R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

お引越し

娘にとって初キャンプになるはずだったDOAは、急な用事で行けなかった。
 
自宅をリフォームすることになったが、工務店さんは10月中旬から12月なら時間が取れるが、それ以降だと来春までいっぱいとのこと。
なので急きょ工事をお願いし、3連休で短期引っ越しするため、DOAには行けなかった。
 
11年前に買った我が家。
築15年4階建ての小さなマンション一棟を買い、1階と2階をリフォーム、
3,4階は賃貸している。
 
元の持ち主は2階を自宅、1階を自身が支部長を務める某宗教団体の、支部として使っていた。
イメージ 3
リフォーム前
バブルの真っ盛り、持ち主は銀行から借金をして敷地内に賃貸マンションを3棟建てたが、バブルがはじけて返済不能に。
返済を迫られた持主から知人を通じて、買わないかと相談があった。
 
私財をなげうって長年宗教団体に貢献してきたのだから、
「困ったときは助けてもらえるのでは?」
と持ち主に聞くと
「私たちの努力が足りなかったんです」って...
 
困った人を救うのが宗教だと思っていたが、現実は違うらしい。
 
何度も通ううちに戸越銀座という町が好きになり、以来11年。
上京して以来、一か所にこれほど長く住んだことはなかった。
 
畳30畳敷きの1F集会場は使い道が無く解体することになったが、仏壇以外の什器備品は置いていく約束なので、こちらで処分しなければならない。
 
本棚には「○○革命」の分厚い本が500冊以上。
持ち主に
「これ持っていかなくていいんですか?」
と聞くと
「家族全員が一冊ずつ持っているから、大丈夫です」って.....
 
新しく出版されるたび信者の家族全員で買っていたら、「隠れたベストセラー」というのもうなずけるが、さすがに処分に困る。
 
大手買取業者に電話すると、
「宗教関係は買わない」
とのこと。
 
他にも粗大ごみの処分と解体にかなりの金がかかる。
 
そこで区の粗大ごみ課に電話してみた。
 
  私   「粗大ごみの回収をお願いします」
 
区の職員 「処分するものは何ですか?」
 
  私   「折り畳みの長テーブルが8と折りたたみ椅子が30、
       事務机が2と畳が30枚と、ふすまにトビラに机に......」
 
区の職員 「ちょ、ちょっと、それは事務所か店舗の処分ですか?
          そういうものは産業廃棄物として処分してください」
 
  私   「実は買った家が宗教団体の事務所で、みんな置いてっちゃったんです
 
区の職員 「ちょっとお待ちください」
 
担当者が上司と話しているのが受話器越しに聞こえる。
少しして
「そういうことなら仕方ありませんね、粗大ゴミのステッカーをコンビニで買って、貼って出してください」という話になった。
 
そのあとが大変、
解体業者の見積もりがゴミの処分だけで100万円以上だったので、いくら安いとはいえゴミステッカーも10万円分以上が必要。
 
近所のコンビニを回っては
「ステッカーあるだけ全部ください」
と買い漁ったので、半径1キロのコンビニから200円と300円のステッカーがすべて無くなった。
 
ボードにクロスを貼ったカベがイヤで、壁と天井の石膏ボードと断熱材をすべて剥がし、コンクリむき出しに自分でペンキを塗って、
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1階スケルトン状態
 
イメージ 2
1階リフォーム後
 
1階はアルゼンチンタ○ゴ教室に賃貸し、自身が生徒1号、
そこで妻と出会い今に至るとは、だれが想像できただろう。
 
新国立競技場の選考委員長の某建築家は、コンクリート打ちっ放しで一躍有名になった御仁だが、彼が設計したビルや住宅に住んだことのある人はみな、
 
「夏暑いし冬寒くて光熱費がハンパない」
 
「窓も壁も結露してカビだらけ」
と口をそろえる。
 
建築家曰く
「住宅と戦ってください」 って、住まいとはそういうものじゃないだろう。
 
 「冬寒く夏暑い家」は11年目を迎えた今も健在。
 
冬は毎朝、単層ガラスの窓が結露して、床までびっしょり濡れている
家具の後ろにカビも生えまくる。
 
塗装屋のワダケンに防カビ塗装をしてもらうも、数年でまた再発。
 
最近は古いマンションのリノベーションが流行りだが、ちゃんとした外断熱などがされていない古い建物を、コンクリむき出しにしてカッコつけても、本当に寒いし暑いしで住みにくいったらない。
 
1階を無駄に広い事務所、2階を1LDKに改装して住んでいたが、子供が生まれて以来、妻と娘は寝室に寝て、私はガランと広いリビングに布団を敷いて寝ている。
来年は小学生になる娘にも、そろそろ子供部屋が必要。
なのでここ2年ほど引っ越し先を探していたが、アベノミクスなのかオリンピックバブルなのか土地が高騰で買えない。
 
妻の実家がある自由が丘は、2年前は駅徒歩5分の土地が一坪250万円だったが、今は坪400万円で売れるという
30坪で1億2000万円!
売れっ子俳優やお笑い芸人、ITベンチャー社長などが豪邸を建てているが、庶民にはとても住めない。
 
私の実家の長野なら250万もあれば100坪以上の土地が買えるが、過疎化が進んでバスもなくなり、クルマが無いと生きていけない。
 
上がったものは下がるのが世の常なので、オリンピックバブルがはじけるという5年後まで買うのはあきらめて、事務所をLDKに改装、1,2Fメゾネットとして住むことにした。
 
東急電鉄の高架下を利用したトランクルームが近所にできたというので、すぐ見に行って一番広い3畳タイプを借りた。
3連休は断捨利を兼ねてひたすら片付け
月曜はワダケンにハイエースを出してもらい、トランクルームへソファや家財を詰め込んだ(ワダケン、ありがとね)
 
我が家の3階ワンルームを借りていながら、近所に住む彼女のマンションに同居しているSさんに、事情を話して引っ越してもらい、そこを事務所にしようと思っていたが、妻曰く
「せっかくもらえている家賃がもったいない」。
 
たしかになにもしないで家賃がもらえるというのは、本当にありがたい。
2階のキッチンは1階に移動するので、その4畳半ほどのスペースを事務所にすることになった。
とりあえずは携帯電話とパソコン、コピー機があれば仕事はできるし、日中は私だけなので来客があったら、今までと同じく1階のリビングで接客すればいい。
 
一週間ずっと片付けと荷物運びをしていたので筋肉痛。
3連休初日に首を寝違えたが、今まで経験したことのないくらいの痛さで眠れない。
「ひょっとして脳梗塞?」とか
「以前、自転車で転んだ時の後遺症??」
などなど考え出すとますます眠れない。
 
眠っている妻を起こして「痛み止めちょうだい」ともらった薬を飲むが、まるで効かない。
翌朝、妻から
「ごめん、あれ抗生物質だった」って........
 
本物の痛み止めを飲み、月曜にパパイヤ先生に治療してもらい、なんとか痛みは収まったが、気持ちは若いつもりでも50を過ぎて、確実にカラダは衰えていることを痛感した。
 
Y原さん、スタッフのみなさん、DOAドタキャンしてすみません。
次回はマザー牧場でしょうか。
エントラントで行くかスタッフかわかりませんが、今度こそ娘にキャンプを楽しませてやれればと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。