水曜日、横浜にバイクで行った帰り、雪が谷大塚の銀行に寄るために一瞬エンジンを切り、用事を済ませてセルを回したら、「カ、カ、カ.....」って。
先日フラットでバッテリーを交換した際、インジケーターのバッテリーランプが点かず、メカのT君から
「そろそろ発電系、やったほうがいいですね」
と言われていたが、こんなに早く壊れるとは..........
フラットT君に電話したら引き取りに来てくれた。
なんとかキックで始動させようとするT君
やっぱりかからず、トランポでフラットへ
ついでにたタンクの再塗装もお願いしようと思ったが、以前のディーラーと違い代車が無い。
そこで乗らないバイクをたくさん持っているはずのじ~じに、先日のブログでSOSしたところ、木曜日、アルゼンチンから帰国してすぐ電話をいただいた。
「バイクあるから取りにおいで」
そういわれて金曜朝、自宅から歩いて20分のご自宅へ伺った。
地球の裏側から帰って来たので時差ボケのはずだが、
「ふだんからボケてるから、ボケボケでちょうどいいよ」
って。
老人ボケ+時差ボケ=プラスマイナスゼロってことかな。
そしてお借りしたバイクがこれ「F650GS」
1200GSを手放したのは知っていたが、いつのまにこんなのを買っていたのか。
さては原サイクルの原さんにおだてられたか?
「車検も取ったばかりだから」
って2年で1500kmも乗ってない。
自宅ガレージにはKTM250EXCと、義理の息子のKちゃんのXR230がある。
KTMはTBIや北海道4デイズ用なので、230でも借りられたらと思っていたが、
「1200も重かったけど650でも重いから、ふだんは230がちょうどいい」
とか。
「ずっと乗ってていいよ」
ってありがたいお言葉もいただいたが、万が一なにかあっては大変なので、保管にも人一倍気を使う。
でもこれで週末のモータースポーツフェスに、娘とタンデムで行けるのはありがたい。
この650にもラリースト、じ~じならではのこだわりが。
エンジンのアース
長期間乗らないことが多いバイクは、こうしておけば放電が防げる
タンク上部にはちゃんと張り紙が。
乗ったあとはアースを切るようにって。
「14L 残4L」はタンク容量
ラリーストにとってガス欠は命に係わる。
リアスイングアームに「2.5」
フロントフォークには「2.2」と空気圧もペイントされている
寝すぎるサイドスタンドには「ゲタ」をかましている。
チビッコ仕様のローシートで足つき性も抜群。
このあと娘を乗せて駐輪場の出入りも。両足べったりで立ちゴケの心配が無かった。
リアの純正トップケースのなかにも、レザーマンツールや、ニッパー、タイラップなど緊急時のツールが。
そして翌土曜日。
午前中は小学校だったので、お昼を食べてお台場へ出発。
上機嫌で出発
近所の公園を通ったところで
「パパとめて~」って。
見ると保育園で仲良しだったあゆみちゃんが、公園で遊んでいた。
別々の小学校になってしまったのが、まさかの再会に二人とも大興奮
ここで1時間ほどスタックすることに。
気を取り直して出発したのは3時。
五反田から品川駅を抜け、芝浦からレインボーブリッジ下の一般道を走ってお台場へ。
約30分ほどの道のりだが、娘とのタンデムは本当に緊張する。
運転に不慣れなサンデードライバーや、道を知らない県外ナンバーも多く、春なので陽気に浮かれた人もいるかもしれない。
こちらがいくら安全運転でも、横や後ろ、前から突っ込まれたのでは、たまったものではない。
タンデムベルトをしているので、ヒットエアーのエアバッグジャケットは使えない。
もう少し大きくなってタンデムベルトが不要になって、それでもまだパパとバイクに乗ってくるなら、娘用にヒットエアーのベストを買ってやりたいが、乗って5分で夢のなかの彼女には、まだまだタンデムベルトは手放せない。
限定解除の一発試験くらいの模範的な安全運転で、前後左右に気を配りながら、お台場に到着したのは3時半過ぎだった。
いつものようにレンジャーは入口の一番目立つところに。
そうでなくても背の高いレンジャーは、遠くからでも目立つので探す手間が省けていい。
ちょうど午後のデモンストレーション前で、じ~じとテルちゃんを発見。
時差ボケ老人も思いのほか元気そうで安心した。
このあと「マグロの解体ショー」ならぬ、「レンジャーの解体ショー」が始まった。
メカのタカハシ君らが手際よくレンジャーのキャビンとコクピットをバラバラにして、また組み立てる。
大勢のギャラリーも集まって、かなりの人だかりになっていた。
勝手にテントにお邪魔して、セブンイレブンで買ってきたドーナツを、ばくばく。
それ、みんなへのおみやげなんだけどねぇ.....
じ~じとテルちゃんのフィギュアや歴代のトロフィー、レンジャーのミニチュアなどが展示されている。
日産GTRやトヨタレクサス、ホンダNXRなどのレーシングカーが、ドリフト合戦を繰り広げている。
ものすごい爆音だが意外に好きらしく、他のテントも見ようと誘っても
「いや!」
って......。
空いている穴から顔を出す記念撮影も、小さくて届かず。
と、日野のスタッフさんが踏み台を載せてくれて、ハイ、チーズ
ありがとうございます。
手を握り
「今度いっしょにお風呂にはいろう」
と口説くじ~じ(実話です)
76歳と6歳
歳の差70歳はさすがにねぇ......
じ~じとテルちゃんのところには、サインや記念写真を撮りたい人が、ひっきりなしに来るので、お邪魔してはとそろそろ退散することに。
せっかくお台場に行くのだからと、サンダルと半ズボンも持参したので
「きもちいい~」って大喜び。
着替えもあるので泳いでも大丈夫だが、さすがにまだ水は冷たい。
むかし埋め立て地だったころ、毎晩ここでウィンドサーフィンの練習をしていた。
水が濁っているので落ちるとTシャツが茶色に....
上達するにはもってこいだったが、それがこんなきれいな砂浜に変わるとは。
すっかり観光名所になったお台場には、国内外の観光客もたくさん来ていた。
さすがに海水浴には水が汚いが、自宅から8.5kmなので次回は自転車二人乗りで来てみようか。
日も暮れてきたので
「そろそろ帰ろうか」
と言っても
「まだあそぶ~」
って。
でも一日はしゃぎまわったので、かなりヘロヘロのはず。
無理やり着替えさせてバイクに乗せる。
狭い駐輪場も両足ベッタリで軽い650は楽チンなのがいい。
エンジンも開ければしっかりついてくるし、都内のアシにはもってこいの一台、
レインボーブリッジを渡りながら、眼下の海を見て興奮していた娘だが、いつのまにか静かに。
見るとすっかり爆睡していて、タンデムベルトをきつくしていても、右に左にぐらんぐらんアタマが揺れて、追い越していく車から
「子供が寝てるよ~」って指を差して教えてくれる。
ベルトが外れる心配はないが、ヘルメットが脱げるのでは?と気が気でない。
なんとか帰宅。
娘はそのままバタンキュー、
かと思ったら
「このままこうえんにいく~」って。
公園に行くと今度はまた別の小学校に行った、あやねちゃんとはなちゃんを発見。
「きゃ~~○△×/・・・・・・」
と大興奮の三人。
その後、他の男の子たちも加わって、みんなで食事をして帰宅したのは9時前。
お風呂にはいって二人とも、秒殺でバタンキューしたのであった.....。
さきほど恵比寿に行った帰りJRMに立ち寄ったら、I女史が
「日曜は強風で午後から中止になりました」って。
レインボーブリッジが通行止めになったかは知らないが、各ブースのテントも飛ばされてしまうだろう。
じ~じ、みなさんおつかれさまでした。
来年も娘が付き合ってくれたら、お邪魔したいと思います。