親方に譲ってもらった50のインナージャケット、
マックスS社長曰く
「ウチのはピッタピタに(タイトに)着るのがいい」
とはおっしゃるが、チャラい若造ならいざ知らず、
中年体型のおやぢが着るとピッタピタというより、「パッツンパッツン」.......
見ていて苦しそうでちょっとイタい。
先日の44の細身のパンツも「ピッタピタすぎて」、
中学生のころ流行った「スリム」を思い出し、買うのをためらった。
ちょっとゆったりしているほうが暖かいし、着ていてラク。
今日は暖かかったので、これだけ着てGSで出かけた。
向かった先は
メカのスーさんに用事があってJRMに伺ったところ、じ~じが現れた。
ダカールラリーから帰国して、もうじき1か月。
帰国してもスポンサーさんへのあいさつや、取材で忙しいはずなので、
我慢して会わずにいたのだが、まさか会えるとは。
まずは
「あけましておめでとうございます」
年が変わってから会うのは、今日が初めてなので。
ブログも読んでくれているらしく
「これが新しいグローブね」と、ガントレットグローブをはめてポーズ。
「これじゃレースに使えないよ」って、当たり前です。
マックスのウェア類はデザインが細身で、基本シティユーズ。
なので本格的なレースには向かないし、そもそも勿体なくてオフでは着れないが、
都内のアシでバイクに乗る私には、十分すぎるスペック。
(あったかパンツにインナージャケットで電車に乗ると、暑くて気持ち悪くなるほど....)
そんなじ~じ、
地球の裏側から帰っても疲れも見せず、すでに今年のモンゴル用ジムニーの制作に、没頭しているらしい。
(「だって去年のはボロボロに壊れちゃったんだもん」って)
上がノーマルジムニーのドアヒンジ
下が穴をあけて軽量化したヒンジ
工場の片隅でシコシコと軽量化の作業中。
ボルト4本分の軽量化というが、こんな細かい積み重ねが、
トータルで数十キロの軽量につながる。
いっそスズキのハスラーで出れば?
と聞くと、あちらは外観はオフっぽいがモノコックボディなので、
本格的なダート走行は無理らしい。
こんなので尾上さんのジムニーと、モンゴル爺爺(ジイジイ)対決できれば、かなり楽しい気がしたが......
2階の事務所に上がると、テルちゃん、ナビのS君、スタッフのT君らの
元気そうな顔が。
「あけましておめでとうございます」
ここでも年始のあいさつを受ける。
じ~じから
「昔のパジェロの足回りを調べたくて、代官山のツタヤに行ってきた」と聞いた。
1993年の4X4マガジン
「パジェロ特集」だった。
ページをめくっていくと
若かりしころのじ~じが
ダカールでテルちゃんのナビだったSくんに、
「you-tubeでぴんから兄弟、調べてごらん」と話したら、
「似てる~」って大ウケ(なにもそこまで笑わなくても.....)
それにしてもこのカラオケ、クルマの整備中って.....
ひょっとしてじ~じが出演していたのでは?と思うほど、そっくり。
三菱ワークスも世界の篠塚も存在しなかったし、
パジェロの世界的な大ヒットもなかったはず。
日野レンジャーも南米でものすごい大ヒットらしく、町中で見かけるらしい。
ラリーに来たヨーロッパ人が、あまりのレンジャーの多さに驚いていたという。
これがじ~じの知りたかった、パジェロの足回り
アヘッド
表紙は片山右京氏
カミカゼ右京と呼ばれたF1ドライバーが、その後、登山家になり、
今はサイクリスト右京のイメージが強いが、アツいのはずっと一緒。
むかし横浜に住んでいたころ、右京氏の相模原の自宅から渋谷まで、
R246を「自転車で」疾走している姿を何度か見かけて、
「プロドライバーってスゲエ」と唸った。
そのアヘッドの特集記事
「THE ROAD TO DAKAR」
今回じ~じのナビで初参加した、W女史のインタビュー記事が、掲載されていた。
大の男でも音を上げるほど、過酷なダカール
華奢な女性ながら本当によくがんばったと思う。
昼と夜の寒暖差が激しいダカール。
キャンプ地で毎晩シャワーも浴びれるが、基本「水」。
ラリー中に風邪をひいては大変と、彼女も2週間シャワーを浴びなかったとか。
「シャワーを浴びないで死ぬ人はいないけど、カゼで死ぬ人はいる」
1年中風呂にはいらない(?)じ~じに言われて、納得したという。
先日見た「未来世紀ジパング」 という番組で、7度目のデフォルトにおびえる、アルゼンチンの特集があった。
スタッフのT君に「アルゼンチンはインフレがすごいんでしょ」と聞くと、
「かなりひどいですね」って。
テレビで40%のインフレと報じていたが、来年はスタートゴールがアルゼンチンから外れる可能性もあるという。
いつかブエノスアイレスで妻とタンゴを踊りたいと思っていたが、
当分はおあづけだろう。
昨日会った親方が
「古河にも日野さんの工場ができるみたいですよ」と話していた。
メカのスーさんに尋ねると
「古河なら港が近いので、売れ行きが好調な海外への輸出がラク」らしい。
日本のトラックメーカーで「唯一」、レースに参戦している日野自動車。
海外でも認められてきたということか。
じ~じらは明日、来年に向けてメーカーさんとの打ち合わせらしい。
2016年もまだまだ彼らの挑戦は続くようだ。