R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

正月休みとダカール

正月休みで行った一番遠いところは、家から10kmの二子玉川
最近できた駅ビル「RISE」に、スケートリンクができたというので、行ってみた。
イメージ 1
休日は駐車場が大混雑するので電車で行ったが、改札を出て50mのところに、本当にスケートリンクが出来ていた。
 
二子玉川周辺は再開発で、駅から多摩川沿いに高層マンションが建ち並んでいるが、数年前まではミズノが運営するテニスコートと、フットサルコートがあった。
ジャンアレジのマネージメント会社を運営する知人に誘われ、毎週木曜の夜、ここでフットサルをやっていた。
といっても私はサッカーは苦手で、学生時代もほとんどやったことが無い。
当時は毎週ダートを走っていたし、マラソンもやっていたので体力には自信があった。
ここのフットサルは1時間ずっと身内同士でミニ試合をやっていて、私も流れで選手に加わった。
15分くらいで太ももに違和感が....
 
「なれないことして足がつったかな」と思い、我慢してプレーしていたが(華麗な足技などできるわけもなく、ただ走り回っていただけだが)、あまりの痛みに動けなくなってしまった。
選手が足りないので少し休んでからまた参加したが、その夜は痛くて眠れない。
翌日、整形外科に行ったら、
「肉離れですね」って.....
 
しばらくはバイクも乗れず、復活するのに1か月以上かかったのも、今となっては懐かしい思い出.......
 
と、スケート靴を借りようと自販機を見ると
「中学生以上 靴代込み1000円」
「3歳以上     〃    800円」と都内のスケート場に比べて、かなり格安。
 
「ってことは30分交代かな?」と思ったが、制限時間はないらしい。
「ずいぶん太っ腹な主催者だなぁ」と感心して、家族3人分の靴を借りた。 
 
バブルのとき働いた会社の社長は、中高大とアイスホッケー部の御仁。
自腹で学生時代の仲間と社会人チームを作り、監督兼選手のプレイングマネージャー
「おまえ長野出身だからスケートできるよな」と、有無を言わせず入部決定

スティックはおろかバックやキャリングもできない素人だったが、今は無き品川プリンスのアイスアリーナに通い、社長じきじきの猛特訓を毎晩受けた。
 
アベックがイチャイチャする横で、社長に怒鳴られながらゲロ吐いて、基本をみっちりやらされたが、練習後に行く六本木のきれいなおねーさんたちの顔を思い浮かべながら、必死に耐えていた......
 
「パパ~くつはかせて~」 
甘酸っぱい思い出に浸っていたら、娘に催促された。
娘とわたしの靴を履き、彼女の手を引いてリンクに入った(どんなにきれいなおねーちゃんより、この子の方が100万倍かわいい)。
 
ほぼ30年ぶりに滑るが、それでもカラダは覚えているはず。
と思ったが、なにか勝手が違う。
ここは氷を使っていない樹脂のリンクとかで、表面がワックスを塗ったように、ツルツルしている。
転んでも濡れないのはいいが、リンクを傷つけないように靴にはエッジが無く、足を前に漕ぎ出してもエッジがかからないので、足があらぬ方向へ開いてしまい、前に進まない。
 
この感覚は昔どこかであったなぁ.......
 
子供のころ初めて買ってもらったスキーは、木製でエッジが無かった。
小学校の体育の授業にはスキーがあり、みんながスキーを担いで学校の裏山に登る。
他の子と同じように滑っても、私だけブレーキが利かず止まらない。
 
何度ヤブに突っ込んだりガケから落ちたことか
(その後バイクでもよくガケ落ちしたが、こんなところにルーツがあったのか)
 
イメージ 2
このリンク、華麗に滑れるわけもなく、とにかく面白くない。
娘も浅田真央ちゃんのように「華麗に」滑れないので、狭いリンクを一周もしないうちに
「もうやめる~」って泣き出す始末。
抱っこして滑ろうにもこんな不安定なリンクでは、かえってあぶないだろう。
 
なので2周でリンクを降りたが、回りを見てもだれも華麗に滑っている人はいない。
リンクにいるスタッフでさえ、ペンギンのようにぎこちなく滑っている。
みんなすぐやめてしまうので、制限時間のないわけが納得できた。
 
「せっかくお金を払ったのだから」と、妻はひとり悪戦苦闘していたが、そのうち諦めた。
3人分2800円をドブに捨てたような、後味の悪さを感じながら、リンクをあとにした。
 
昼食を食べようと思ったが、どこも混んでいる。
なのでリンク脇のマックに入った。
年末からの異物混入問題でガラガラかと思ったが、意外にもけっこう混んでいる。
フランチャイズに加盟して、数軒のマックを経営している知人がいるが、経営理念に賛同出来ないのと、美味くもないハンバーガーに高い金を出すのが理解できないので、むかしからマックは食べないことにしている。

それでもなにか媚薬でも入っているのか、子供はここのポテトが大好き。
なので仕方なくマックで食べるときは、100円マックのバーガーとポテト、不味いコーヒーの100円セットを食べている。
 
異物混入や腐った肉で調理したなんて問題になっているが、そもそもそんなことを気にしない国で作らせているのだから、仕方ないだろう。

現地の彼らにすれば
「日本人がなんでそんなことを騒いでるのか」
と不思議に思っているはず。
 
賞味期限や除菌など異常に神経質なこの国で、廃棄される食品ロスは年間500万トンという。
この量はコメの年間生産量と同じで、世界の食糧援助量の2倍という、途方もない数字。
世界で年間1500万人が餓死している現状を考えれば、少しくらい変なものが入っていても我慢して食えと、アフリカや途上国を見た人間は思ってしまう。
(それでも「歯」は御免だが.....)
 
とりあえず「無事に」マックを食べ終わり、高島屋をブラブラして帰宅した。
 
「本物の氷を使った赤坂TBSのスケートリンクに行こうか」と妻に言ったら、
「もういい」って....
 
次回、妻が休日出勤の時にでも、娘を連れて行ってこようか。
 
連休最後の日はお台場の科学未来館でやっている、
『チームラボ 踊る!アート展と、学ぶ!未来の遊園地』を妻が見たいというので、クルマで出かけた。
 
 「連休最後にこんなところ来てるヤツはいないだろ」
なんてタカをくくっていったら、駐車場は長蛇の列。
寒空の下、未来館の前も数百人が並んでいて、一瞬で気持ちが萎えた。
 
とりあえずコンビニでランチを買いこみ、すぐ近くの「潮風公園」に行ってみた。
イメージ 3
ロータス祭り」をやっているらしく、20台ほどのロータスが並んでいた。
どれも同じに見えるが、みんな40年モノ。
オーナーには明らかにクルマより若い人の姿も。
こういう人たちにGSが20年で古いとか、言ったら鼻で笑われんだろうナ
イメージ 4
船の形をした遊具で遊んだり
イメージ 5

走り回っておなかも空いて、コンビニのおにぎりとサンドイッチで大満足。
デジタル満載のハイテクイベントよりも、子供のうちは外で思いっきり遊んだほうが、絶対いいに決まっている。
 
 
排気量が倍近くあるモンスターたちに交じって走る、日野レンジャー
(タトラも小さく見えるが、レンジャーと並ぶとダンプと軽トラ....)
それでもコースの難易度が上がるほどほど強さを発揮する、チームスガワラも順調のようだ。
「フェシュフェシュ」 なんて単語を聞くと、一瞬で全身真っ白になる悪夢を思い出す。
 
二輪はKTM VS ホンダの様相。
個人的には外人部隊ホンダより、「いい人」マルク・コマが好きなので、KTMに勝ってほしい。
 
4輪はことしもミニの独壇場か。
今年から4輪転向したプジョーのシリルデプレは、下位で苦戦している模様。
もミニからプジョーに転向した、「ミスターパリダカペテランセルが、ひとり気を吐いている。
こちらも個人的にはハマーを駆る、ロビー・ゴードン&ジョニー・キャンベル組に、ぜひ勝ってほしい。
 
日本語で読みたい人はこちら
日本事務局のホッタ君、がんばって
 
日本事務局の「HOME」のなかにある、「歴代の日本人出場者」を興味深く見た。
最盛期は二輪4輪合わせて、30人以上の日本人が参加していたなんて、2008年テロ予告で中止になった最後のアフリカ大会を最後に、日本人ライダーの出場は去年の深草選手を除きゼロ。
4輪カミオンとも、スガワラ親子と三橋君ががんばっているだけ。
もっとも昔のような冒険心だけで出られるレースと違い、今のダカールはモンゴルを完走したくらいのアマチュアレベルでは、3日も走れないとのこと。
ファラオの100mの砂丘でさえ脅威なのに、アタカマはその数倍の高さ。
1000mの砂丘もあるという。
じ~じ曰く「標高1000mのイキケの砂丘を下るのは、本当の勇気が試される」そう。
砂丘の頂上から下がよく見えるバイクと違い、四輪やカミオンは先が見えないので、落ちていく感じの下りは本当に怖い。
 
日本事務局のニュースは、志賀さんが翻訳しているのかな。
 
志賀さんからいただいた年賀状には、「去年はドバイの仕事が多かった」と書かれていた。
ほんの20年前まで「砂漠の民」だった人たちが、今は高層ビルのオーナーになっている。
ビルに囲まれた中で暮らすのは大変とのことだが、庶民には理解できない世界なんだろうナ。