R1250GS カフェしなの

R1250GS、事故で廃車から買い替えました

柳沢大明神の祟り

ウィンカー不良かと思いフラットに持ち込んだGSだったが、メカのT君がテスターを手に原因を探るも、どこかでショートしているらしいが、なかなかわからない。

工場のカベにはおやっさんの遺影が笑っている。

このところ新型アフリカツインにすっかり心を奪われていた私なので
「ひょっとして柳沢大明神の祟りか?」
なんて思ってしまったが、どうやら15年目のハーネスが不調の原因らしい。

新型アフリカに買い替えようかと、私にしては珍しく真剣に悩んでいたのだが、いづれGSを手放すにしても、ちゃんと直しておかなければと思い、亀裂の入ったシャフトブーツと一緒に交換をお願いした。

私のGSは89年式で、本来はカウルとガードのついた後期型だったが、ダートで前転しフロント周りが大破したため、よくある100GSのお面に付け替えた。

ハーネスもメーター回りも100とは違うので、ハーネスやメーター回りの配線など、おやっさんが改造手術してくれた。


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ディーラーの看板を下ろしたお店は、一見するとなんのビルかわからない。

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待っているあいだ、置いてあるバイク雑誌をパラパラ見ていると
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ビッグマシンに早くもアフリカ特集

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おー カツラ、もといカシワさんのインプレが
重いヤマハのXTZでもダカールを走った、「走るコメディアン」カシワさんなら信用できる。

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ふむふむ、やっぱりDCTがいいのか。

ダカールラリーで450ccの排気量規制が解除されれば、イタリアのボワノーさんらアフリカツイン好きのすご腕マニアたちが、大挙して参戦するのではないだろうか。
(FIM以外のラリーならレギュレーションは関係ないか)

この1か月くらいアフリカツインで盛り上がっていたら、少し気持ちが冷めてきたのも事実。
毎日見ていたyou-tubeも、開くと全部アフリカツインの動画だったり.........。

今年だけで1000台も売れれば、なかには勘違いして飛びついた人もたくさんいるはず。
来年あたりダート未走行&パニアケースなどフル装備の「上玉」が、中古市場に出てくるのを期待している
(「やっぱり旧車のGSがいい」なんて奇特な人が、アフリカと交換してくれないかなぁ)。

ハーネスはバイク全体に電気を送る「血管」みたいなもの。
御年29歳のGSは人間ならもう150歳くらいで、とっくに死んでいる。
心臓部のエンジンは数年前に、ショッカーならぬ柳沢大明神に改造手術を施され、生まれ変わり、足回りもFカートリッジサス、リアはホワイトパワーと進化を遂げたが、電気を送る血管は老化でところどころ詰まったり、ボロボロになっていたり。

ハーネスを換えたおかげで、ライトも明るくなり、エンジンもすこぶる調子が良くなった。

だが修理から戻ってきたGSを見た娘がひとこと。

「ぱぱのばいく、ぜんぜんのってないのに,、しゅうりばっかりしているね」って.....

朝、娘を保育園に送ってから、昼間乗っているんだけどねぇ。
子供の目にはいつも壊れているように映るのか。

アフリカのいい出物が出るまではGSに乗って、じっくり動静を眺めようかと今は思っている。
来年2型が発売されるなら、それを待ってもいいかなと....。


ハルキさんのビッグタンクマガジンのフェイスブックに、こんな記事が載っていた
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海外のパーツメーカーが、歴代のカラーリングを施したアフリカを発売するらしい。

ロスマンズカラーのNXRレプリカもあるらしいが、この時代のパリダカを生で見たことが無い私にノスタルジーは無い。
むしろ自分が乗っていた初期型の、このトリコロールのマシンのほうが懐かしい。

今年アフリカツインの発売が決まったとき、
「こんなトリコが出たら欲しい」
なんて思っていたが、実際にこのカラーリングを纏った新アフリカを見ると、何か違う気がしてしまった。

むしろヨーロッパ仕様なのかブラックのアフリカが、ふだんは仕事のアシとして街乗りメインの自分には、目立たなくていい。

かわいいトリコロールは30代のころだったら、たぶん迷わず買っただろうが、50過ぎのおじさんが街中で乗るのには、ちょっと恥ずかしい。

「来年あたりブラックも国内販売してくれないかなぁ」
なんて密かに願っているが、そんな不埒な気持でGSに乗っていると、柳沢大明神の祟りでいつか事故るだろう。
とりあえず今は「GS命(いのち)」なので、安らかに眠ってくださいね おやっさん