このブログでも何度か登場した、「元祖道楽おやぢ」シーナ先生が亡くなった。
咽頭がんで享年60歳はあまりに早い。
私が通う歯医者のまみ先生が、たまたまシーナ先生の大学の後輩で、治療に行くたびに「今日のシーナ情報」を話しては、盛り上がっていた。
そんなまみ先生から電話があり、シーナ先生の訃報を知った。
故人の希望で仰々しい葬儀は行わず、身内だけの密葬らしいので、大学や医者仲間はお花を贈るとのこと。
「sinaさんはスガワラさんも知り合いだから、そちらでもなにか情報があるのでは?」
と言われたので、じ~じに電話してみた。
「実はね、シーナ先生が亡くなったんだよ」
じ~じから先に言われ、私もさっき聞いた話をすると、
「シーナ先生の奥さんからも連絡が欲しいって言われて電話したんだよ」って。
「菅原さんのような生き方がしたい」
生前からシーナ先生は奥さんに話していたそうで、葬式をあげないこともじ~じが常々言っている
「オレが死んだら葬式なんてやらないで、骨は海に流してくれればいい」
を見習ったのかもしれない。
2月にじ~じに会ったとき、
「シーナ先生のところに歯の治療に行ったら、首のところが大きく腫れていて、なにしゃべってるのか、よく聞き取れなかったんだよ」
と言っていた。
すでにこの時点でかなり悪化していたのだろうが、数日前も治療の予約で話したところ、受付の女性から
「先生は自宅で療養されています」
と言われたそう。
そして3月26日、あっというまに亡くなってしまった。
まみ先生からは
「シーナ先生の医者仲間も心配して一緒に病院に行ったら、手術すれば助かるかもしれないと言われたらしいけど、{手術はしたくない}と言ってたみたい」とか。
「シーナ先生らしいわね」
とも言っていたが、私も含めてたぶん誰もがそう思うだろう。
医者一家の三男に生まれたが
「兄貴たちは医者になれたけど、オレだけ出来が悪かったから歯医者になったんだよ」
まみ先生曰く
「今と違って昔の歯医者さんはそれは儲かったから、シーナ先生も道楽の限りを尽くしていたらしい」って。
クルマもバイクもアソビも、フツーの人の何倍(何十倍?)も楽しんで。
そんなダンディな元祖道楽おやぢ、シーナ先生のことだから、手術してまで長生きしたくなかったのかもしれないが、それにしても早すぎる。
私もあと6年で60歳だが、娘はまだ12歳。
どんなに悪あがきしてもまだ生きていたい。
シーナ先生も
「何台あるのか分からない」
なんて言ってただけど、SSERヤマダサンの松山にも、たくさんいってるはず。
いっそ「シーナミュージアム」でも作ればと思いますが?ヤマダサン
とりあえずご冥福をお祈りいたします。