所用でタチバナさんのガレージにお邪魔した
トライトン(これはお父さん号)の整備中。
このあいだまで悪戦苦闘していたBSAはやっと組上がったらしい。
先日伺ったときは
バラバラにしてフレーム補強の溶接中
ヘッドパイプもがっちり補強
スイングアームの下も(みる人が見ればなにをしているか、お分かりいただけるかと)
こんなにツギハギして大丈夫か?と思うほど。
ご本人も
「秤(はかり)で目方を図りながら、なるべく軽くしている」
とはおっしゃるが。
「フレーム修正機も買っちゃったよ」
って、このうれしそうな顔。
この人はほんとうに機械いじりが好きなんだなぁ。
そしてやっと組み上がり、自分のトライトンに取り掛かったところ。
これからまたバラバラにして、あーして、こーしてと、「至福の時間」が待っている。
「スガワラさんはホントにすごいね」
とタチバナサンはおっしゃるが、じ~じと同年齢でロードレースに参戦、
それも参加するだけで満足のサンデーレーサーと違い、
「レースは勝たなきゃ意味がない」
と言い切る御仁もすごいと思う。
(じ~じが革ツナギ着てサーキットを走る姿は、想像できないし...)
「がんばってください」とガレージを後にして、向かった先は
マックスフリッツ
先日、自宅の軒下にバイクを停める際、バランスを崩してコンクリートの花壇の角で、シートが破れてしまった。
Sオーナーに別注でシートを作ってもらおうと思ったが、手もちの革を貼って補修していただいた。
ホント、なんでもできるね、この人も(ありがとうございます)
スタッフのKさんとか誰かにシート張りを仕込んで、ノグチシートならぬオリジナルシートを始めれば、意外と需要はあるように思うのだが、
「ん、本業の洋服屋で手いっぱい」
副業に手を出さないのは立派のひとこと
(でもマックスフリッツ製のシート、欲しい気もする)
R100RSがやってきたと思ったら、あれ?エンジンが違う。
K100だった。
これはSさんが作ったもの
「ん、ハンドルグリップまで隠れるカウルが欲しかったから」
だそう。
たしかに冬は無敵だろう。
K100でもなくR100でもなく、「KR100RS」って......。
「ん、四角いマフラーはキライ」
というSさんのこだわりで、ステンチューンに換えている。
(音は断然こっちがいい)
私も最近のバイクのマフラーがみんな四角いのが気に入らない。
排ガスなどで仕方ないかもしれないが、「マフラーは○」で育った世代には抵抗がある。
こちらがKR100RS
そしてこちらが元祖R100RS
Rのほうがタンクが小さいが、KRもカウル内にうまく収まっている。
ホントに「変態」、もといマニアな御仁である。
帰りはひさびさにいつもの中華屋さんへ
ボリューム満点のエビチリ定食
エビはご主人が築地で仕入れた芝エビを使っている。
以前、事務所が近くにあったときは、昼は毎日ここで食べていたが、今は月に一度しか来れない。
それでもマスターご夫婦はあたたかく迎えてくれ、食事は10分で済んだが、娘のことなど話題が尽きず、1時間半も話し込んでしまった。
フラットが1月末で閉店すると、昨日のフェイスブックで告知していた。
今朝から数人から電話で
「どうなってるの?」
と聞いてきたが、私が知るわけないでしょ。
つい先日もハーネスの修理と点検で行ったばかりだし。
工場長だったT君に
「大丈夫? 店探しで困ってるなら協力するよ」
とメールすると
「ありがとうございます。目星はつきそうなので、また連絡します」
って。
1月末の閉店を2月になって告知するのも妙な話だが、行ってみたら店がつぶれていて、自分のバイクやクルマが売り飛ばされていた、なんて話もよくあるなかで、告知しただけまだマシか。
なにがあったか知らないけれど、マイスターと呼ばれたおやじさんの店がなくなるのは、正直さびしい。