ちょっと前だが娘が小学生になった。
地元の小学校は保育園と同じく、自宅から徒歩5分と近いのがありがたい。
まさか54歳になって娘の入学式に出るとは
新一年生は70人で2クラス
もう一人増えたら3クラスだったらしい。
日の丸が掲揚され、全員で君が代を斉唱し、すがすがしい気持ちで入学式に臨む。
こんな日本人なら当たり前のことを邪魔するために、通学路に隠れて父兄たちにビラを配る、非国民たちがいたのが悲しい。
どの組になるかは当日までわからなかったが、娘は1組。
同じ保育園から入学した9人のうち、なんと7人が同じクラス。
担任の先生は若い女性。
優しそうな先生でホッとした。
父兄を見渡すとアタマのさみしくなったお父さんもいるが、やはり私が一番年長か。
教科書や防犯ベルなどいろいろもらい、新品のランドセルは一気に重たくなった。
同じ保育園出身の子たちと記念撮影。
待機児童や保育園建設反対など、子育てを取り巻く環境は悪くなるばかりだが、この子たちは将来の日本を背負う「金の卵」。
保育園が足りなければ小学校には、少子化で空いている教室が余っているし、共働きが増えて定員割れの幼稚園も多いという。
千葉の保育園反対はあんな狭い道路の住宅街に、建設許可を出した行政も悪い。
我が家も娘が0歳のとき区立の保育園に入れず、1歳まで民間の保育施設で預かってもらった。
条件を聞くと「避難口が2か所必要で、給食を作れる炊事室があること」など、都心で既存の建物ではかなり難しい条件を、行政から付けられていて、これではまるで保育所を増やすなと言っているようなものだった。
なんとか場所が見つかっても、重労働のわりに給料が安く、先生が集まらないという。
結果、無理な勤務シフトになり辞めていく人が多い悪循環に陥る.....。
国は先生たちの待遇改善と、小学校の空き教室を保育園にし、子供が二人いる家庭は減税、3人は無税にする。会社も育児休暇を義務として認めるなど抜本的な改革をしないと、本当に子供を作らなくなるのではないか........。
これからの小学校生活を楽しみにしている子供たちを見ながら、将来この子たちが背負わされる重荷を思うと、日本が心配になる父なのであった。