GSのリアウィンカーが折れた。
ノーマルのボテッとしたウィンカーに比べ、このツアラテック製は小さくていいのだが、芯の無いゴム製ゆえ、ちょっとぶつかっただけで折れてしまう.....
(今まで何十個替えたかわからない)。
最近はほとんど乗らないのでガムテープグルグル巻きで留めていたが、なんともビンボくさい。
なのでフラットで交換してもらうことに。
マフラー側のウィンカーも「おじぎ」 しているので、こちらも折れるのは時間の問題だろう。
左側のフロントウィンカーも接触不良らしく、点いたり消えたり。
むかしテレビが映らないとき、叩くと不思議と直ったように、走りながら手で叩いていたがあぶなくて仕方ない。
自分でバラせばいいのだろうが、最近はそんなことも面倒くさくなってしまった。
いっそノーマルのウィンカーに戻そうかと思ったが、今はノーマルが入手しづらいらしい。
国産メーカーと違い何十年たっても純正パーツが供給されたBMWも、いいかげん新旧交代させたいのだろう。
交換してもらっているあいだ、新しい女性スタッフが入れてくれたコーヒーをいただきながら、懐かしい写真に目が留まった。
ガストンがモンゴルに出たときのマシンを囲んで。
2001年あたりか。
同じ仕様の650でBOGTマツモトサンとヨシトモサンも、参戦していたはず。
フラットにこの車両を展示していたので、左端のSSERヤマダサンがガストンを連れてきた(手前に散乱しているのはコマ図?)
ガストンはたしか何日目かにハイスピードでクラッシュ、
腕を骨折してリタイアとなった。
そのときの話しを数年後に本人から直接聞いた
ガストン曰く
「足回りが柔らかくてちょっと本気で走ったらぶっ飛んだ」と、
左右の人差し指を胸の前でくるくる回しながら、自分とバイクが何回転も転がったことを、楽しそうに話していた。
いくらノーマルのF650をモディファイしたdakarでも、
MX世界チャンプからすればただの「市販車」。
もう少し抑えて走ればいいものだが、そこはやはりプロの血が騒いだのか、
本能でアクセルを開けてしまったらしい。
ガストンもフラットのおやじさんも死んでしまったが、
ヤマダサンはたぶん長生きするんだろうナ
新車を買わない私はもらえないが
ヤマダサンかと思った
いかにもチョイワル&ワイルド風なのが、最近の傾向らしい。
BMWも罪作りなことをするものだ。
そしてどこかで見たGSが
すっかりメジャーになったイベント「DOA(ドアオブアドベンチャー)」の
オーガナイザー、Y原さんのこれが有名な「GS伝説その1」
幾多の苦難を乗り越えて(?)、もはやそのボロさ加減に風格も漂わせている。
いわきツーリングでどんな難所も、このデカいGSでヒラヒラと走る姿は、後ろから見ていてホント美しかった。
「たまに乗ると(エンジンが)ボコボコ言うんだよね」と話したら
メカのT君がついでにキャブセッティングもしてくれた。
おやじさん亡きあと工場長として、立派に仕事をこなしている。
実はヤザワファンというのをフェイスブックで知って、驚いたのは去年だったか。
先日も東京ドームに行ってきたと、うれしそうに話していた。
私は1980年ごろで聴くのやめてしまったが、T君はそのあたりからの大ファンらしい。
ハーネスも被覆が破れて、配線がむき出しになってきたので注文した
(消耗部品らしい.....)。
相変わらず金食い虫だが欲しいバイクもないし(新型アフリカは一度は乗ってみたいが)、2台は置けないガレージ環境なのが、物欲オヤヂの歯止めになっている。
整備が終わってお店を出て走り出すと、そこは「夢の春日橋」
シュ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ンと本当に気持ちよく回るOHV。
もう別れようと決めたオンナが、やっぱり別れられないよーな.......
走りながら思わず口づさんだのか懐かしのジョージ
(ロイ・オービソンもディランもユルユルでいい)