R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

この御仁も熱い

 
タチバナ邸に自転車で行った帰り、
そろそろあったかパンツは入荷していないかと思い
 
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「道楽おやぢ予備軍」のこの御仁のお店へお邪魔した。
 
最近のアシはこのトライアンフとのこと。
100RSはそろそろオーバーホールが必要らしく(もうじき30万kmとか)
神田川の巨人、よこっつの手が空くのを待っていた。(いそがしいのね)
 
100RS同様、毎週末早朝のツーリングで(本人いわく「自社製品のテスト」だそうだが)、ロードバイクで林道も走ってしまうS店主。
 
けものみちに丸太があったので乗り越えようとしたら、バイクの腹がつかえて立ち往生しちゃって。ヤジロベエ状態で1時間くらい、誰も来ない山の中で格闘してた」
とか。
 
これから寒くなり雪でも降れば、よほどのスキモノ以外だれも林道を通らない。
そんなときでも「嬉々として」ソロで入っていく店主、
 
万が一ガケ落ちしたら、春まで見つからないこともある。
捜索も大変だし、なにより店や会社のこともある。
デザイナー兼社長のアパレルメーカーは、社長がいなくなったらつぶれるのを、ご自身もたくさん見てきたと思うので、くれぐれもルートと行き先だけは、告知してから行ってください。
 
そして肝心のあったかパンツ
 
できればサイズ44が欲しいのだが、今年は作らないとか。
ちょっと太めの女性ライダーでは42は履けないだろうし、小柄な男性なら46では大きい。
需要はあるように思うのだが
「ん、うちのお客さんはメタボのおやぢが多いから、50,52が売れ筋なんだよね」
って。
たしかにマックス愛好家のあの人やこの人も、みんな金持ちの美食家ゆえ、立派なメタボおやぢ。
 
「あれ、うちから(入荷した)連絡行ってない?」
 
そういわれても私ごとき年に1本、パンツを買うかどうかの「薄い客」には、連絡なんぞもらえない。
冬物は通常なら10月には入荷するものだが、
「冬物は冬に入荷する」
がモットー?のこの店なので、すっかり油断していた。
 
すでに入荷していたらしく、私が欲しかったブラックの46は売切れ.....。
他のお店にあるか探してくれるとのことで、オレンジを試着してみる。
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私の場合、バイク用ではなく普段履きがメイン。
仕事中もずっと履いているので、あまり派手な色は履けないが、このオレンジはいい。
 
昔なら「悩んだら全色買う」がモットーだったがので、このころマックスと出会っていたら家中がマックスであふれ、「上得意客」になっていたはず。
 
それが子供が生まれてから人生観が一変。
自分のものより子供のものを買いたくて仕方ないが、倹約家の妻
「どうせ大きくなって着られなくなるから」
と、ユニクロアカチャンホンポ専門に(たまに近所の古着屋もあり)。
 
昔の不動産屋は上司や社長から
「お金は遣わないと入ってこない」
と教えられた。
見栄を張って海外ブランドのスーツや外車を買ったり、ヘネシー1本10万円の六本木や銀座の高級クラブの常連になることが、かっこいいと思っていたバカな時代。
 
入った金より出ていくほうが多かったが、最近やっと
「おカネは使うと無くなる」
ことを知った.......。
 
とくに今は自宅の大規模リフォーム中なので、節約中。
本当はパンツなんて買っている場合ではないのだが、今持っているあったかパンツ2本では、今年も寒いであろう冬を乗り越えるのは、まさにヘビーローテンション。
ボロボロになる前にもう1本は必要経費かと(経費計上はできないけど)。
 
妻にもご機嫌伺いに1本買ってやりたいが、電車通勤ではたぶん暑すぎて、かえって気持ち悪くなる(実際にマックスの赤いジャケット着て、あったかパンツ履いて電車に乗ったら、汗ダラダラで気持ち悪くなった)。
 
女性店長が電話で各店に探してくれているあいだ、店内を見て歩く
 
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いい感じにヤレた革ジャンを発見。
 
S店主いわく
「ダメージ加工が失敗して売り物にならない」そう。
サンプルを見せてもらったが、縫製や加工など私にはどこがダメなのか、よくわからない。
定価は13万だが今なら
「ん、4万円でもってけドロボー」って。
 
レディスは3万6千円なので、マニアの御仁は奥様とペアでぜひ。
 
ちょうど店主と仲のいいお客さんのために、取り置きしていた46のブラックがあったので、そちらを廻していただくことに。
 
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ブラックはツーリングしていると、太もも部分が日に焼けて色あせるので、もともと生産数が少ないらしい。
 
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裏地もこの通り「いろいろ」サンドされていて、とにかくあたたかい。
 
先日のいわき行
上半身はヒットエアーの下に、マックスのインナージャケットを着て行ったが、マックスの防寒ジャケットに慣れたカラダには、袖も前身頃もなんとなくうすら寒く、首回りが一番寒かった。
帰りは予備で持参したナイロンジャンパーを着込んだほどだが、下半身はこのあったかパンツだけで「ぬくぬく」。
 
一緒に行ったS師匠やケンヂ君は、BMW純正パンツや防寒パンツを履いていたが、ダボっとしたあの感じはみんな不満とか。
 
このあったかパンツを見た二人が
「細身なのがいいね」
と感心していた。
 
できればヒットエアーのエアバッグジャケットと、マックスがコラボしてくれないかと密かに熱望しているが、
「ん、あの装備を付けるとデザインが崩れる」とか。
 
たしかに衝突したときエアバッグが開くためには、マックスが得意とする細身のジャケットや、バイクウエアではあり得なかったウール素材は使えないだろう。
 
まだマックスができたばかりの頃、
S師匠と友人でバイクジャーナリストのM井さんがお店に行ったとき、お二人とも185cmのジャイアンで、ジャケットなど着られるサイズが無かったとか。
今はサイズも豊富なので、ぜひ一度行ってみて欲しい。
 
これだけホメてももちろんノーギャラだが、いいことしか書かない雑誌の広告や記事と違い、ちゃんとカネ払って買ったユーザーの言葉ほど、重いものは無いはず。
 
寒風吹きすさぶ長野の冬も、上はドカジャン(首には手ぬぐい)、
下は作業ズボンにラクダの股引きだけで、寒そうにカブに乗っていた父親に、マックスのジャケットとパンツをプレゼントしたかった。
 
 
 追記
昨日書いたタチバナさんのブログを読んだご本人から、メールをいただいたので添付いたしました。
 
メカオンチの私の説明に合点がいかなかった方は、ぜひご一読ください。