をひと粒も残さず食べるようになった。
 
それにしても地方はガソリンが高い。
高山村のGSではレギュラーが1L159円と、東京の近所のGSより10円は高い。
クルマが無くても暮らせる都会と違い、 田舎はクルマが無いと生きていけない。
高山村から須坂の高校へ通っていた同級生たちは、16でバイクの免許を取りバイク通学。
18になると高校の近所に駐車場を借りて、クルマで通学していた。
 
幼なじみで酒屋を継いでいるT君の店にも寄ったが、去年、東京の大学を出た息子はそのまま東京に就職し、神奈川で大学3年の妹も、都会で就活しているという。
 
店番をしているT君のお母さんは、
「孫には帰ってきてほしいけど、やりたい仕事が無いって言うんだよね」と、ぼやいていた。
株価が上がって景気が良くなったと言われているが、恩恵を受けているのはほんのわずかの人だけ。
駅前のシャッター街を通るたび、
「昔は夕方になるとすれ違うのが大変なほど、大勢の買い物客がいた」と妻に話すが、「信じられない」って。
 
仕事が無いと言っても、みんなそこで生きている。
親が健在なら同居すれば家賃はかからないし、子供ができても面倒を見てもらえる。
都会だけ税金を高くして地方は安くすれば、経済も潤うし戻ってくる人も増えるんじゃないのか。
 
せっかく高山村まで来たので、ついでに紅葉の見納めをしようと行った先は
 
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山田温泉の上の雷(かみなり)滝
昔は地元の人しか訪れなかったが、今はすっかり観光名所。
駐車場も大混雑で、駐車禁止の道路に路駐。 
けわしい階段を下りると、滝の裏を歩ける。
その昔、密教の行者が手掘りしたという。
 
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滝を見るのが初めての娘も大興奮。
帰京して行った保育園でも
「たき、みてきたんだよ~」と先生やおともだちに自慢していた。
 
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夕方から娘のお待ちかね、地元の温泉施設「ゆっくらんど」へ
 
今回も「パパと{ろてんぶろ}はいる~」って、言ってくれたのがうれしい。
 (娘のお目当ては男風呂にある、大きな桶風呂だが)
 
大きな露天ぶろや桶の風呂にも入り、〆は大広間でラーメン。
今回初めてざるそばを食べたが、「おいしい」っておかわりしていた。
 
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三連休はずっと長野にいようと思ったが、あいにく最後の月曜は雨らしい。
晴れてさえいれば山や動物園などなど、いくらでも行くところがある長野県だが、雨が降ってしまうとどこにも行けない。
なので日曜昼に帰京することにした。
 
朝起きて歩いて近所の小学校のグランドへ。
 
私が子供のころ登った木で、初めての木登り
 
築100年の木造校舎は鉄筋コンクリートに建て替えられたが、校庭の木は40年以上たってもそのまま残っていた。
 
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ランチを買ったセブンイレブンは、店頭で野菜を売っていた。
 
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千曲川の河川敷でランチ
長野でも23℃と長袖では暑いくらい。
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今まで食べず嫌いだったハムサンドも食べられるようになったのは、今回の収穫。
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となりの須坂動物園では、子供がポニーに乗馬体験できる。
上野動物園なら200人は並ぶところだが、休日にもかかわらず並んだのは10人ほど。
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狭い馬場を飼育員さんに引かれてゆっくり一周だが、一人で馬に乗るのは初めての彼女には、「大冒険」だったらしい。
 
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これも娘の大好きな消防車
 
よく見ると
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日野自動車製だった
 
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帰りの高速は途中まで妻が運転。
二日間おもいっきり遊んで疲れた娘は、私のひざで「撃沈」した。
 
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今回初めてリッターあたり14.7kmを記録。
どんなに表示を変えても燃費が画面に出るので、いやでも気にしてしまうが、画面中央にトロフィーのマークが表示された。
最高燃費をお祝いしているらしい。
 
帰りも平均100~120km/hで走ったが、下りが多いせいかこのあと15km/Lまで伸びた。
「ワンタンク(60L)1000キロ走行」のうたい文句も、100km/hアベならあながちウソではないらしい。
 
妻もクルマのふわふわした軽さを感じたらしい。
妻の車歴はこの車の前が2.5Lのブレイド、その前も2.5Lのスカイラインだった。
同じ170psでも1600ccの小さなエンジンを、無理やりターボでパワーを引き出す走りでは、そう感じても仕方ないのだろうか。
 
それでも狭い都内を走るぶんにはパワーも十分。
コンパクトなボディサイズは不自由もないので、両方を望むのはぜいたくだろう。
 
途中、事故渋滞が少しあった程度で、3時間ほどで帰宅できた。
 
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爆睡してしっかり「充電」した娘。
「あたしもてつだう~」って一生懸命、洗車中
 
連休最後の月曜は、Sくんの美容室「RIGID」で、娘の髪を切ってもらった。
 
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椅子にじっと座っているのが、何より苦手な娘。
ちょこちょこ動いては、S君の邪魔をしていた(スミマセン....)
 
S君から9年ぶりに第二子の男の子が生まれたと、うれしいサプライズが。
ほんとうにおめでとう。私もがんばらなければ(ってナニを?)
 
今回、実家を片付けていて見つけたもの
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父の時計
 
国産の普通のクオーツで、舶来ものでも高級品でもないが、私には何物にも代えられない宝物。
父の形見として大事に使わせてもらおう。
 
そして今日、事務所の前に見慣れないオフバイクが停まった。
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じ~じからのプレゼント
 
私がプチスポンサードした今年のモンゴルで、私の会社のステッカーを貼ったジムニーの写真を、若手社員の方が届けてくれた。
 
これは御殿場で撮影したものかな?
 
その後はどうなったのか。
 
ダカールラリー直前の忙しいところ、こんな気遣いがたくさんのスポンサーさんを、何十年ものあいだ惹きつけている由縁だろう。
 
じ~じ、ありがとうございました。