年末にタチバナサンのガレージにお邪魔した
あいかわらずここだけ1950年代の香りが.....
と、またなにかやっている
1950年代のマシンを現代のロードレースで酷使しまくっているので、フレームもだいぶ「ヤレて」きているらしく、ところどころ補強されている。
今回は
リアのスイングアームにプレートを溶接し、足回りの補強中
補強すれば強度は上がるだろうが、そのぶんほかの場所にストレスがかかるし、安定するぶんスピードも上がり、さらに補強が必要になり「いたちごっこ」だが、
それにしても本当にいろいろ考えるものだ。
菅原爺と同じ世代のタチバナサン。
お二人とも「無ければ作る」をモットーに、生きてきた世代。
もう一台、スペアがあればいいのだが、なにせ60年以上前のバイク。
そう簡単に見るかるものでもないらしいが、タチバナサン曰く
「イギリスのバックヤードビルダーが、これと同じ復刻版を作って売っている」らしい。
コンプリートマシンで600万以上するらしいが、それを買って国内のレースに出ているお大尽もいるとか。
「ライダーが遅いから結局ウチが勝っちゃうんだけど」って。
でもこのままレースを続けていたら、いつか「廃品」になる日も来るだろう。
子のガレージにあるマシンを何台か売って、それを買えばと思うのだが、
「だってみんなオレの子供みたいなもんだから」
手放せないらしい。
御仁の苦悩はまだまだ続きそうだ。
私のGSを見たS店主
写真だと分からないが、サイドスタンドのゴムがヘタっていて、フレームに直接あたっていたのを、直してくれた。
ラジエータもかなり変な角度に曲がっている
私はあまり気にならないが、S店主はこういうのが許せないらしい
(とりあえずオイルが冷えてればいいかと....)
以前、菅原爺のGSで帰省したとき、高速でパニアを落として大破。
まるてんさんから余っていたパニアをいただいたが、もらったとき入っていたクラックが広がり、パニアが閉まらない状態になっていた。
そんなことをS店主に話すと
「ん、余ってるのあるよ」って、使ってないパニアをいただいた。
なにかお礼をと思い、ちょうど家のリフォームの片付けでいろいろ出てきたので、
まるでごみの山
こんななかから出てきたものは
ガエルネSG10
2007年のファラオで履いたもの
マックス主催のモンゴルやカンボジアツーリングには、オフ初心者も多く参加するらしいが、オフブーツを持っていない人が多いらしいので、使ってもらえれば。
ヘビーチューブももう使わないか
モチュールのオイルも
これからはディーラーでやってもらうので
昔買ったきり使わなかったナイトラン用のヘルメットに付けるライト
(バッテリーが重いので使えないかも)
スタンドにガードにシグボトルなどなど
07ファラオで着たブラジルのASWのメッシュジャケット
たぶんもう着ることはないだろうが、誰かが着てくれれば。
もしまた着る機会があれば、そのときはファーストレーシングかな。
洗車機も。
汚れたバイクを洗うこともないし、ふだん使おうにもエンジン洗車機は音がうるさくて、近所迷惑なので、ケルヒャーを買う予定。
ジェリ缶ももう使わないだろう。
あとはこんなものも
スケルトンからリフォームした家はコンクリむき出しで、「冬寒く夏暑い家」
窓は結露しまくりカビもひどかったので、加湿器は不要だった。
今回フルリフォームして断熱住宅になったが、やっぱり加湿器は使わないだろう。
これらをクルマに積んでマックスに届けた。
(誰ももらい手がいなかったらお手数ですが処分してください)
今回マックスでいいなと思ったもの
右がフィルソンのマッキーノクルーザー
左はマックス製ジャケット
定番らしいが本当によくできている。
フィルソンはアメカジ小僧だった高校生のとき、バイトで買った。
今思えばただの毛布みたいなものだが、これを着て極寒の長野でバイクに乗っていた。
防風性はほぼゼロ。
若さだけで乗っていたよーな。
マックス製は防風性にも優れている
インナーも防風フィルムをサンドして、かつ生地も倍以上の厚さ。
フィルソンも5万くらいするはずだが、マックス製は4万円台。
これはお買い得だろう。
ダウンもよくできている。
インナーには同じく防風素材をサンド。
これからもっと寒くなってくれれば絶対重宝するはず。
これもいい。
どれも欲しくなる一着だが、バイク用ではなく普段着として着るのでは、電車に乗ると暑さで気持ち悪くなる。
S店主のもう一つの趣味がシート張り
10台以上作ったというが
「ミシンで縫えないものはない」と豪語する店主の、技が光る逸品。
「シート張替えも請け負えば?」
と聞いたら
「めんどくさいからやらない」って。
あくまで高機能&ファッショナブルウェアで勝負のお店なのだった。